【GM】 まず最初は、サラリーマンからです。
【ヤマグチ】 はいよ。
【GM】 いつものように、ウォンから呼び出しがあります。
【ヤマグチ】 いつものように、デスクの淵に腰掛けて、タバコ吸いながら聞くで。
【GM】 ウォンがペルシャ猫を愛でながら。
【ペルゼン】 そんなんやったか?
【ヤマグチ】 違ったっけ(笑)
【GM】 えらい会社になってもた。じゃあ、ウォンから命令。
「急の仕事で悪いんだけど、真帝国軍のお偉いさんからソバの出前の注文があってねぇ、ソバ屋に寄って品物を受け取ってから、その人の所へ運んで欲しいんだ」
【アルカミル】 口調は普通や(笑)
【ヤマグチ】 ふーん。OKOK。
【GM】 「進攻部隊の前線基地なんだってさ。さすがに普通のソバ屋じゃ無理だからね」
【ヤマグチ】 「俺にとっては安い仕事だな」……そんなキャラやったっけ。
【GM】 「頼んだよ〜」
【ヤマグチ】 じゃあ今日は鼻歌唄いながらベスパに乗ろ。今日は出前用のアタッチメントが付くからな。
【アルカミル】 スーパーカブじゃないんや。
【ヤマグチ】 ちゃうで。ちゃんと自分の愛車やで。
【GM】 クエストは、ミドルフェイズで渡します。
【ヤマグチ】 ん。“ソバを届ける”じゃないんや。
【GM】 そうやけどな、誰に渡すか分からへんやん。
【ヤマグチ】 あー、ほんまや。誰に届けるんや?
【GM】 「どうやら先方は移動中らしくてね。詳しいことは、ソバ屋で聞いて」
【ヤマグチ】 そういう事か。
【GM】 次は、白い人です。あなたは、エクスカリバーのヘレンに呼び出されました。
ヘレン=アーデルマン
アルカミルの師匠の娘である、エクスカリバーの巡検吏。17歳。
純朴だが高飛車で直情径行。なまじ正義感が強いため、危険を顧みず突拍子もない行動に出ては、周囲を巻き込んでいる。
過去に、単独で帝国都市の教会ブロックに乗り込み捕獲されたことがある特攻娘。
節制の神ヴァールの加護を持つクエスター。
【アルカミル】 あ、今回は直接なんや。よかった(笑)
【GM】 ガ○トでコーヒーを飲みながら。
「ごめんね、勝手に呼び出して」
【アルカミル】 「ええけど」
【GM】 「シェルリィ導師から、奈落のドラゴンの調査を仰せつかったの。護ってくれるって約束したでしょう?」
【アルカミル】 「……はぁ」(笑)
【GM】 「なによ、いきなり元気ないわね! ガ○トのコーヒーじゃ不満なの!?」
【アルカミル】 「依頼の内容によるけど」
【GM】 「べつに“倒せ”って言われた訳じゃないし」
【アルカミル】 「調査やな」
【GM】 「無茶はしないつもりよ」
【アルカミル】 「分かった。一応、信じるわ」
【GM】 では、クエストは『ヘレンを護る』
【アルカミル】 また守るんや(笑)
【ヤマグチ】 あーあ(笑)
【GM】 では、次は黒い人です。
【ペルゼン】 頭痛いんかな。寝てるで。
【GM】 今日は遠征の初日で、南方の荒野に向けて出発する日です。
【ペルゼン】 お、おかしいな(笑)
【GM】 起きたところですね。
【ペルゼン】 ちょっと昨日飲み過ぎたかな、って思ってる。外で大きい音がしたら怒る。
【GM】 てゆうか、もう昼ですね。
【ペルゼン】 あれ? ……もう、行っちゃってますか?(笑)
【GM】 定刻に起きていれば騒がしいはずの廊下も、静まり返っています。
【ペルゼン】 そぉ〜っと廊下を見てみる。
【GM】 がら〜ん……
【ペルゼン】 「あれぇ〜? やっべー!!」
【GM】 太陽は中天にほど近い模様。
【ペルゼン】 一気に二日酔いが引いてそう。えー、って思って、ちょっと外に出てみよっかな。
【GM】 いつもウロウロしてる同僚や部下の姿は全く見えない。
【ペルゼン】 とりあえずタバコ吸うで(笑)
【GM】 1本吸い終わった。
【ペルゼン】 「夢かなぁ〜……」
【GM】 廊下に掃除機をかけていた清掃のおばちゃんが、不思議そうに「あんた、何してんだい?」
【ペルゼン】 「俺が聞きてぇよ」(笑)
【GM】 どうしよう?
【ペルゼン】 どうしよう。命の危機や。
【GM】 行き先等は、事前指導がありましたので一応分かってますが。
【ペルゼン】 こっそり向かう。
【GM】 では、クエストですね。『安全運転』
【ペルゼン】 安全運転?
【ヤマグチ】 安全じゃなくなるんや。