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§時の彼方に眠る夢:第4話§

ミドルフェイズ03

著:笹本ユーリ

■■ミドルフェイズ03■■

【GM】 では3日目の朝ね。何かする人?
【リット】 朝になったんやろ? 起きる。まず羽根の手入れを。おしゃれな年頃やから。
【シヴァ】 (冷たく)ふうん。
【リット】 で、顔洗う。歯を磨く。
【GM】 はいはい、どうぞ。
【リット】 ・・・何も事件起こらんの?(笑)
【GM】 こんな場面で起こるかよ(笑)。
【フィーヌ】 「俺もついにヒゲが!」とか(笑)。
【GM】 じゃあ声変わりしてたとか(笑)。
【リット】 一晩で?! 早!!
【シヴァ】 シヴァはインドラの宿に行ってみようと思ってるから。
【ルーア】 私はコトちゃんち行ってみようかな。
【GM】 じゃあまずシヴァの方から処理するね。キミがインドラの宿に行くと、宿の親父が、「昨日夜遅く帰ってきて、またすぐに出かけてしまったんだ。君のこと伝えたら、手紙を置いて行ったよ」って言う。
【シヴァ】 何て書いてある?
【GM】 「今はやるべきことがあって会えないが、もうすぐかたがつくと思う。そうしたら一杯やりたいもんだな」ってさ。
【フィーヌ】 会う気ないんや、今は。
【シヴァ】 何をやってるか気になるけどな。
【リット】 本は返してくれたん?
【GM】 全く。本については何も触れられてない。
【リット】 くあ〜(笑)。
【シヴァ】 まぁ、とりあえずインドラが無事やってことは分かったからちょっと安心してるで。さぁ、どうしよっかな。とりあえずインドラの用事が片付くまでは会えなさそうだし、ま、何かあったら連絡してくるだろう・・・と思って、何しよっかなぁ。
【リット】 強い奴を探しに行くんだ(笑)。
【シヴァ】 ええ?
【リット】 強い奴を求めて、広場の真ん中で力比べをするとかさ(笑)。
【フィーヌ】 そんなんするんやったら私、隣で賭けを始めるで?(笑)
【シヴァ】 いやいや、神殿に帰って奉仕活動を行うわ。
【一同】 偉ッ!!
【シヴァ】 ちゃんと世話になってるからな。
【ルーア】 あたしも何かやったほうがいいんやろか?
【フィーヌ】 シヴァさ、そんなんしかすることないなら変わりにエイク探しといて(笑)。
【シヴァ】 は?!!
【リット】 (爆笑)。
【シヴァ】 はぁ・・・まぁ、見かけたら声をかけておくけど(笑)。
【フィーヌ】 よろしく〜、あはは(笑)。
【リット】 俺はどうしようかな。今日もまた水竜探そうかな。
【フィーヌ】 地面を掘ってみるとかな。
【リット】 地面を掘ってみる。
【GM】 怒られるで。道路交通局の人に。
【フィーヌ】 そんな激しく掘るんや(笑)。
【リット】 そりゃしゃあない、水竜やから。道路一本なくなると思ってくれ(笑)。で、水竜おらへんの?
【GM】 おりませんな。
【リット】 いないのか。困ったぞ。伝説の水竜やろ?
【フィーヌ】 あんたが伝説になったらいいやん。
【リット】 俺が伝説に?
【シヴァ】 なるんか?(笑)
【リット】 じゃあ作家の所へ行く。「俺の本を書け!!」(一同爆笑)
【GM】 なんじゃそりゃあ?!
【リット】 というのはやめて、酒場に行く。何か冒険者必要としてる事件とかない?
【GM】 ないねぇ、この街は平和やから。
【リット】 小さいのでもいいねんけどな。
【シヴァ】 迷子のネコ探してください、とか。
【GM】 家の鍵が開かなくなったから開けてください、とか。
【ルーア】 旦那の浮気相手を殺してください、とか。
【GM】 そんな感じで全部たいしたことないで?
【リット】 ・・・いや、最後のはたいしたことあるやろ!! 暗殺やんけ!(笑)あ、じゃあインドラの宿に行ってみるわ。帰ってきてるかも知れへん。
【GM】 シヴァはもうインドラの宿から出たんやんな? じゃあ宿の親父しかいないよ。「何かね」
【リット】 「インドラ」
【GM】 はぁ?!
【リット】 「・・・って言う人知らん?」
【GM】 「ここに泊まってるって昨日言ったよな?」
【リット】 「じゃなくて今おらへん?」
【GM】 「ああ、今朝早くまた出て行ったよ。アコライトの兄ちゃんには伝言があったよ」
【リット】 「俺には?」
【GM】 「キミにはなかったなぁ・・・ごめんねぇ」
【フィーヌ】 口調が子供に喋ってるみたいになってるで(笑)。
【リット】 おかしいな、俺、12歳のハズやねんけどな(笑)。
【GM】 もっと下に見えるねん(笑)。
【リット】 何でや(笑)。じゃあ明日こそ本を返すように頼んでもらう。
【GM】 「一応伝えておくよ」ってさ。
【リット】 じゃあシヴァの神殿に行くで。
【シヴァ】 来んの? 「よう来たねぇ、ボク」(笑)
【ルーア】 ここでも子ども扱いですね(笑)。
【リット】 「インドラからの伝言って何?」って聞くで。
【シヴァ】 手紙見せてあげるわ。「字、読めるか?」(一同爆笑)
【リット】 な、何やて?!(笑)バカにすんな! 知力は2やけど!(爆笑)
【フィーヌ】 漢字飛ばして読むやろ?(笑)
【リット】 いや、逆に漢字だけしか読めないかも知れへん(笑)。で、読んだけど自分のことに関係なかったから返す。
【シヴァ】 「満足したぁ?」
【リット】 「う、うん」何か馬鹿にされてるような気がするぞ、これ(笑)。
【フィーヌ】 今頃気付いたか(笑)。
【リット】 くそう(笑)。じゃあすることなくなったから空でも飛んで遊んでる。

