【GM】 では、エンディングフェイズに入ります。全員登場です。
【ティガー】 はいよ。
【GM】 一般階層に上がったところで、パンツァーに乗ったチャンドラが通りかかる。
【ペルゼン】 おっ。
【GM】 「あれ? ティアナにレイクじゃ〜ん。うわっ! おっさん!? てゆうか、カーバッシュ殿!??」
【ティアナ】 「お久しぶりです」
【GM】 「軍曹、これって一体……」
【ペルゼン】 「いや、もう、俺は何も言えねぇよ」(笑)
【ティガー】 「この人な、カエルのなー」
【ペルゼン】 「黙れ!!」
【GM】 では、カーバッシュが複雑な面持ちでチャンドラを見る。
「元気そうだな。軍にいた時より、いい顔をしている」
【チャンドラ】 「……いろんなものが見れますからね」
【GM】 「そうか」ちょっと嬉しそう。
【チャンドラ】 ちょっと寂しい、とは言わへん(笑)
【GM】 「俺は軍に戻る」
【チャンドラ】 「では、中佐殿もお元気で」
【GM】 ……(チャンドラを強引に連れ去ることを考えてしまったが、さすがに言えなかった(笑))
【チャンドラ】 「中佐殿のことは、一生忘れられないと思います」
【GM】 そんなこと言われたら、浮気できません(笑)
【チャンドラ】 「また、どこかで会うかもしれませんね」
【GM】 「そうだな」
【レイク】 大人の世界ですねぇ。
【GM】 カーバッシュはレイクの1歳上、チャンドラはレイクの1歳下じゃっ。精進せぇよ、この二股野郎(笑)
【レイク】 ごめんなさ〜い。
【GM】 「……生きていれば、いい事もある、か。嘘ではないかもしれんな」と独白。
【ペルゼン】 おお(笑)
【チャンドラ】 パンツァーのエンジンをかける。
【GM】 パンツァーの荷台に積んである袋から、白い子犬が顔を出す(笑)
【ティガー】 「あー!!!」(笑)
【チャンドラ】 「なに、おっさん。そういえば生きてたのねぇ」
【ティガー】 「べつに平気やねん。そういうの3回目やから。その子犬な」
【チャンドラ】 「途中で拾ったの」
【ティガー】 「うちの国民のやつやから返して」
【チャンドラ】 「名前までつけちゃった」
【ティガー】 なんて?
【チャンドラ】 え? “たくあん”(笑)
【ティガー】 (渋い声で)「たくあんを返すのだ」
【チャンドラ】 「しょうがないなぁ」返す。
【ティガー】 「恩に着るぜ」キラーン。
【チャンドラ】 「じゃあ、またね」
【ティガー】 「おう、またな!」
【GM】 あ、ダメダメ! チャンドラに、レムリアに帰してもらわな。そのつもりで出したのに(笑)
【ティガー】 あ、忘れとった! 「待ってくれぇ!!」
バックミラー見たら、手ぇ振りながら走ってくるティガーが映っとるで。
【チャンドラ】 止まる。
【ティガー】 あ、止まってくれた。見送りか思って去って行ったらええのに。
【ティアナ】 なんでやねん(笑)
【GM】 すっかりミッドガルドの住人やな。
【チャンドラ】 「なに?」
【ティガー】 「たくあんと一緒に帰りたいんやけど」
【GM】 では、チャンドラが「分かったわ」と適当に詠唱して、適当に帰っていった。
【ティガー】 早っ!(笑)
【ティアナ】 「お達者で」
【ティガー】 「またなー!」
【GM】 ティガーからね。公園に出てきた。
【ティガー】 公園に出たか。
【ペルゼン】 ちゃんと帰ったんや(笑)
【GM】 少女がベンチに座って、ポップコーンを食べてます。
【ティガー】 「おーい! たくあんを持って帰って来たぜ」
【GM】 「そんな名前じゃないわよ!」ポップコーンを置いて、駆け寄ってくる。
【ティガー】 「何やったん?」
【GM】 「ノワール(黒)」
【ティガー】 「白いやん!」
【GM】 「いいやん、べつに」
【ティガー】 「まあな」
【GM】 じーっとティガーを見て、「おっちゃんさあ、もしかしてティガーって人?」
【ティガー】 「違うぜ。俺は遊び人のゲイル」
【GM】 「うちのママが、“江戸の服を着た剣士は、ウチのお得意様”って言ってたけど」
【ペルゼン】 うわ(笑)
【ティアナ】 あはは(笑)
【ティガー】 会ったことあるか? 顔をよく見てみる。
【GM】 分からん。「あたしマーテル」
【ティガー】 「……お母さんは?」
【GM】 「メイユール」
【ティガー】 「じゃあ、メイユールによろしくな」
【GM】 「お礼にあたしがオムレツ焼いたげる」
【ティガー】 「…………おう!」
【ペルゼン】 ちょっと間があった。
【ティアナ】 だいぶ考えたで。
【ティガー】 今、何時頃?
