【GM】 では、クライマックスフェイズに移ります。全員登場ですけども、ちょこっとマスターシーンから。
全兵士を基地まで撤退させ、単独で基地を抜けて荒野を突っ切り、奈落ドラゴンに向き合う銀髪の仕官。
「せめて、ソバを食べるまでは生きていたかったが……」と呟いて、軍刀を抜く訳ですが。
【ヤマグチ】 あーあ(笑)
【GM】 出ていいよ。
【ヤマグチ】 じゃあ、ソバを出す。「お待ち遠さまです!」
【ペルゼン】 「ちょっと待て!!」(笑)
【ヤマグチ】 魔法瓶を開けて。
【GM】 それは止める。「待て。こいつを倒してからだ」
【ヤマグチ】 あぁ、そうか。
【ペルゼン】 「お、遅れました!!」(笑)
【GM】 怪訝な顔になる。「……貴官、点呼の時にはいなかったそうだが」
【ペルゼン】 「ちょっと、それには訳が……」
【アルカミル】 「とりあえずそれは、あのドラゴンを倒してからにしましょう」
【GM】 「由々しき事態だ。召集令以上に、なにか重大な事でも?」
【ペルゼン】 「あのドラゴンのせいです」
【GM】 「………」
【ペルゼン】 「何でもないです!」(笑)
【GM】 「貴官は、我ら真帝国軍よりもあのドラゴンが怖いのか?」
【アルカミル】 「Sir, Yes Sir!」(笑)
【GM】 あかんやん(笑)
【ペルゼン】 「そんな事はありません!!」(笑)
【GM】 ペルゼンさん以外は少佐を知らんのや。少佐からも、初めて見る顔。「……クエスター?」
【アルカミル】 「ドラゴンを倒しに来ました!」
【GM】 「なるほど。故意では無いにせよアビスドラゴンを我々の先陣に叩き付けたのは貴様。軍曹も一緒に来たところを見ると、その片棒を担いだということか」
【アルカミル】 おお、さすがや。
【ペルゼン】 「ち、違いますって!!」(笑)
【GM】 「私は動かんぞ。馬鹿馬鹿しい」吐き捨てて、ペルゼンのパンツァーにもたれる。
【ヤマグチ】 退路を断たれてしまった。
【ペルゼン】 もう今更逃げられない(笑)
【ヤマグチ】 ソバ待てって言われたからな。どうしようかな。このままでは、クエスト達成できん。
【ペルゼン】 後でしたらいいやん。
【アルカミル】 「あのドラゴンを倒せば、ソバ食べてもらえますよ」
【ヤマグチ】 なんか、言いくるめようとしてるで(笑)
【アルカミル】 その通りです!(笑)
【ヤマグチ】 「面白そうだから、やってやろう」
【ペルゼン】 「あのドラゴン倒しますから!」
【GM】 「そうだな。今なら死んでも殉職になる」
【ペルゼン】 いやいやいや!(笑)
【アルカミル】 二階級特進や。
【ペルゼン】 「倒したら、点呼の時にいなかった事は、消えますかね?」
【GM】 「私では特例を出すことはできない。しかし、事態を偽る訳にもいかない。懲罰として、兵法に関するレポート400枚か、目の前のアビスドラゴンを倒すか、好きな方を選ぶといい」
【ペルゼン】 「ドラゴン倒します!」
【GM】 「それから、その緊張感のない犬は? 食料か?」
【アルカミル】 「コレは、俺の知り合いの飼い犬っす。食べちゃダメっすよ」
【ヤマグチ】 ソバのメニューに含まれてまうから、ちゃんと言うとくで。
【アルカミル】 モップはヘレンに預けて。「ヘレンは下がってて」
【GM】 「分かった」
【アルカミル】 「調査しに来たんやから、観察はしてていいよ」観察ノートを広げて。
【GM】 ノートを広げて鉛筆を握ったヘレンの隣で、少佐が講話を垂れ始める。
「ここから北にある集落の付近に、百年ほど前、さる英雄が奈落のドラゴンを封じた遺跡がある。英雄と魔物の戦いは三日三晩続き、決定的な勝利を見出せないと悟った英雄は、肉体を捨ててドラゴンを永劫に封じる楔となることを決意した」
【ペルゼン】 ほぉー。
【ヤマグチ】 そういう事があったんか。
【アルカミル】 「なんで、そんな事を知ってるんスか?」
【GM】 「私の
【ヤマグチ】 ふーん、便利やな。
【GM】 「封印を解くには、英雄の所有物であったとされる、奈落を断ち切る剣が必要なのだそうだ」
【ヤマグチ】 全て思惑通りや(笑)
【GM】 本当にやってくれるとは(笑)
【アルカミル】 普通の剣やったら、蛇は消えんかったん?
【GM】 うん。蛇がキミらに攻撃した場合はダメージが行くけど。会話も可能やった。
【ペルゼン】 やっちゃったな(笑)
【GM】 少佐はアルカミルを一瞥して、「私はこの先、貴様の存在を歓迎しない」
【ペルゼン】 素直に怒られた方がマシや(笑)
【ヤマグチ】 あーあ。
【GM】 ……眠いんですか?(笑)
【アルカミル】 ちょっとな(笑)
「この落とし前は俺がつける!」
【GM】 全部自分でお膳立てしたもんな。
【ペルゼン】 ほんまや。
【ヤマグチ】 その為か!