■■■

【GM】 ではルーアですが、一人で行くの?
【ルーア】 フィーヌさん連れてく。だからまずフィーヌさんの宿に行く。「フィーヌさーん!」
【フィーヌ】 「なに?」
【ルーア】 「お出かけするんでついて来てもらえますか?」
【フィーヌ】 「いいよ」
【ルーア】 コトちゃんち行って、コトちゃんに若い双子の男の人の特徴とか聞いてみる。髪の毛の色とか。
【GM】 えっとね、「黒髪と茶髪でした」
【フィーヌ】 おお!
【ルーア】 ちなみにその人、どこに住んでるかとかそういうことは・・・
【GM】 「それは知らないです、私の知ってる人じゃないんで・・・」
【ルーア】 おじいちゃんなら知ってるかなぁ。「おじいちゃんにちょっと聞いてみてくれるかなぁ」
【シヴァ】 おじいちゃんは喋れんの?
【GM】 喋れるよ。
【フィーヌ】 どんだけあかんねん(笑)。
【シヴァ】 いや、もう天国が近いのかなぁと(笑)。
【GM】 体弱ってるけどそこまでは行ってない〜(笑)。
【ルーア】 とりあえずこの若い男の人の双子ってのはギアさんとエイクさんのことでしょうねぇ、きっと。おじいちゃん呼んできてもらいます。
【GM】 じゃあおじいちゃんがコトに連れられて車椅子でやってきた。で、コトは花のことがじいちゃんにばれるのを恐れて、庭が見えない部屋にじいちゃんを連れて行く(笑)。
【ルーア】 そっか。花のことは隠さなきゃならないんだ。まかせて!
【GM】 じいちゃんはルーアとフィーヌを見て「何ですかのう? 孫の友達ですかいのう?」って言ってる。
【ルーア】 「そうなんです」
【GM】 「よかったのう、コトや〜。お茶でもお出ししなさいよう」
【フィーヌ】 すっかりおじいちゃんのペースや(笑)。
【ルーア】 「で、法事に男の人の双子が来てたって聞いたんですけど、その方について教えてもらいたいんです」
【GM】 「ああ? そういえばいたっけのう。コトも知らんって言ってたからばあさんの知り合いか何かが来てくれたのかと思っておるんじゃが?」
【ルーア】 「ってことはおじいさんはご存じない?」
【GM】 「わしは知らんぞ?」ってさ。
【フィーヌ】 おじいちゃんの知り合いじゃないんや。
【ルーア】 で、コトちゃんもその男の人知らんって言ってたから・・・。
【GM】 じいさんの知り合いは、コトの従兄弟と中年のおっさん、若い女の人だけらしいよ。
【ルーア】 「女の人はおじいちゃんの何?」
【GM】 「愛人じゃぁ〜」(一同爆笑)
【フィーヌ】 「おじいさん、お若いですわねぇ」って言っておこう(笑)。
【シヴァ】 若すぎやろ(笑)。
【ルーア】 で、コトちゃんもその男の人知らんって言ってたから絶対怪しいですよ、その男の人。エイクさんだと思うけどなぁ。「お名前聞いてないんですか?」
【GM】 「わしは聞いてないぞ」
【フィーヌ】 その双子、何か物残して行ったりとかはしてないの?
【GM】 それはしてないなぁ。じいさんは、「今日も花は無事かのう? わしが外に出れなくなってから心配なんじゃ」とか言いますが。
【フィーヌ】 「あ、ああ、キレイキレイ!!」(笑)
【GM】 「あれは枯らしちゃいけないからのう」
