▽ 会議室の乱闘 | ▽ リオの居場所 | ▽ 友好関係成立 |
【ヨッヘン】 さ、これで向こうが3人対こっちが4人になった。ところが見た目は3対3なんだねぇ、不思議なことに。
【リーディス】 ヨッヘン、まだ消えてるんや。
【セフィーロ】 そのまま敵の後ろに現れたったらええねん。
【ヨッヘン】 死ねとおっしゃいますか? ろくに回避できん身なのに。というわけで――。
【GM】 ――戦闘かね?
【ヨッヘン】 戦闘だろうね。
【リーディス】 ボコりま〜す。
【GM】 こっちの敏捷は伯爵が22、ナツコ(偽名)が21、男が18。
【セフィーロ】 どんだけ強いねん。
【リーディス】 22!?
【GM】 ハーフエルフが混ざってるのをお忘れなく。
【リーディス】 あー、そうか。
【ヨッヘン】 軒並みエルフである俺より早いじゃないか。とりあえず22と21が、こっちより先やぞ。
【GM】 敏捷度22の伯爵は、このターンは傍観してる。
【ヨッヘン】 で、21のナツコは?
【GM】 このターンはどうしよっかな。剣を抜いて威嚇してるけど。
【リーディス】 これは、さっさと殺してしまったほうがよさそうな気がするな。長引くと不利なような気がする。
【セフィーロ】 うん。
【ヨッヘン】 残りの男は?
【GM】 その男はね、なんかちょっとだけ冒険者を齧ったことがあるかなぁ、って感じ。
【ヨッヘン】 武器は何を持ってんの?
【GM】 剣を持ってる。
【セフィーロ】 素早いだけの人や。
【GM】 そいつも剣を抜いただけ、このターンは。「ホンマにここで戦うんですか」みたいな顔で、伯爵達の出方を見てる。
【リーディス】 セフィーロに〈エンチャウント・ウェポン〉をかけま〜す。
【セフィーロ】 わーい。
【リーディス】 (ころっ)かかった。
【セフィーロ】 打撃力が28になる。キラキラや。いちばん近いの誰?
【ヨッヘン】 伯爵やろ。
【GM】 伯爵じゃない。伯爵はいちばん遠い。ナツコと冒険者がけっこう手間にいる。
【リーディス】 冒険者イヤやな。邪魔や。
【セフィーロ】 ナツコ狙う。ナツコに攻撃する。(ころっ)えーっと、14。
【GM】 はずした。
【セフィーロ】 イヤー。素早いもん。
【ヨッヘン】 俺は姿を現す。ビビった?
【GM】 全然。「いると思ってたんだよ、もう1人。足りないだろ?」
【ヨッヘン】 「途中で死んだとか、そういうふうには思えへんかったのか!」って怒る。
【GM】 「べつに」
【ヨッヘン】 評価されてたと勝手に納得しとく。俺がいちばん遅いから次のラウンド……じゃない。シリウスが残ってた。
シリウスはファイター技能が1レベルしかないねんな、これがまた。
【セフィーロ】 プリーストが主技能やから。
【ヨッヘン】 とりあえず、シリウスが冒険者を(ころっ)9と言って殴った。
【GM】 (ころっ)なら、当たったって言う。
【ヨッヘン】 (ころっ)しかしその後のダメージ決定は7点なんだなぁ。
【GM】 じゃあ次のラウンド。ノーザン伯爵がナツコに「蹴散らしてしまえ」って言って、ナツコが「かしこまりました」
【セフィーロ】 命令して終わり?
