≪REV / EXIT / FWD≫

§Orbit〜終焉を抱くもの〜§

ミドルフェイズ−3

著:真柴悠

―運命の再会―

【GM】 では、平民ブロックのお三方。
【ティガー】 行ってしまったものは仕方ないから、犬探しをせねばなるまい。
『犬探しだワン』を起動してみるでー。
【GM】 じゃあ、また矢印が貧民街層を指しますが。
【ティガー】 貧民街層やって。
【ティアナ】 「じゃあ行きましょう」
【ペルゼン】 「それ、人間探されへんの?」(笑)
【ティガー】 やってみるかね。
【ペルゼン】 “カーバッシュ”って入れてみる。
【GM】 色と大きさ、散歩の時間帯。
【ペルゼン】 服が黒い。身長、どのくらいやろ。
【GM】 あなたと似たような感じですね。187センチ。
【ペルゼン】 じゃあ、入れてみる。
【GM】 『ヒットしませんでした』
【ティガー】 おお、ティアナよりは優秀や(笑)
【GM】 一応、犬を探すマシンやからな。
【ティガー】 貧民街層らしいぞ。
【ペルゼン】 ん〜、まあ、行ってみるか。
【GM】 では、貧民街層に降りたところで、「あーっ!」という叫び声がする。
【ティガー】 何?
【GM】 キミらの方を指さして驚いているのは、二足歩行の巨大なカエル。
【ペルゼン】 「ああーっ!!」同じように指をさして(笑)
【ティガー】 「カエルや!」
【ペルゼン】 うっわ〜……(笑)
【GM】 「この前、俺を見捨てた人!」
【ティアナ】 「お知り合いですか?」
【ペルゼン】 「何でこんな所に……」
【GM】 「散歩だよ。あんたは?」
【ペルゼン】 「お、俺も似たようなモンだよ」
【ティアナ】 「犬を見ませんでしたか?」
【ペルゼン】 「カーバッシュ見なかった?」
【GM】 「何それ?」
【ペルゼン】 「俺と同じような服を着た男」
【GM】 「知らないよ。犬も見てない」
【ペルゼン】 「お前は、なんでこんな所歩いてんの?」
【GM】 「散歩だってば」
【ペルゼン】 「こんな物体が歩いてて、掴まらへんの?」(笑)
【GM】 「失敬な! 俺はこの都市を警護してるから平気」どーんと胸を張る。
【ペルゼン】 「ウソぉ!?」
【GM】 「君らは何してるんだよ」
【ペルゼン】 「俺は人探し」
【ティアナ・ティガー】 「犬探し」
【GM】 「ふーん。俺のご主人様は、とっても頭がいいんだ。きっとキミたちの力になってくれるよ」
【ティガー】 「合わせてくれないかね」
【GM】 「いいよ。付いてくれば?」るんるん歩きやで。
【ペルゼン】 ちょっと他人のフリして付いて行く(笑)
【GM】 その変な一団は、キョロキョロオロオロこちらに向かってくるレイクと遭遇する。
【ペルゼン】 カエル男がスキップしてる。
【レイク】 「はぁー!? 何だアレ!!」
【GM】 昨日の奴らを従えて。
【レイク】 「あ、ちょうどいい所にいました! リアーネ知りません!?」
【ティアナ】 「知りません」
【ペルゼン】 「ざまぁねえな。女ってのは、そんなモンだよ」(笑)
【ティアナ】 何があったんや(笑)
【レイク】 カエルに聞いてみる。
【GM】 「あんた誰?」
【レイク】 (聞いてない)「こういう女の子なんですけど、知りませんか?」
【GM】 「……さあ? 俺のご主人様は、とっても頭がいいんだ。きっとキミの力になってくれるよ」(笑)
【レイク】 「ついて行きます!」
【GM】 では、シーン切ります。