【フィーヌ】 「枯らしたらどうなんの?」
【GM】 「滅ぶのじゃ」
【フィーヌ】 「何が?」
【GM】 「この街が・・・」
【リット】 来たで〜(笑)。
【フィーヌ】 「今日もきれいに咲いてるから大丈夫」って言っておこう(笑)。
【ルーア】 「とりあえずここはフィーヌさんが昨日会った黒髪の男の人を探してみますか? エイクさんにつながると思いますよ」
【フィーヌ】 「そうやな」
【ルーア】 「あたしもエイクさん探し、協力しますよ」
【フィーヌ】 「ありがとう」
【ルーア】 で、ギアさんを探しに酒場をうろついてみようかと思います。フィーヌさんは?
【フィーヌ】 どうしよっかなぁ。昨日ギアが帰って行った方向の周辺をうろうろする。
【リット】 近所のおばちゃんとかに「ギアさん知らない〜?」って聞いて回るとか。
【フィーヌ】 うん。やるよ。聞いて回る。
【GM】 聞いて回るんやったら、その辺に住んでるおばちゃんが「ああ、知ってるよ。すぐそこに住んでる、魔術師学園の学生さんだろ?」って言う。
【フィーヌ】 「その人って双子の兄弟いてる?」
【GM】 「ああ、いてるよ。そっくりだった気がするねぇ」
【フィーヌ】 「一緒に住んでんの?」
【GM】 いや、一緒には住んでないみたい。
【フィーヌ】 そうなんや。ここはギアだけか。「じゃあギアの家教えて?」
【GM】 いいよ、教えてくれた。すぐ近くやね。「なんか用でもあるのかい? このごろあの人いろんな人連れてきてるからねぇ。友達かねぇ? 前もなんかガタイのいい人連れてたよ」
【ルーア】 ガタイがいい??
【シヴァ】 それはもしかしてインドラか?(笑)
【リット】 ドゥアン?
【GM】 フィーヌ以外はここにいないので質問できません(笑)。
【フィーヌ】 そして私はそんなことに興味はないので聞かない(笑)。で、家が分かったんやんなぁ。
【リット】 これでいつでも乗り込めるで〜。
【ルーア】 あたしはとりあえず酒場探してるけど・・・。
【GM】 酒場には特に何もないなぁ。
【ルーア】 じゃあフィーヌさんと合流しよっかな。
【フィーヌ】 どうぞ。
【リット】 そんな二人を空の上から見てる。「うわ〜、あいつら歩いとるわ〜」って。
【フィーヌ】 石投げよ(笑)。
【リット】 石なんか届かないほど上空やもんね〜。
【ルーア】 撃つぞー?
【リット】 撃ってみろや〜(笑)。
【ルーア】 撃ちますよ? マスケット銃構える。空砲にするか弾こめるか・・・。
【GM】 キミの自由。いいよ、どっちでも(笑)。
【フィーヌ】 行け行け〜(笑)。
【ルーア】 もちろん込めますよ(笑)。撃ちます! 命中判定は15です。高い!!(笑)
【GM】 はい、リットは回避判定な(笑)。
【リット】 うそん?!(笑) 15なんか出ないで!? 当たったわ。
【フィーヌ】 焼き鳥や(笑)。
【ルーア】 羽根を狙って撃ったから!(焦)
【フィーヌ】 眉間で(笑)。
【ルーア】 ・・・ダメージは11・・・(焦)。
【リット】 6点通したぞ? 俺はどうしたらいいんや、これは?(笑)。そりゃ怒るよなぁ(笑)。とりあえず一回ルーアに攻撃するで?