【GM】 うん、ノーザン伯爵は何もしない。
【ヨッヘン】 よっぽど強いんやな。〈バルキリー・ジャベリン〉が来るな〜。消えときゃよかった。
【GM】 で、冒険者が「俺も行くんですか?」って言ったら、「おまえも行け」って言われる。
【リーディス】 かわいそう(笑)。
【GM】 ではナツコが行くよ。目の前にいたのは誰やったっけ、セフィーロやんな。セフィーロに攻撃。(ころっ) 15。
【セフィーロ】 あー、足りません。当たった〜。
【GM】 (ころっ)えーっとね、ダメージ10点。
【セフィーロ】 (ころっ)えーっと、防御は13点や。止まった。
【リーディス】 固い。
【セフィーロ】 出目がよかった。
【ヨッヘン】 リーディスやで。
【リーディス】 じゃ、ちょっと燃やしてみよ。〈エネルギー・ボルト〉。
【GM】 誰を燃やす?
【リーディス】 どっちがいいかな。
【ヨッヘン】 もう、親玉狙ったほうが。
【リーディス】 じゃあ、ノーザン。(ころっ)10。
【GM】 (ころっ)10? ノーザン、抵抗しましたぜ。
【リーディス】 やろな。(ころっ)7。
【GM】 は〜い。
【ヨッヘン】 ちょっと通ったやろ、さすがに。無傷とか言われたら俺ら逃げなアカンで。
【セフィーロ】 「無理です!」って(笑)。
【ヨッヘン】 俺、すぐに〈インビジビリティ〉で消えるから。しゅお〜って。
【セフィーロ】 ナツコに攻撃するぞ。 (ころっ)うわー、低ぅ。無理! いちおう、10。
【GM】 えーっ、10? (ころっ)はずれだよ。
【ヨッヘン】 ほな、俺と冒険者が敏捷度的に同時行動やけど、いいかね?
【GM】 いいよ。冒険者は、シリウスを殴るから。先にヨッヘンがどうぞ。
【ヨッヘン】 じゃあ、〈ストーン・ブラスト〉でも飛ばすかね。ノームを封じたダガーを床にカッと突き立てるとだね、光る魔法陣的な文様がむにゅっと広がってだね、ノームが生み出した石つぶてがそこからむわっと浮き出てだね、ファンネル的に飛んで行くわけだよ。(ころっ)16。
【GM】 (ころっ)あっ、かかった。
【ヨッヘン】 ハーッ! (ころっ)ダメージは11発。
【GM】 ふーん。
【ヨッヘン】 6発ぐらいは通ったはずや。
【GM】 ……えーっとね、引き算ができない(笑)。
【ヨッヘン】 じゃあ、20点通ったってことで。
【GM】 なんで増えるねん! 増えへんことぐらいわかるわ!
【リーディス】 惑わしてるで。効かなかったことになったりして。
【GM】 敏捷度18の冒険者は、シリウスをどつく。(ころっ)えーっと、8。
【ヨッヘン】 (ころっ)こっちは9と言って回避。
【GM】 はい、避けた。
【ヨッヘン】 ふふふ、18の冒険者にシリウスが「大工達が入ってるあの部屋に入っとけ」って言ってあげる。
【GM】 「いやっ」って言う。逃げたら伯爵が怖いもん。
【ヨッヘン】 ならシリウスは冒険者を殴る。(ころっ)9と言って殴る。
【GM】 (ころっ)11と言って避ける。
【ヨッヘン】 うわ、避けられた〜。
【セフィーロ】 ライバルや。
【リーディス】 次は?
【GM】 次はノーザン。そろそろ動くかねぇ。
【リーディス】 え〜?
【GM】 どっちにも行けるなぁ。偶数やったらセフィーロで、奇数やったらシリウス。(ころっ)セフィーロ。セフィーロに攻撃〜。
【セフィーロ】 (ころっ)13。
【GM】 伯爵は槍を持ってるからね。槍で攻撃〜、(ころっ)出目が悪いんで、12。
【セフィーロ】 回避できた。イエー、成功だ。
【リーディス】 肉弾戦か。
【セフィーロ】 次はナツコ。
【GM】 ナツコは(ころっ)13でセフィーロを殴る。
【セフィーロ】 (ころっ)あー、当たった。
【GM】 (ころっ)えーっとね、12とか言ってみる。ダメージ。
【セフィーロ】 (ころっ)止めた。
【ヨッヘン】 防御はすごいよな。13で止めた。
【リーディス】 当たって耐えるのが趣味!