―悪魔の城―

【GM】 続きです。案内されたのは、昨日カーバッシュを見つけた廃倉庫の隣の建物。選挙事務所みたいなバラック。
【ティアナ】 ほう。
【GM】 カエル男は「ご主人様、お客様です!」と言いながら、建物に入っていく。
【レイク】 「お邪魔しま〜す」
【GM】 エプロン姿のケッセルリンク少佐が、包丁を握ってる。
【ペルゼン】 は!?(笑)
【GM】 振り返る。
【ペルゼン】 固まるよ。
【GM】 「誰かと思えば、軍曹じゃないか」
【ペルゼン】 「な、何してるんですか?」
【GM】 「こんな所まで会いに来てくれるとは光栄だ」
【ペルゼン】 「いや、てゆうか! 何してるんですか?」
【GM】 「メシか? 風呂か? それとも俺?」
【ペルゼン】 「いや、ちょっと待て!!」(笑)
【レイク】 うわ、変なとこでフラグ立ったっすよ(笑)
【GM】 ニヤニヤしてる。
【ペルゼン】 ええー?
【レイク】 ペルゼンさんが硬直してるみたいやから、目の前で手のひらを振ってみる。
【ペルゼン】 見えてない。
【ティアナ】 「お知り合いですか?」
【ペルゼン】 「……だいぶ」(笑)
【レイク】 「しっかりして下さ〜い」
【GM】 じーっと見てる。
【ペルゼン】 「いや、何してるんですか?」
【GM】 「俺とオリジナルの区別もつかないとは、軍曹もまだまだ初心だな」
【ペルゼン】 「えっ…………エイリアス?」
【GM】 「だったら何だ?」
【ペルゼン】 逃げようとする(笑)
【GM】 カエル男がペルゼンを指をさして、「この前、俺を見捨てた人です!」
【ペルゼン】 もっと逃げようとする!
【GM】 「さすがは俺の見込んだ軍曹だ。困っているカエル男を見捨てるとは、素人にはできない芸当だ」
【ペルゼン】 「困ってる女の子なら助けますけど!」
【GM】 「低俗な基準だな」
【ペルゼン】 うはぁ〜……エイリアスか。
【GM】 「名前で呼べ。サティールだ」
【レイク】 出た(笑)

サティール

 真帝国軍技術仕官。実はケッセルリンク少佐のエイリアスだが、エイリアスであることを隠して働いている。
 極めて嗜虐的な性格をしており、倫理や道徳から程遠い生き方をしている。技術仕官としての評価は高く、同僚からの信頼は厚い。
 最近のお気に入り、ペルゼン軍曹の歪んだ顔を見るのが大好き。
 認めたくないが一応クエスター。