【ルーア】 いいですよ。
【フィーヌ】 白昼の乱闘や(笑)。
【シヴァ】 誰か止めな(笑)。
【リット】 命中判定は13。
【ルーア】 15。回避しました。
【GM】 じゃあここで通行人がキミらを止めようか?
【シヴァ】 止めて(笑)。
【ルーア】 とりあえず「落ち着きなさい!」って言うわ。
【リット】 何でやねん!!(笑) 先に撃ったのキミやんか(笑)。
【ルーア】 「撃ったの羽根だから!」(笑)
【リット】 いや、ちょっと待て(笑)。
【ルーア】 とりあえずお詫びにHPポーション渡す。一個で足りる? 「ごめんね?」
【フィーヌ】 眉間狙えばよかったのに(笑)。
【リット】 まぁ、じゃあ、ポーション貰ったしいいか。早速飲むで。4点回復。じゃあ酒場に戻る。
【ルーア】 こっちはギアさんの家に行きましょう。
【フィーヌ】 今のは何やったんやろ?(笑)
【GM】 ではギアの家につきました。
【フィーヌ】 ギアの家。どんな感じ?
【GM】 小汚いアパート。
【フィーヌ】 一人暮らしっぽい?
【GM】 そんな感じやね。二人で住むには狭そうな感じ。
【フィーヌ】 アパートのどこに住んでるかってのは知ってんの?
【ルーア】 管理人さんっているんですかね? いたら教えてもらいましょう。
【GM】 管理人さんは1階に住んでるよ。
【ルーア】 その人にギアの部屋を聞いてみる。
【GM】 「2階の端の部屋だよ」
【フィーヌ】 「ギアって一人暮らし?」
【GM】 「ああ、そうだよ。たまに人を連れ込んでるけど」
【フィーヌ】 「出入りは多いんや」
【GM】 「まぁ、少なくはないな。双子の弟さんとかよく来てるな」
【フィーヌ】 「一番最近はどんな人が来た?」
【GM】 「ああ、一番最近は弟だよ。そのちょっと前にガタイのいい兄ちゃんが来てたかな」
【ルーア】 「それってドゥアン?」
【GM】 「そうだよ。角が生えてたな」
【シヴァ】 うお。
【ルーア】 インドラさんじゃないですか?
【GM】 ちなみに銀髪だったらしい。言い忘れてたけどシヴァ、インドラも銀髪な。
【リット】 もうそれはインドラで確定やろ(笑)。
【ルーア】 「シヴァさん呼んできたほうがいいんじゃないですか? 何かインドラさん、厄介なことに巻き込まれてそうですよ」
【フィーヌ】 でもまだこの段階ではなぁ(笑)。
【シヴァ】 まだどういう繋がりなのかが見えてないからな。何か怪しいかも? くらいやろ?
【フィーヌ】 「そのドゥアンの人っていつ来たん?」
【GM】 「5日前くらいかな」
【リット】 じゃあ花の折れた日と同じ日やな。
【シヴァ】 何かありそうやな、これは。
【ルーア】 ギアは今いてないのかな。
【フィーヌ】 外から窓をのぞいてみる。電気ついてるとかは?
【GM】 電気はついてない。ていうかカーテンもないから中は丸見えだよ。今はいないみたいやね。
【ルーア】 「あたし、夜になってからもう一回来ようと思うんですけど、フィーヌさんどうします?」
【フィーヌ】 「私、シヴァにチクろうと思うんやけど。多分インドラやで」
【ルーア】 「それはいい考えです。シヴァさんとこ行きましょう」