【セフィーロ】 ドワーフか、俺は。
【リーディス】 リーディスはもっかいエネボ。(ころっ)14。
【GM】 14。ノーザンに魔法?
【リーディス】 そう。
【GM】 (ころっ)えーっと、抵抗してない。効いた。なんでさっきから3とか4が出るの?
【セフィーロ】 まわせ!
【リーディス】 (ころっ)おー、いった、いった。13!
【セフィーロ】 ナツコに攻撃だー。いい加減当たって欲しい。(ころっ)イヤ〜、14。
【GM】 (ころっ)避けたよ。
【ヨッヘン】 ヨッヘンはノーザンに〈ストーン・ブラスト〉をもう1発かます。 (ころっ)お、今回はヤバイな。12と言って〈ストーン・ブラスト〉。
【GM】 (ころっ)うん、効いてない。
【ヨッヘン】 効いてない。ほんならクリティカルなしで。(ころっ)普通や。9発。
【GM】 9発。そろそろヤバそうな気はせんでもない。次はシリウス。
【セフィーロ】 シリウスは冒険者君に攻撃だ。(ころっ)大したことない、12で攻撃。
【GM】 (ころっ)12で攻撃は避けた。
じゃ、冒険者君はシリウスに攻撃だ。(ころっ)10。
【セフィーロ】 (ころっ)11で回避。
【リーディス】 すごい熾烈や。めちゃめちゃハードや、ここ。
【GM】 で、次のラウンド、ノーザンが行くで? セフィーロに。
【セフィーロ】 やめて。
【GM】 行くー。(ころっ)6ゾロ。
【セフィーロ】 (ころっ)そんなん当たった。
【GM】 (ころっ)ダメージは13ね。
【セフィーロ】 (ころっ)えーっと、2点来た。
【GM】 ナツコもセフィーロに攻撃で、16。
【セフィーロ】 (ころっ)……残念やな、14や。当たった。
【GM】 (ころっ)えーっとね、ダメージは14。
【セフィーロ】 (ころっ)防御は11やで。3点も通ってもた。
【GM】 これ、セフィーロじゃなかったら死んでるんちゃうん。
【リーディス】 とくにあの後ろのほうにいる――。
【GM】 そうそうそう。あのエルフとか。
【リーディス】 次はわたしだけど、精神点3点しか残ってない。回収してくれるんやったら、気絶覚悟でするけど。
【セフィーロ】 勝ったら回収するけどさ。
【GM】 負けたら――。
【リーディス】 負けたら、気絶してたほうが幸せかも知れんな。じゃ、気絶しながら、伯爵に〈エネルギー・ボルト〉。1ゾロやったりして(笑)。(ころっ)おお、14。
【GM】 (ころっ)くらった。
【セフィーロ】 やった、まわせ!
【リーディス】 (ころっ) 10。
【GM】 伯爵気絶。生死判定は成功。
【リーディス】 相討ちだ。
【GM】 じゃ、ナツコが怒った。
【セフィーロ】 よし、ナツコに攻撃だ。 (ころっ)どうかな、16。そろそろ当たってくれ。
【GM】 16は(ころっ)あ、当たったわ。
【セフィーロ】 (ころっ)おっ、1回まわった。(ころっ)22。
【GM】 22!? 一応生きてる。まだ大丈夫。
【ヨッヘン】 俺はノームinダガーと力を合わせて、〈ストーン・ブラスト〉をナツコに。
【リーディス】 ノーム大好きやな。
【GM】 (ころっ)あ、6ゾロ! 抵抗。
【ヨッヘン】 (ころっ)それでも9発いくよ。で、次は冒険者とシリウスの大決戦だが。
【セフィーロ】 リーディスがシリウスを使ったら? 気絶中は暇やろ?