【GM】 カエル男は、人造精霊です。サティールの魔導プログラム。
【ペルゼン】 「また、変なモン作りましたね〜」(笑)
【GM】 彼ら人造精霊は奈落を食べることが出来まして、それ故に都市の防衛を任されています。通常であれば不安定な存在なのですが、カエル男はサティールのシャードを原動力としているので、目立った欠陥はありません。
【ペルゼン】 見た目が欠陥(笑)
【ティガー】 「白い子犬を探しているのだが」
【GM】 「ほう?」
【ティガー】 「そこのカエルが、あなたなら分かると言っていたぜ」
【GM】 「そうか」
【ティガー】 「うむ」
【GM】 「軍曹は?」
【ペルゼン】 「いや、あ、えーとですねえ(笑) ……カーバッシュ中佐を知りませんか?」
【GM】 「……交換条件を出そう」
【ペルゼン】 「モノによりますけどね」
【GM】 「軍曹のシャードが欲しい」
【ペルゼン】 「ええっ!? ……コレはちょっと……」(笑)
【GM】 「イヤならいい」
【ペルゼン】 うう……。ん〜。
【GM】 「後ろにいる、きな臭い奴らは何の用だ?」
【レイク】 じゃあ僕から。「こういう女の子を探しているんですけど」
【GM】 「ふん」って笑われた。「逃げられたのなら、仕方なかろう」
【レイク】 「大事な人なので、居所を知りたいんです。お願いします」
【ティアナ】 大事な人になったんや。
【ペルゼン】 そうか。いつの間に(笑)
【GM】 「そっちのヴァルキリーは?」
【ティアナ】 「私は、こちらのティガーさんに協力して、犬を探すのを手伝っているだけです。それが見つかれば結構です」
【GM】 「そうか。軍曹のシャードが欲しい」
【ペルゼン】 「コレを渡すと、俺が困るんですけど」
【GM】 「それが見たいんだが」
【ペルゼン】 「断ります」(笑)
【GM】 「……まあ、嫌がる軍曹から無理矢理奪うシャードも悪くない」
【ペルゼン】 「なんだと!?」(笑)
【GM】 「では、こうしよう。後ろの奴らは、地下室にいるツチノコを取ってこい」
【レイク】 ツチノコ?
【GM】 「それまで軍曹は人質にする」
【ペルゼン】 「取って来いよ!!」
【GM】 「どうする?」
【レイク】 ツチノコって、どんなんなんですか?
【GM】 さあ?
【ティアナ】 データベースにアクセスを試みる。
【GM】 怪しいホームページがヒットする。幼稚な想像図と、妄想エピソードのみ。
【ペルゼン】 「俺は見た!」やろ(笑)
【ティアナ】 ツチノコは、どっかの村おこしに貢献しとるやろ。
【GM】 音頭があるで。
【レイク】 地下室って、ここの建物の地下ですか?
【GM】 当然。
【レイク】 う〜ん、ペルゼンを人質に……。
【GM】 「俺のペルゼンに案内させよう」
【ペルゼン】 えっ?
【GM】 サティールは、カエル男を指さしてる。
「清く正しい子になるように、軍曹の名前を頂いた」
【レイク】 愛されてるよぉ〜(笑)
【ペルゼン】 いやいやいや!
【ティガー】 「俺とあんたは兄弟だな」吸盤で、ぺちって肩を叩く。
【ペルゼン】 「触るなー!!」(笑)
【GM】 トラウマやな。
【ペルゼン】 「名前変えてください!」
【GM】 「じゃあ、シャードを出せ」
【ペルゼン】 イヤー(笑)
【ティガー】 じゃあ、地下室に行ってみるで。
【レイク】 「ペルゼンさん、無事でいてくださいねー!」
【GM】 では、そういう感じでシーンを変えます。

―地下室の怪―

【GM】 地下室組からやりましょう。
【レイク】 はーい。
【GM】 いろんな機材やら、怪しい魔術用品まで雑多に置いてあります。
【ティアナ】 ほう。
【GM】 ……カサカサカサ。ガタン! カサカサ……
【ティガー】 そっちを見てみるで。
【GM】 もう、そこにはいない。
【ティガー】 早いな。
【GM】 捕獲する?
【レイク】 頑張りましょう。3人いるんだから、何とかなる。
【GM】 [反射]ね。ちょっと高め。
【レイク】 ダメや! 8。
【ティアナ】 12。
【ティガー】 13。
【GM】 13!? ティガーが物陰に手を突っ込む。何か握った。びちびちびち!
【ティガー】 おお、さすがティガーや。
【ティアナ】 「さすがですね」
【GM】 レイクは、ニワトリの首を見つけた。
【レイク】 「うわあああぁぁああー!!!」
【ペルゼン】 地下室から悲鳴が(笑)
【GM】 ティアナは、メガポーションを発見した。
【ティガー】 あいつの所有物やから、絶対副作用あるけどな。
【ティアナ】 捨てられとるから、副作用ないんや。
【ペルゼン】 副作用があったら、ちゃんと保管してる。
【ティアナ】 これは失敗作やねん。「いい副作用が出なかった」
【ティガー】 「普通に回復するじゃないか。つまらん」ってな。
【GM】 レイク、今度は[幸運]で振ってみ。
【レイク】 11。
【GM】 じゃあ、魔女の大鍋を発見した。
【レイク】 おお。じゃあ、さっそく背負います。
【GM】 甲羅や。
【ティアナ】 修行中やで(笑)
【レイク】 ニワトリの首は元に戻しておきます。
【ティガー】 じゃあ、ツチノコ持って行くで。
【GM】 では、シーン切ります。