■■■

【GM】 シヴァは神殿にいるんやっけ?
【シヴァ】 奉仕活動してるからな。
【リット】 掃除中や。
【ルーア】 そこにあたしたちが押しかけます。
【シヴァ】 (フィーヌを見て)「エイクさんは見なかったよ」
【フィーヌ】 「あんた、探してなんかなかったでしょ」(笑)
【ルーア】 「じゃなくて、ギアさんっていう、フィーヌさんが探してるエイクさんそっくりの人の所に、インドラさんらしき人が出入りしたみたいなんですよ」
【シヴァ】 「そうなん?」
【フィーヌ】 「それも花が折れた日」あ、言っちゃった(笑)。もうここでシヴァに花のことも話す。
【ルーア】 そうですね、言っちゃいましょう。「で、花関連で出入りしてたんじゃないかと思うんですけど」
【フィーヌ】 「犯人なんじゃない?」(笑)
【ルーア】 「インドラさん、何かに巻き込まれたんじゃないですか? 心配じゃないんですか?」
【シヴァ】 「別に? 彼のことやから大丈夫大丈夫」(笑)
【フィーヌ】 ねぇGM。エイクのイメージってどんな感じ? 真面目で無口?
【ルーア】 それとも明るい男の人って感じ?
【GM】 それなら真面目で無口な方やな。
【フィーヌ】 何かこう、週末のたびに違う女連れ込んでたりとかはない?
【GM】 そんなんじゃない(笑)。
【リット】 黙々と仕事してる感じか?
【ルーア】 たまにボーっとしてたり?
【GM】 ああ、たまにボーっとしてニヤ〜っと笑うかもな(笑)。
【ルーア】 嫌〜!(笑)
【フィーヌ】 「まぁ、家の場所分かるからまた夜に行くけど」
【ルーア】 「シヴァさんも一緒に行きませんか?」
【シヴァ】 「え〜?」
【ルーア】 「女の子二人に夜道歩かせるんですか?」(笑)
【リット】 えらい言いがかりやな(笑)。
【シヴァ】 「そこに行ってなんかメリットあんの?」
【フィーヌ】 「だってギアが帰ってきてたらインドラのことも分かるかも知れへんで?」
【シヴァ】 「まぁ、でも、インドラの宿に伝言伝えてもらえるから別にええねんけどな」
【フィーヌ】 「でも探しに来たんやろ?」
【シヴァ】 「でも、会えるって分かったから」
【リット】 インドラの仕事が終わりさえすれば会えるからな(笑)。
【シヴァ】 後は彼との決戦に備えて体調をな(笑)。
【ルーア】 決戦?!
【GM】 するんや(笑)。
【シヴァ】 腕相撲のな(笑)。「まぁ、特にすることもないからついて行ってもいいけど?」
【ルーア】 「ありがとー!」