【GM】 冒険者がシリウスに12と言って攻撃するよ。
【リーディス】 うん。(ころっ)当たったっぽい。
【GM】 (ころっ)待ってね、まわった。
【リーディス】 えーっ!?
【GM】 (ころっ)11点。
【リーディス】 防御。(ころっ)4点きた。
【ヨッヘン】 反撃やで、シリウス。
【リーディス】 殴ればええわけやね。
【GM】 うん。降参してもいいけど。
【リーディス】 殴る。 (ころっ)11。
【GM】 (ころっ)13。はーずれー。じゃあ、次のラウンド、ナツコが呪文を唱える。みんな、抵抗して。
【ヨッヘン】 何かきた。
【GM】 〈フォース〉!
【ヨッヘン】 〈フォース〉か。(ころっ)12と言って抵抗。
【セフィーロ】 (ころっ)12で抵抗。
【GM】 1人ずついこっかな。えーっと、(ころっ)17。
【ヨッヘン】 どんだけ高いんや。抵抗しきれん。
【GM】 (ころっ)20。
【リーディス】 すげー! 効いた。
【GM】 (ころっ)16。
【ヨッヘン】 16? でも、アカンわ。全部効いたで。クリティカルありやで、全員。
【GM】 (ころっ)あ、ヘボ! シリウスに9点。(ころっ)えーっと、セフィーロに11点。
【セフィーロ】 11?! 6点もくるがな。うわっ、ついに生命点一桁突入やで。
【GM】 (ころっ)ヨッヘンも一緒、11点ね。
【ヨッヘン】 俺なんか、この1発で一桁突入やぞ。残り5。
【リーディス】 さっさと倒しちゃえ。ざくっと斬ったら、おしまいのような気がする。
【セフィーロ】 攻撃だ。当たれ〜。(ころっ)18で攻撃だ。当たれよ。
【GM】 (ころっ)当たったよ。
【セフィーロ】 この後が問題なんやな。(ころっ)あ、残念〜。13や。
【ヨッヘン】 じゃあ〈ストーン・ブラスト〉を、2倍消費。ナツコと冒険者の両方に行くからね。
【GM】 うん。(ころっ)
【ヨッヘン】 まず、ナツコから。(ころっ)これは11と言って――。
【GM】 抵抗と言ってみた。
【ヨッヘン】 (ころっ)ナツコは11発。
【GM】 11発。あー、倒れた。
【ヨッヘン】 んじゃあ、冒険者な? (ころっ)。
【GM】 抵抗してな〜い。
【ヨッヘン】 なら、11発と言って石つぶて。
【GM】 11発って言われたら……あっ、生きてる!「痛〜」
【リーディス】 「どうするよ?」
【GM】 「逃げていいっすかね?」
【リーディス】 「じゃあ、あの部屋に。先ほどご案内しました」
【GM】 もう1人ご案内〜。
【リーディス】 ナツコと伯爵を縛る。
【セフィーロ】 縛って武装解除して。
【ヨッヘン】 女のほうは猿轡もはめとかないと、神聖魔法は使えてしまうからな。
【GM】 うん、なんか戦いの神の聖印が、あったりなかったり。
【リーディス】 見え隠れ。
【ヨッヘン】 さあ、じゃあ、吐いてもらおか。リオの居場所を。
【GM】 どっちを起こしたんよ? 2人?