−白昼夢は甘い毒−

【GM】 次のシーンはペルゼンさんです。
【ペルゼン】 えっ、一人!?
【GM】 うん。
【ペルゼン】 うそーん!(笑)
【ティガー】 二人っきりや(笑)
【GM】 「なんでも質問して構わないぞ」
【レイク】 嬉しそう(笑)
【ペルゼン】 「てゆうか、カエルの名前が」
【GM】 「命あるものの名前が、そう簡単に覆ってたまるか」
【ペルゼン】 ……くっそー(笑)
【GM】 「楽しいな」
【ペルゼン】 「いや、俺は楽しくないっすよ!」
【GM】 「それは残念だ」
【ペルゼン】 「あんた、趣味悪いっす」
【GM】 「そう誉めるな」
【ペルゼン】 ……地下の奴、早く帰ってこい!(笑)
【レイク】 地下から「うわあああぁぁああー!!!」という悲鳴が(笑)
【ペルゼン】 「……な、何があるんスか?」
【GM】 「俺の神聖なるラボだが?」
【ティガー】 今、ツチノコの名前何にしようか考えとるからな。
【GM】 「で、軍曹は何を探しているんだ? 俺?」
【ペルゼン】 「だから、カーバッシュ中佐を……」
【GM】 「俺か?」
【ペルゼン】 「いや、断じて違うっす!」
【レイク】 力一杯否定してる(笑)
【ペルゼン】 「カーバッシュ中佐なんですけど」
【GM】 「……黒い剣の仕官は有名だな。仲間殺しとか呼ばれてる奴だろう?」
【ペルゼン】 「そうそう、そいつなんですよ」
【GM】 「ああいうのは、いたぶっても面白くないな」
【ペルゼン】 「あんたの基準は聞いてません!」(笑)
「命令でね、探さなきゃいけないんですよ」
【GM】 「あの剣には興味があった。確かフォモールのレリクスで、使いこなせる者がいないから封印された筈だ」
【ペルゼン】 ふーん。「墓が荒らされてて、死んでた筈やのに生きてたんスよ」
【GM】 「は?」じぃ〜っと見てる。
【ペルゼン】 「いや! …………いいっす」(笑)
【GM】 諦めの境地やな(笑) 満足したので、端末を立ち上げてみる。
【ペルゼン】 軍ブロックに入れなくなったことも言っとこう。
【GM】 「嫌われたんじゃないのか?」
【ペルゼン】 「それもありますよね」(笑)
【GM】 「『ヒーゼル=カーバッシュ。27歳、男性、市民レベルAAランク。真帝国軍中佐、現在行方不明』――というのが、一般的な情報だ」とは言っても、彼が閲覧しているのはトップシークレットですが。
【ペルゼン】 軍から抹消されたりはしてない訳?
【GM】 「そのようだ」
【ペルゼン】 じゃあ、入れる筈やんな。
【GM】 「“行方不明”だからな。それ以上の扱いは分からん」
【ペルゼン】 ……とりあえず、お礼言っとく。
【GM】 「シャードでいいぞ」
【ペルゼン】 「いやいやいやいや! コレはあげませんよ!」(笑)
 地下組、早く帰ってこいよ!
【GM】 そろそろシーン切りましょうか。もうちょっと頑張ってみる?
【ペルゼン】 頑張ったら、大変なことになりそうやな(笑)
【GM】 じゃあ、サティールが作った精霊の自慢話を聞かされながらシーン切ります。
【ペルゼン】 頑張って聞いてるフリをしてる(笑)