■■■

【GM】 で、リットは自分の宿に戻ったん? それともインドラの宿に行ったん?
【リット】 自分の宿やで〜。で、昼飯食ってからまた外出るけど。インドラの宿に行く。「本返って来てない?」
【GM】 「ああ、一冊だけ預かってるよ」
【リット】 え?? ほんま? インドラ本人から?? 朝いなかったよな?
【GM】 ああ、さっき帰ってきてまた出かけたらしい。
【リット】 一冊だけ?
【GM】 うん、一冊だけ。
【リット】 読む。
【GM】 えっとね、キミには内容が難しすぎるかもしれない(笑)。
【リット】 頑張る(笑)。
【GM】 じゃあ[知力]で振ってみて。
【リット】 11
【GM】 なら、キミはこう書かれた文章を見つけた。「水竜は封じられている。その封印を解く鍵となるもの。それが壊された時、水竜の時間は再び動き出すだろう」
【リット】 その「鍵」が何なのかは?
【GM】 それは分からない。
【ルーア】 じゃあ今水竜は時間が止まった状態にあるってこと?
【リット】 鍵が壊されてなかったらそういうことやな。壊したら蘇るってことか。
【ルーア】 ちなみにその本が書かれたのは?
【GM】 軽く10年以上は前やねぇ。
【リット】 でもそんなに昔でもなさそうやな。とりあえずこの「鍵」が何かを調べてみよっかな。「もっと他に本ないの?」
【GM】 宿の親父に聞かれてもな(笑)。
【リット】 「インドラは一体どこ行ったん?」
【GM】 「聞いてないよ」
【リット】 じゃあ後で「鍵」を調べに魔術師学園に行こう。確かメイジじゃないと対応悪かったよな、あそこ。フィーヌが帰ってきたらついて来てもらおうと思いながら自分の宿に戻る。
【GM】 戻った。フィーヌはいないで?
【リット】 いないな。どこ行ったんやろ? って思うで。
【GM】 さっきルーアと歩いてるところは見たよな(笑)。
【リット】 で、撃たれたよな(笑)。
【フィーヌ】 心にトラウマができた(笑)。
【リット】 なぁ(笑)。じゃあシヴァのところに行こう。居場所確定できるのシヴァだけやし。
【GM】 了解。

■■■

【GM】 ではリット君がアーケンラーヴ神殿に着くと、シヴァとフィーヌとルーアがいてます。
【リット】 まずシヴァに「これ、返してもらったで」って本を見せる。「さっき一度帰って来たらしい」
【シヴァ】 「そうなんや。入れ違い? 残念やったなぁ」
【リット】 「で、フィーヌ。ついて来て」
【フィーヌ】 「何で? どこによ??」
【リット】 「魔術師学園」
【フィーヌ】 「そんなに暇じゃないわ」って杖で殴る(笑)。
【リット】 避ける(笑)。
【シヴァ】 仲良しやなぁ、って見てる(笑)。
【フィーヌ】 「何の用事なん? 学園に」
【リット】 「ここにな、あんねん。鍵が」
【フィーヌ】 (素で)はぁ?!
【GM】 リットくんの言いたいことが分からへん(笑)。
【リット】 じゃあさっきの本を見せる。
【フィーヌ】 見た。「まぁ、水竜のことは分かったけどさ」
【リット】 「鍵が壊れたら蘇るねん」
【フィーヌ】 「でも私、水竜に興味ないんやけど」(笑)
【リット】 「いや、俺があるからさ」(笑)
【フィーヌ】 「私、あとでギアって人の家に行かなきゃなんないねん。だから忙しいの」
【リット】 「何しに行くの?」
【フィーヌ】 じゃあ、リットにも花とかギアの話を全部するわ。「インドラっぽい人もそこに出入りしてるみたいやから。そんで、シヴァを誘いにここに来てたわけよ」
【リット】 ああ、そうなんや。じゃあ俺も一緒に行ってインドラに聞けばいいやん、って思う。
【フィーヌ】 そんな都合よくインドラいるか知らんけど(笑)。それに怪しいことしてるかも知れへんで?
【リット】 シヴァの友達やから大丈夫ちゃうか?
【フィーヌ】 でもギアは法事に親戚のふりして入って来てるんやで? インドラが協力してるなら、何してるか分からんで?
【ルーア】 怪しいですよね。
【リット】 きっとあの花が「鍵」なんやと思うで。俺は。
【フィーヌ】 でも水竜がどう繋がってくるのかがまだ分からん。
【ルーア】 あ、だけど伝承は繋がったと思う。
【フィーヌ】 でも、花が折れて街が滅ぶっていうのと水竜は関係ないやろ?
【ルーア】 昔街が滅びかけた原因の「悪魔」って言うのが実は水竜なのかと思ってみたり。で、花が封印の鍵になってて、それを壊すと水竜が復活しちゃう?
【フィーヌ】 でもまだ憶測に過ぎない。憶測で私は動きたくないんやけど(笑)。
【ルーア】 まぁ、まだ確定じゃないんですけどね〜。GM、ところで時間何時?
【GM】 さっきリットが昼飯食ってたから、2時ごろにするか?
【フィーヌ】 リット、魔術師学園行く?
【リット】 いや、もういいや。俺の中で繋がったから。ギアの家に行くのは夜やんな? 俺、その前に花を見ておきたいんやけど。
【GM】 そういえばまだ誰も見てなかったよな。実物は。
【ルーア】 花を見に行くならあたしがついて行ったほうがいいと思うんだけど。コトちゃんと面識あるし。ついて行きます。
【シヴァ】 僕は見送るわ(笑)。
【リット】 行かないのかよ(笑)。
【フィーヌ】 私も待ってる。
【シヴァ】 「ギアのところに行くから、夕方までには帰って来いよ」
【ルーア】 「はーい」