【セフィーロ】 ノーザンのほうやろ。
【ヨッヘン】 まだ起きてなかったか。応急処置するさ。
【セフィーロ】 おっと、その前にトランスファーでリーディスを回復させてあげるよ。
【リーディス】 イエー。
【セフィーロ】 1点だけな。
【リーディス】 ……ふ〜ん。
【セフィーロ】 こっちももう残ってないんやから。精神力。
【ヨッヘン】 ノーザンは? 応急手当するけど。
【GM】 なら起きた。睨まれる。
【セフィーロ】 睨み返す。「どうやら負けたのは、あなただったみたいだが?」
【GM】 「そのようだね。で、何が望みだ?」
【ヨッヘン】 「リオの居場所」
【セフィーロ】 それと王子の解放やね。
【ヨッヘン】 それから戦争回避やね。あと、3万フィスと――。
【リーディス】 帰りの馬車と。
【GM】 とりあえずどうしようかな、リオの居場所だけ教えよっかな。
【ヨッヘン】 なんでそんな偉そうなんよ。
【GM】 2階の部屋あったやん。あれの、妹の部屋の2つ向こう。
【ヨッヘン】 妹の部屋……ああ、あそこか。
【リーディス】 生きてんの?
【ヨッヘン】 音はしてなかったけど。
【リーディス】 生きてる?
【GM】 「さあ?」
【リーディス】 放置かよ!
【ヨッヘン】 見に行ってみるかね。
【セフィーロ】 こいつ縛って連れて行けば、安全に動けるやろ。
【GM】 ノーザンを?
【ヨッヘン】 そんなんしたら見るからに悪者なんやけど、俺ら。
【リーディス】 いいやん、誰も見ないし。見に行く。
【GM】 じゃあ、鍵かかってて、8以上出したら開くよ。
【リーディス】 開けるー。(ころっ)おう、ちょうど8。
【GM】 開いた。
【ヨッヘン】 中、見る。
【GM】 女の人の部屋みたいになってる。まぁ、ナツコの部屋やねんけどな。
【リーディス】 ほう。
【GM】 「どこかにいるんじゃないか?」って伯爵。
【リーディス】 この部屋のどこか?
【セフィーロ】 探し回ろ。
【ヨッヘン】 じゃ、ベッドのけてみる。
【GM】 ならばベッドの下にリオが。〈スリープ〉かかってるんちゃうかなぁ。
【ヨッヘン】 〈ディスペル・マジック〉じゃなくても、精神に影響与える魔法かけて、スリープの達成値を上回れば大丈夫だぜ。3レベルプリーストのシリウスが〈サニティ〉したらいいよ。
【GM】 頑張って14以上出してください。
【リーディス】 (ころっ)15。
【GM】 じゃ、起きた。「あれっ、ここどこ?」みたいな。
【ヨッヘン】 「ここはノーザン伯爵の家です」
【セフィーロ】 シリウスがおるから大丈夫やろ。この2人、面識あるんやから。
【GM】 うん、リオはシリウスのほうに行く。
【ヨッヘン】 ま、シリウスが起こしたんやけどね。
【GM】 まあね。
【セフィーロ】 「かくかくしかじかで」って、事情説明したげる。リオ、評議会のメンバーやろ?