【GM】 では、戦闘に入ります。ドラゴンは奈落属性ね。
【アルカミル】 やっと、クロスバスタードの真の力を発揮できるで。
【GM】 尻拭いやん。
【アルカミル】 自業自得(笑)
【GM】 例によって、少佐は生まれが“将軍”なので、キミらの行動値が+2されます。ドラゴンが一番最後になる。
【ペルゼン】 おお。
【GM】 それから、少佐の継承する《ヌァザ》の効果で、毎回セットアッププロセスに1D回復するか、攻撃する時常に1D増えるか、選べます。
【ペルゼン】 前、回復にして使えんかったよな。
【GM】 さっさとブレイクしちゃったからね。
【ヤマグチ】 じゃあ、攻撃に足す方で。
【GM】 あ、それから少佐の《トール》1個貸します。
攻撃系クラスに偏ったパーティーであり、本来なら加護の貸出しなどしないのだが、ヘボGMのテンションはかなり高く、ご機嫌だったようである(笑)
お陰であっさりしたクライマックスになってしまった。
【ヤマグチ】 アルカミル、ガンガン《トール》や。
【アルカミル】 じゃあ、まず〔集中〕を使って攻撃するさ。
【GM】 はいよ。
【アルカミル】 あ、クリティカルや。〔猛攻〕する。
【ヤマグチ】 って事は、《ヌァザ》の分を足して4Dやな。《トール》乗せといた方がいいやろ。
【アルカミル】 もちろん。《トール》使う。
【ヤマグチ】 少佐の《トール》もいっとくか。
【GM】 まだピンピンしてるからね。キミたちが。
【アルカミル】 全部で24Dや。(じゃらじゃらじゃら)
【ペルゼン】 おっ、良さそうや。100越えてそう。
【GM】 えっ、マジ!?
【アルカミル】 対奈落も足して、〈斬〉113。
【GM】 レコードかも。《タケミカヅチ》。
【アルカミル】 《ティール》使える?
【GM】 跳ね返されるダメージには適応するらしい。使える。
【アルカミル】 無傷や。
【GM】 ヤマグチさんです。
【ヤマグチ】 14。
【GM】 すかっ。次はペルゼンさんの攻撃です。
【ペルゼン】 おっ。6ゾロ出た。
【アルカミル】 そこに《トール》使う。
【ペルゼン】 (じゃらじゃらじゃら)1が多いな。ダメや。〈斬〉の56。
【GM】 お、かなりヤバいけどまだ大丈夫やった。《フレイ》で《タケミカヅチ》をコピーして使う。
【ペルゼン】 光るで。
【GM】 ドラゴンの攻撃ね。範囲攻撃になります。対象のエンゲージを決める。前の二人のどっちかと、後ろのヤマグチはダイス振って。出目の小さい方を狙うことにする。
【ヤマグチ】 アルカミル、対決や。
【アルカミル】 1。
【ヤマグチ】 4。勝った。
【GM】 では、前衛のお二方に闇のブレスが行きますが。
【ペルゼン】 《エーギル》使いたい。
【GM】 あい。ファンブルになりました。では、セットアッププロセスになります。
【ペルゼン】 自分に《フレイヤ》使う。
【GM】 それは《オーディン》で消してやる。
【ペルゼン】 消された。
【アルカミル】 アルの攻撃やな。〔集中〕使って16。
【GM】 回避。
【ヤマグチ】 キャノン撃つぜ。18。
【GM】 当たった。
【ヤマグチ】 攻撃系の特技はナシか。《トール》もう無いしな。普通に攻撃や。
〈刺〉の17。
【GM】 地味に来た。次はペルゼンさんの攻撃。
【ペルゼン】 ヘボいな。16。
【GM】 ピンゾロでした。《ヘイムダル》使おう。
【ヤマグチ】 それは《エーギル》でファンブルにできる?
【GM】 適用します。当たる。
【ペルゼン】 〔猛攻〕使って、〈斬〉の28。
【GM】 今、少佐がモップをニュ〜っと伸ばしてるから。
【ペルゼン】 「手伝って下さいよ!」(笑)
【GM】 つーん。
【アルカミル】 ヤマグチさん、モップを守らな。
【ヤマグチ】 ほんまや。モップを守りに行かなあかん。「やめるんだ!」
【GM】 モップをブンブン振り回して跳ね返すで。
【ヤマグチ】 ソバが待ち切れんようになって、モップを啜りだすからな。モップ呑みやで。
【GM】 新番組“超犬合体モップオー”。少佐とモップが合体して、悪の限りを尽くすヒーローアニメ。
【ペルゼン】 ヒーローちゃうやん。
【GM】 ドラゴン、倒れたで(笑)
【ペルゼン】 おお! よかった(笑)
【アルカミル】 ドラゴンスレイヤーやで。
【GM】 実体を失ったドラゴンが、黒い霧のようになって消えていきます。
【ペルゼン】 これで怒られずに済む。
【GM】 「遅刻は遅刻だ!」
【ペルゼン】 ギャース!(笑)
【GM】 では、そこでシーンを切ります。