■■■

【GM】 では、リットとルーアはコトの家に着きました。
【ルーア】 「コトちゃん、悪いんだけどお花見せてもらってもいいかしら?」
【GM】 「いいですよ」
【ルーア】 庭って広いのかな?
【GM】 まあね。で、そこに小さな祠みたいなのが作ってあって、花はどうもそこにあるみたいです。
【ルーア】 見てみる。
【GM】 えっとね、花は根元から2本の赤い枝と青い枝に分かれてます。で、赤い花は咲いてるんやけど、青い花が茎から切り取られたみたいで無いんやわ。
【リット】 なるほどな。
【ルーア】 その青い花は下に落ちてるの?
【GM】 落ちてたのをコトが拾って自分の部屋に保管してある。
【ルーア】 どんな花? バラとかチューリップとか・・・
【GM】 形で言うなら百合やね。で、赤い花を見たら分かるんやけど、水晶でできてる。
【ルーア】 赤い花、触ってみてもいい?
【GM】 いいよ。触っただけじゃ折れないから。
【ルーア】 わーい。触った感触ってやっぱ水晶?
【GM】 うん。硬いね。
【リット】 折れた青い茎を触ってみるけどそっちも硬い? 簡単に折れそうな感じは・・・
【GM】 ないね。
【ルーア】 折れたところの切り口はどんな感じ?
【GM】 そうやな、刃物で力任せにぶった切った感じかな。
【ルーア】 明らかに人為的なんや。
【リット】 「これで水竜は蘇るねんな?」って聞く。
【GM】 コトは「え?」って言って驚いてるよ。それは知らんかったみたい。
【リット】 「そういう感じのことが伝承で書かれててさぁ。これ、もとに戻さなヤバそうな感じ」
【GM】 「やばいのは分かってるけど、水竜のことまではちょっと・・・。おじいちゃんなら・・・知ってるのかなぁ・・・」
【リット】 「聞いてもいいの?」
【GM】 「花が折れたことは言わないで」
【リット】 言わないから、じいちゃんの所に行きたい。
【ルーア】 あたしもついて行く。
【リット】 じゃあじいちゃんとこ行った。
【GM】 おじいちゃん。「何ですかいのう? 今日は客が多いのう」
【フィーヌ】 おじいちゃん嬉しいんちゃうん。
【GM】 うん、毎日暇やからちょっと嬉しい。話し相手ができた。
【リット】 「あのさぁ、もしもの話やけど、水竜を封印してる封印が一本折れたらどうなんの?」
【GM】 「それは大変なことになるのう」
【ルーア】 「どうなるかは分からないんですか? もし折れた場合」
【GM】 それは封印が折れた場合のことを聞いたん? それとも花が折れた場合?
【リット】 封印が折れた場合って聞いた。
【GM】 了解。「水竜の封印が壊れたら、水竜は動き出すんじゃ」
【リット】 「で、街が滅ぶの?」
【GM】 「動き出すと水竜は死んでしまうんじゃ」
【リット】 え?
【ルーア】 水竜が死ぬの?!
【GM】 「死ぬと悪魔が蘇るんじゃ・・・」
【ルーア】 じゃあ水竜は悪魔を封じる守り神だったの? 