【GM】 「指輪がないので、入れないんです。盗まれてしまって」
【ヨッヘン】 とりあえず指輪は城にあるんやろ。「この人のです」って言えばええねん。で、王子を助けてもらおう。何とか頑張って。
【GM】 「じゃあ、あなた方も来てください。あと、伯爵も連れて」
【リーディス】 OK、OK。
【セフィーロ】 連れて行こう。
【ヨッヘン】 ナツコも連れてくか。あの大工たちはどうしよう。
【セフィーロ】 ほっとく。
【ヨッヘン】 反省文書かして終わり、でいいか。じゃ、城に行く。
【GM】 城は……リオがいたら入れてくれる。あと、縛られてるノーザン見て、「はあッ!?」って思ってる。
「これは何事ですか!?」
【ヨッヘン】 「かくかくしかじか」って言う。
「じつはこいつらが犯人だったのだよ」
【リーディス】 「すべての糸を引いていた」
【ヨッヘン】 「この町で起こってる犯罪のすべては、この2人の仕業だったんだよ!」
【リーディス】 おまえな。
【セフィーロ】 広がらせすぎ。
【GM】 「じゃあ、隣の国の王子がやって来たのも?」
【ヨッヘン】 「そうそうそう。こいつらの罠だったのだよ」
【リーディス】 嘘や〜。なんか、自発的に来たような……。
【GM】 「そうかぁ」って納得する。とりあえずリオが助かったから、ノイブルクのお父さんは喜んでるし、リオがちゃんと言ってくれるから、信じるよ。
んで、そやな、「じゃあ、王子は解放するので、かわりにその伯爵とその女を手渡してくれないか?」って言われる。
【ヨッヘン】 いいよ。
【GM】 で、リオは指輪返してもらった。とりあえず、今の戦争の危機は回避できた。ノイブルクの権力者(リオの親)が「これから仲良くやっていこうじゃないか。娘を助け出してくれて、ありがとう――って、キミのとこの国王に伝えといてくれ」――。
【ヨッヘン】 ほう。ええことや。
【GM】 ――って、セフィーロに言う。
【ヨッヘン】 あれ?
【GM】 「ところで、王子の側近を1人、殺してしまったんだが」
【リーディス】 ホンマや〜。あーあ。
【ヨッヘン】 「あんたらのとこにはプリーストいないの? 徳の高〜い」
【GM】 この町にはいない。ノイブルクにいる。
【ヨッヘン】 それはもう、そちらの経費で生き返らせれば丸く――。
【GM】 「おーい、死体を、掘り起こしてこーい!」
【リーディス】 埋めたんかーっ!
【ヨッヘン】
【セフィーロ】 もう、埋葬されてたん。
【ヨッヘン】 それでもう丸く収まるなら、黙っといてあげよう。王子もその辺は心得てるやろ。
【GM】 うん、その辺はまあ。
【ヨッヘン】 アルファンに帰ったら、国王にあれを見せなアカンな。
【セフィーロ】 そうそう。裏切った奴リスト。
【GM】 とか言いながら広場のとこにいたら、新たな張り紙が。「形勢逆転!! 処刑されるのは伯爵!」って。
【ヨッヘン】 ま、夫人殿には気の毒やけど、自業自得やからしゃあないわな。
【GM】 「美形のハーフエルフ散る!」とかって書いてあんねん。
【リーディス】 そうなんや。
【GM】 普通のハーフエルフやったけどそういうことにされてる。ナツコも勝手に美女にされてんねん。べつに美女でもなんでもなかったけど。
【リーディス】 普通の姉ちゃんや。
【GM】 うん。
【セフィーロ】 「白くじら団、サヨナラ満塁ホームラン」とか。
【リーディス】 スポーツ新聞や。
【ヨッヘン】 なんか思いっきり名前が出てるやん、秘密結社の。
【GM】 「黒ワシの最期!」とか。
【リーディス】 なんてフォーカスな町や。
【GM】 で、王子の護衛の死体掘り起こして、ノイブルクに1週間かけて行って、復活さしてもらって、ノイブルクの偉い人がアルファンの国王宛てに親書を書いてくれて、セフィーロに渡す。王子じゃなくて。
【ヨッヘン】 王子、ぽーっとしてるからな。
【セフィーロ】 かわいそうに。まだ放心しとんや、きっと。
【GM】 「じゃあ、帰りますか」みたいな。生き返ったジャックも、きょろきょろしながら。
【セフィーロ】 ノーザン伯爵はどうなるん?
【GM】 ギロチン?