【GM】 夕方。
【ティガー】 夕方か。晩ご飯……大丈夫やな、1個ぐらいやったら(笑)
【GM】 では、あなたの脳裏に将軍の怒った顔が思い浮かびますが。
【ティガー】 ん、すぐ消えた(笑)
【GM】 弱っ!
【ティガー】 オムレツと将軍が、天秤に乗って。
【GM】 将軍、天秤皿から飛び出たやろ。
【ティガー】 ガーン! ってな。
【GM】 では、そういう感じで終わります。
【ティガー】 長い影を引きながら、石畳を歩いて行くで。
【GM】 冒険仲間で王様でもあるティガーと、お得意様のティガーが一致してない。
【ティガー】 あ、そうなんや。変装してるからな、一応。
【ペルゼン】 ヤマグチの格好やん。
【ティガー】 あっ(笑) 江戸の服は持ってくれとったんやな?
【GM】 うん。まあ、彼女はそれなりに順応力もあるでしょう。
【ティガー】 メイユールの娘やからな。まず、おかんがアレやもんな(笑)
【メイユール】 何よ、それは。
【ティガー】 普通やとは言わさへんで。大体『ムー』が書棚に堂々と並んどる家庭が、マトモな訳がないじゃないか(笑)
【GM】 マーテルは『ムー』で育ったんや(笑)
【GM】 次はレイクです。
【レイク】 う〜ん。リアーネと一緒にウェストリに戻る。「ここに住んでる人に挨拶しなくていいの?」
【GM】 「べつにいいわ。私がいなくなったって、誰も心配なんてしないし」
【レイク】 「荷物とかは?」
【GM】 「わざわざ持ち運ぶような物なんて持ってないわ」
【レイク】 「じゃあ、僕が道々揃えてあげるから、一緒に行こう」
【GM】 「……私、また化け物になるかもしれないわよ?」
【レイク】 「何の為に、僕がいると思ってるんだ」
【GM】 「そうだったわね」安心したように微笑む。
【レイク】 じゃあ、マック(レアミュー)にリアーネを乗せて。リアーネって、そういうの初めてじゃないかな?
【GM】 多分ね。でも変な物は見慣れてるから。
【レイク】 変な物って(笑)
【GM】 ツチノコ飛び交う最下層。
【ティアナ】 あはは(笑)
【GM】 ダチョウ兵がどうした、って感じやな。
【レイク】 「でもね、リアーネ。これからは一人でいなくなったりしないでね」
【GM】 「……分かった」
さて、これからウェストリへ戻ると、ソーマが愛しの騎士様を待ちわびている訳ですよ。
【ティアナ】 修羅場や。
【GM】 ここで切ろうと思うのですが。いいですか?
【レイク】 いえ、頑張ってソーマに話します!!
二人の少女を相手にレイクは修羅場を演じ、「リアーネが好きだから僕のことは諦めてくれ」と、誠心誠意、延々と頑張って散々ソーマを傷つけてくれたが、ここでは割愛しよう(笑)
【GM】 無実のソーマが、なんでここまで傷めつけられなあかんねん(←泣きそう(笑))
【ペルゼン】 あはは(笑)
【GM】 出した女子を次から次へとヘコませやがって。貴様に娘はやれんっ!
【ペルゼン】 「お父さん!」(笑)
【ティガー】 「お父さんと呼ぶなー!」(笑)
【GM】 去っていったソーマが身投げするか、悪女になるか。それはまた別の物語。
【ティアナ】 それはレイクの行動次第や。
【GM】 全然フォローに聞こえない(笑)
【GM】 次はペルゼンです。
【ペルゼン】 カーバッシュと一緒に帰りたいな。
【ティガー】 手ぇつないで。
【ペルゼン】 手はつながへん。
【ティアナ】 それをサティールが物陰から見とるねん。
【ペルゼン】 「きぃー!」って爪噛んで(笑)
【ティガー】 修羅場やで〜。
【GM】 すげえ(笑)
【ペルゼン】 あ、ケッセルリンク少佐に連絡入れて、軍ブロックに上がれるようにしてもらう。
【GM】 「よく連れ戻してくれた」
【ペルゼン】 「だいぶ大変でした」(笑)
【GM】 では、一緒に軍ブロックに戻ってきました。
【ペルゼン】 カーバッシュを連れて、参謀室に行く。
【GM】 「ご苦労だったな」と冷たい感じで少佐が出迎える。
【ペルゼン】 あ、出迎えてくれんの?
【GM】 「賞与は給料と一緒に振り込んでおく」
【ペルゼン】 やった〜!