【リット】 そうなるな。どのみち蘇ったらあかんってことやんな?
【ルーア】 だね。
【リット】 「水竜は寿命なんか? だから封印でフリーズさせてる?」
【GM】 じいさんはそこまでは知らないみたい。
【リット】 水竜の時が止まってるって言うのは、死なないように止めてあるってことやな、これは。
【GM】 じいさんは、「だから青い花は大切なんじゃ」って言う。
【リット】 青い方が折れたら動き出すの?
【GM】 「そうじゃよ」
【ルーア】 「じゃあ赤い花は何なんですか?」
【GM】 「知らん。ただ、ワシらは青い花を守れと言われておった」
【リット】 「ってことは青が折れた瞬間に水竜は動き出してるって事か」
【GM】 「何?! まさか折ったのか?!!」
【ルーア】 「大丈夫ですよ、おじいちゃん。今のは冗談ですから」(笑)
【フィーヌ】 折れてたなんて言った瞬間におじいちゃんが死んでしまうで(笑)。
【リット】 別のものが止まってしまうからな(笑)。
【フィーヌ】 おじいちゃんの封印が(笑)。
【GM】 命が(笑)。
【リット】 「最後にもう一個だけ。折れた場合ってどうやったら元に戻るの?」
【GM】 「・・・・・・戻らん」(笑)
【リット】 専用接着剤とかは無いの?(笑)
【フィーヌ】 超強力ア○ンアルファとか(笑)。
【GM】 仮に接着剤でくっついても、物理的にくっつくだけやからな(笑)。
【フィーヌ】 問題は何も解決してないで(笑)。
【ルーア】 じゃあおじいちゃんにお礼言って、コトちゃんのおうちを出る。
【GM】 コトはじいちゃんの話を聞いてめっちゃオロオロしてるで。
【フィーヌ】 やろなぁ。
【ルーア】 コトちゃんに、「花のことは何とかするから・・・
【リット】 「おじいちゃんのことは何とかして」(一同爆笑)
【フィーヌ】 おじいちゃんはここまで来たらもう運任せやで(笑)。
【リット】 で、シヴァの神殿に帰って今聞いてきた事を言う。「青い花折ったらあかんらしいねんけど、もう折れてんねん。おっかしいよな! あっははは」(笑)
【シヴァ】 「いや、それ笑い事なん?」(笑)
【リット】 「でな、水竜を倒したらあかんらしいねん。でも、同時に悪魔も蘇ってるらしくてな。その悪魔倒したら・・・強い?」
【フィーヌ】 ええ?!(笑)
【シヴァ】 何が言いたいんや、キミは(笑)。
【リット】 「倒したら俺、強い?」(笑)
【シヴァ】 「倒せたら強いけど・・・キミに倒せるかな? 自分の実力は分かっとかなあかんで」(笑)
【ルーア】 じゃあ、二人に全部話したところで、そろそろギアのところに行きませんか?
【GM】 行く? じゃあシーンを切って夕方まで時間を進めます。

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©2005 Yu-ri Sasamoto
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