―闇を背負う者―

【GM】 次は、そろそろマスターシーンを挟もうかな。
【ティガー】 おっ。

 寂れた街の、あまり綺麗とはいえない通りを歩いていたカーバッシュが立ち止まる。
「よりによって、シモン・ペトロか……」
 呻くカーバッシュの足元に、赤い首輪をつけた白い子犬がまとわりついてきます。

【ティガー】 ピンチや(笑)

 子犬を拾い上げて、連れて行こうとするんやけど、思いとどまって地面に下ろします。
「飼い主が探しているだろう。こんな所をウロついていると、食われるぞ」

【ティガー】 どこをウロついてんのや。
【ペルゼン】 中華街?(笑)
【GM】 えらい伏線や(笑)

 しっしっと追い払われた子犬が、寂しそうにカーバッシュの背中を見送った。

【レイク】 哀愁漂ってますなぁ。
【ペルゼン】 カーバッシュ、実は結構いい奴ちゃうん?
【GM】 どうでしょうね。

―拾った物は俺の物―

【GM】 はい、皆さんの続きです。全員登場ね。
【ペルゼン】 「遅かったな」
【GM】 サティールが鳥籠を開ける。
【ティガー】 捕獲したやつを入れる。
【GM】 がたがた。びちびち。
【ティガー】 危険や。
【GM】 「盗んだものを出せ」
【ペルゼン】 あはは(笑)
【レイク】 魔女の大鍋を出す。
【ティガー】 出すも何も、背負ってるやん。
【GM】 「それだけか?」
【ティアナ】 「それだけです」(笑)
【GM】 「ペルゼン、本当か?」
【ペルゼン】 「いや、俺知らないっすよ!」
【ティガー】 カエルのペルゼンやろ(笑)
【ペルゼン】 くそー!!(笑)
【GM】 もちろんペルゼンは真実を喋りますよ。「このヴァルキリーも盗んでました!」
【ティアナ】 「盗んだつもりはなかったんですが、これの事ですか?」
【ティガー】 最悪や!(笑)
【GM】 アクアマリンめ。「ニワトリの首以外は持って行って構わん」
【ティガー】 そうなんや(笑)
【レイク】 じゃあ、大鍋を背負う。
【ティアナ】 じゃあ、ありがたく頂きます。
【GM】 もう、カーバッシュの事は全て話しましたよ。
【ティアナ】 犬は?
【ペルゼン】 まだ聞いてない。
【レイク】 リアーネは!?
【ペルゼン】 もっと聞いてない(笑)
【ティガー】 犬の情報聞かな。
【GM】 「犬は知らん」
【レイク】 リアーネの情報聞かな。
【GM】 「女も知らん。自分の尻ぐらい自分で拭け」
【レイク】 やられたー!!
【GM】 何がよ。「貴様のシャードは要らんぞ」
【ティガー】 知らないんやったら、しゃあないな。とりあえずカーバッシュを探すか。
【GM】 ペルゼンの通信機が鳴る。
【ティガー】 どれ?(笑)
【GM】 一斉に(一同爆笑)
【ティガー】 「ど、どれ?」
【ペルゼン】 「俺が出る!」
【ティガー】 「どれ? どれ?」
【ペルゼン】 「出るな出るな出るな!!」(笑) 慌てて出る。
【GM】 出たのは中尉です。「騒々しいぞ!」
【ペルゼン】 「いや、あの、な、なんでもないっスよ」
【ティガー】 別の無線機取ってみる。「あー! あー!」
【GM】 「盗聴されているようだが?」
【ペルゼン】 ティガーの無線機を取り上げる。
【ティガー】 取られた。
【ペルゼン】 「何の用ですか?」
【GM】 「シモン・ペトロ貧民街層に、奈落の反応が出た。付近にいる者は、可及的速やかに原因を究明、解決しろとの事だ」
【ペルゼン】 「“逃走しろ”じゃないんですか?」(笑)
【GM】 「アホか!!」
【ティアナ】 “闘争”やろ?(笑)
【ペルゼン】 「まあ、近くにいるんで探してみますけどね」
【GM】 無線がぶちっと切れた。
【ペルゼン】 「俺の無線機、回収!」(笑)