【GM】 少佐はカーバッシュに向き直って、「中佐には、明日……いえ、今から原隊に復帰してもらいます。不服なら脱走の罪で殺します」
【ペルゼン】 怖っ! って思ってよう(笑)
【GM】 「参謀殿に俺が殺せるか?」
「社会から抹消することは可能です」という応酬が。
【レイク】 ぎょえ〜(笑)
【ペルゼン】 恐ろしいなぁ。
【ティガー】 今さらながら。
【GM】 「勘弁してくれよ……」という感じで、カーバッシュは扉に向かう。「軍曹、飲むから付き合え」
【ペルゼン】 「了解っス♪」(笑)
【ティガー】 「よく分かるっス! 気持ち分かるっス!!」(笑)
【GM】 えらい三下調やで。
【ティガー】 もみ手しながら付いて行くからな。
【GM】 では、夜景を見下ろす高級バー。あなたの月給の半分くらいの値段がついてる酒が、普通に並んでます。
【ペルゼン】 やったー!
【GM】 延々と愚痴を聞かされてる。
【ペルゼン】 あ、愚痴聞くの?(笑)
【GM】 「指令室のドアに足の小指ぶつけて、扉が曲がって、おまけに呼び出したチャンドラが中で見てて……最初の告白は、それで断念したのだ」泣いてる。
【ペルゼン】 適当になだめながら、酒がうまいから我慢してんねん(笑)
【GM】 「……お前、いい奴だな。飲め! じゃんじゃん飲め!」
【ペルゼン】 「ありがとうございます!」
【ティガー】 「じゃんじゃん飲むであります!」(笑)
【GM】 「いいぞ! 飲みっぷりも気に入った!」
【ペルゼン】 なんか、変な友情が芽生えてそうや。
【ティガー】 よかったやん、友達できて。
【ペルゼン】 友達ってゆうか、酔いが醒めたら怖そうや。
【GM】 あなたも充分危険ですが(笑)
【ペルゼン】 じゃあ、おいしい酒を頂いて、幸せに過ごそう。
【GM】 おお、なんか初めてハッピーエンドっぽいで(笑)
【ペルゼン】 ほんまや!(笑)
【GM】 最後はティアナです。
【ティアナ】 帰ってきた。
【GM】 珍しくジェスターがデスクワークをやってます。
【ティアナ】 「お帰りになられていましたか」
【GM】 「やあティアナ、おかえり」 帰ってきたあなたを見て、ジェスターがちょっとびっくりしてます。
【ティアナ】 「何ですか?」
【GM】 「バージョンアップソフトでもインストールしたのか?」
【ティガー】 おっ、何か変わったんや。
【ティアナ】 「何もしていませんが?」
【GM】 「どう説明すればいいのか分からないが……表情が出てきたというか、少し明るい雰囲気になったんじゃないか?」
【ティアナ】 「それはきっと、良い経験が出来たからでしょう」
【GM】 少し考えてから、「これなら、営業を任せられる日も近いかもな」
【ペルゼン】 今度、受付におるんや。
【ティガー】 まず受付からか。
【GM】 次から“受付嬢ティアナ”になる。
【ティアナ】 「まだまだ私はスキルアップしますよ」
【GM】 「期待しているよ」……ごっつい悪い組織みたいや、このアクアマリンども(笑)
【ティアナ】 「さらなる高みへ」(笑)
【ティガー】 『犬探しだワン』もインストールしたもんな。
【ティアナ】 それは、ちゃんと箱に入れて返したで。「一応役に立ちました」
【GM】 「よかった〜。まだ色々あるから、困ったらいつでも言ってね」
【ティガー】 まだあるんや(笑)
【ヤマグチ】 向こうの席で、「誰だ、シャアザクの角折った奴ー!」怒っとる奴おるで。
【GM】 帰って来たんや。
【ヤマグチ】 犯人探しが始まる。
【ティアナ】 画像提供する(笑)
【ヤマグチ】 「誰だこのオッサン!!?」
【GM】 オッサンは、ふんどし一丁で長い剣を持ってる(笑)
【ヤマグチ】 「……お前、こういうのが趣味だったのか」
【GM】 強烈な画像やな。
【ヤマグチ】 グロ写真見慣れとるヤマグチでも引くでぇ〜。
【ティアナ】 折れた角を戻しよるのに、それは見てないんや。
【ヤマグチ】 それどころちゃうで。まず、映ってる“モノ”があかんからな(笑)
ちょっと勘違いして「まあ、大事にしなよ」って返すわ。
【GM】 怒りが削げてしまった。
【ティアナ】 「後で技術室で修復してもらいましょう」
【ヤマグチ】 ああ、角? G=M社の技術をもってすれば。
【ティアナ】 余裕やで。
【GM】 お金取られるで。私物やもん。
【ティアナ】 天引きされるんや。
【ティガー】 今、ティガーはメイユールの娘のオムレツに《トール》使いまくっとるねん。
【GM】 そんなに硬いんや。しかも、ツチノコみたいに逃げていくからな。
【ティアナ】 パワーアップしとるんや(笑)
【ティガー】 手強いな。《ガイア・ユピノス》で命中をクリティカルにせな。
【GM】 では、ティガーとマーテルが、店の端っこに立たされてメイユールに叱られてるのを背景に、スタッフロールが流れる感じで終了です。