【リーディス】 イエー(笑)。
【ヨッヘン】 ギロチン好きやな〜。
【GM】 3日後に。
【ヨッヘン】 あー、見てから帰るかね。
【リーディス】 見て帰るぅ。
【セフィーロ】 最期ぐらい見届けな。
【ヨッヘン】 〈フォーリング・コントロール〉かけたったらええがな。
【リーディス】 スローで。スロー再生。
【GM】 じゃあ、スローで見れた。
【リーディス】 見れたんや(笑)。やったんや。
【ヨッヘン】 最低や。
【リーディス】 じゃあ、その感動をセフィーロに伝えるわ。「すごかって〜ん」とかって。
【ヨッヘン】 ヨッヘンは自分に〈サイレンス〉かけて寝とく。うるさいから。
【リーディス】 「血飛沫が〜」とか言い出すで。
【ヨッヘン】 何がそんなに嬉しかったんやろ。
【セフィーロ】 「変な子やなぁ」って思っとく。
【リーディス】 今さら何を言う。
【ヨッヘン】 リオはどうなった?
【GM】 リオはノイブルクに帰った。
【ヨッヘン】 ところで、リオは誰に〈スリープ〉かけられたん。伯爵?
【GM】 さあ?
【ヨッヘン】 そうか。まあ、いいか。
お礼はきっとアルファンからもらえるやろ。裏切り者リスト、持って帰ったし。じゃ、帰ろか。
【リーディス】 「ただいま〜」
【セフィーロ】 「大変やった」
【GM】 シュウさんが、「どうでした? 向こうの国は――」
【リーディス】 「チーズ、まずかってん」
【GM】 「えっ!?」
【リーディス】 「ギロチンはよく切れた」
【GM】 「は?」
【GM】 じゃあ、成功報酬の1万フィスをもらえた。3人で分けて。
【セフィーロ】 もっと感謝されてもええようなもんやけど。
【ヨッヘン】 3333フィスで、1フィスを王子にやろう。
【リーディス】 王子じゃなくてジャックにあげよう。
【セフィーロ】 「痛かった?」って。
【リーディス】 見舞金として。ところでトンネル、どうなった?
【GM】 トンネルはあとは開通式を待つぐらいやけど。
【セフィーロ】 出席させてな、それ。てか、そんなことよりもむこうの国で起こったことを、シュウさんに全部言うよ。「ちょっと聞いてくれますかー」って。
【リーディス】 だいぶ溜まってるらしいで、セフィーロが。
【セフィーロ】 「あの王子、もうちょっと厳しく教育して欲しい。それとあんたも、もっと人を疑ういうことを知ったほうがいいと思う」
【GM】 「いや、私は全部、部下に任せていたんでね」ってシュウさん。
【リーディス】 それは楽だ、いいな〜。
【セフィーロ】 この人、優秀ちゃうん?
【GM】 シュウさん、そういうの専門じゃないねん。穴掘りの監督専門やねん。「いちおう、注意しておくよ」
【ヨッヘン】 『いちおう』なんや。
【リーディス】 絶対、忘れてるで、もう。
【ヨッヘン】 で、経験点は?
【GM】 経験点は、3000点。で、裏切り者の紙は、どうしたん?
【ヨッヘン】 渡したよ。
【GM】 シュウさんに?
【ヨッヘン】 王様でもいいけど。
【GM】 王様は、今いない。
【ヨッヘン】 シュウさんでいいんかな?
【セフィーロ】 シュウさんの名前はリストに載ってなかったんやろ?
【GM】 うん、載ってないよ。
【ヨッヘン】 いちおう写し取っとこ。写し取って、写しじゃないほうを渡す。
【GM】 OK〜。ちなみに名簿に載ってる名前は、『ギリアム先生』、『クロド』、『リーゼ』、『ルクソール将軍』、『シュナイダー少佐』、『トリス神父』、『パティ・パトリシア』
【ヨッヘン】 ……ふーん。全部、知らん人やな。
【セフィーロ】 ナツコの本名って、けっきょく何やったんやろ。
【GM】 ナディア。
【リーディス】 なんで『ナツコ』やったん?
【GM】 『ナ』つながりで。
【リーディス】 共通点は『ナ』で(笑)。