【ティガー】 あーあ。持って帰ろう思とったのに。
【ペルゼン】 踏んで壊す。
【GM】 義足やからな。スクラップになるで。
【ティガー】 じゃあ、行きますか。
【レイク】 リアーネがいるかもしれない。行く!
【ティガー】 鳥籠のツチノコに向かって「じゃあな、ペルゼン」(一同爆笑)
【レイク】 嫌がらせや(笑)
【GM】 サティールが、なんか思い出した。「そういえば、数日前に隣の廃倉庫に、棺のようなでかい箱を引きずった少女が入っていくのを見たな」
【レイク】 えっ?
【ペルゼン】 おお?
【ティガー】 「その少女の特徴は?」
【GM】 興味ないから覚えてない。
【ペルゼン】 棺がちょっと引っかかった。
【GM】 「俺のペルゼンを連れて行くか?」
【ペルゼン・ティガー】 「どっち?」(笑)
【GM】 ツチノコペルゼンは、ティガーが勝手につけたんやん。もちろんカエル男。
【ペルゼン】 「何か出来るんスか?」
【GM】 「さあ?」
【ペルゼン】 ………連れてってみる?
【レイク】 そうしましょか。
【GM】 なんでそんなにコソコソ相談すんねん(笑)
 カエル男は、すっかりその気やで。るんるんしてる。
【ペルゼン】 「俺に触るなよ!」
【GM】 「オマエも触るなよ☆」
【ペルゼン】 「………」(やりきれない顔(笑))
【レイク】 「でも、同じペルゼンだと呼びにくいですから……」
【ペルゼン】 「カエルはカエルやろ!」
【GM】 「俺はペルゼンだよ」
【ペルゼン】 「俺がペルゼンだよ!!」
【GM】 「気安く呼ぶなよ」
【ペルゼン】 「お前こそ!!!」
【ティアナ】 「早く犬を探しましょう」
【ティガー】 「そうだな」
【ペルゼン】 倉庫が隣やから近いな。行ってみよう。
【GM】 では、そこでシーンを切るが。カエル男は連れていく?
【ペルゼン】 うん。
【GM】 サティールが、怪しい魔法陣が書いてあるクレジットカードみたいなのをくれる。それが召喚のお札。
【ペルゼン】 これで、出てくんの?
【GM】 「召喚の代償は6MP。出ていられる時間は2ラウンド。発動の呪文は、“一生あなたの奴隷です”だ」(笑)
【レイク】 すげー!
【ペルゼン】 無理ぃ〜(笑)
【レイク】 やっぱりそれは、ペルゼンさんが発動させないとダメとか?
【GM】 「勿論だ」
【ペルゼン】 呼ぶかどうかは別にして(笑)
【レイク】 一生あなたの奴隷(笑)
【GM】 恥ずかしっ!
【ペルゼン】 言えへん。絶対無理! プライドが(笑)
【GM】 それも、ショボ〜いスペックやったりするねん。
【ペルゼン】 全部1やろ?(笑)
【レイク】 じゃあ、行きましょう。
【GM】 「もう行くのか? 茶ぐらいなら出すぞ」
【ペルゼン】 「……またの機会に」(笑)
【GM】 では、全員に『リアーネを探す』というクエストを。
【ティガー】 もう、書く欄がないで。
【GM】 クエストは3つまでなので、どれか消してください。
【ティガー】 どれにしようかね。
【GM】 『レムリアに帰還する』、いらんやろ。
【ティガー】 ほんなら、それにしよ(笑)
【レイク】 ええっ!?
【ティガー】 大丈夫。こっちでの1年は、向こうの1日やから。
【ティアナ】 思い込んどるだけやろ。
【ペルゼン】 妄想やろ。実は逆やねん(笑)
【ティガー】 それ大変やな(笑)

÷÷ つづく ÷÷
©2005 Haruka Mashiba
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お名前
ひと言ありましたら
 
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