▽ エリート様、登場 | ▽ 疑われた盗賊 | ▽ 穴掘り手伝います |
【ヨッヘン】 べつに彼女の部屋の中まで見張っとかんでええよ。道中怪しくないかだけ見ててくれれば。
【リーディス】 じゃ、彼女待ちで。いつ頃帰る?
【GM】 彼女は4時頃に帰る。
【セフィーロ】 ……えっ?
【リーディス】 夜中やなぁ。
【ヨッヘン】 朝かいな。ほな、もう見張りセフィーロに交代してるよ。夜、10時ぐらいに。
【GM】 早っ。
【ヨッヘン】 「僕はもう、サンドマンにすっかりとり憑かれたよ」
【セフィーロ】 おお!?
【ヨッヘン】 なんか、口調もおかしいで。
【リーディス】 壊れてんで。
【ヨッヘン】 じゃあ、交代してくれ。
【セフィーロ】 「わかったー。じゃ、後でまた起こしに来るから」
【ヨッヘン】 朝ご飯のとき、起こしてね。
【セフィーロ】 「さあてね」とか。
【ヨッヘン】 ま、勝手に起きるけど。
【セフィーロ】 じゃ、とりあえず飯を見張っとく。毒を混入するんなら、ここやからな。
【ヨッヘン】 隠れてるほうがええかも知れんな。現場を押さえるんなら、隠れとったほうがええんちゃうん。
【セフィーロ】 隠れとこか。こっそり。
【リーディス】 こっそり見張り。
【セフィーロ】 部屋の隅っこのほうで。
【ヨッヘン】 暗がりで。
【セフィーロ】 そうそう。体育座りして(笑)
【リーディス】 怖っ。
【GM】 では明け方にゼノが帰るけど。
【リーディス】 ん。ついて行くというか、尾行したい。 (ころっ)
15。 ついて行くでー。
【GM】 まず、街の酒場に入ってくけど。
【リーディス】 うん、普通やね。ついてくね。
【GM】 で、なんか1杯引っかけて。
【ヨッヘン】 普通の酒場?
【GM】 普通の酒場。宿屋の下にあるみたいな。で、適当な人としゃべって、その後2階に上がってくけど。
【リーディス】 ついてく。
【GM】 彼女の借りてる部屋のようです。
【リーディス】 ん〜。入ってしまったか。
【GM】 入ってしまったよ。どうするかね?
【ヨッヘン】 窓の外で見張っとき。
【リーディス】 なんか音とか聞こえたりとかはせえへん?
【GM】 着替える音とか聞こえる。ばさばさばさ。で、しばらくして静かになるけど、寝たんちゃうかな。
【リーディス】 寝ちゃったらしょうがないから、その工事現場に帰る。
【ヨッヘン】 あ、帰って来んの?
【リーディス】 どうしよう。だって、朝まで見張っとくん?
【ヨッヘン】 うん。
【リーディス】 『うん』て。
【ヨッヘン】 窓の外でな。
【セフィーロ】 夜露に濡れながら。
【リーディス】 じゃあ、見張っとこうか。せっかくついて来たし。
【GM】 では朝になりました。何もなかったよ。ゼノの見張りも、食事の見張りもね。鉱山では、昨日の夜発病した人はいないみたいです。
【リーディス】 ふーん。じゃあ、「何にもなかった〜」って帰ってくる。
【ヨッヘン】 「うん、こちらもなんもなかったわ」
【リーディス】 眠たい。
【セフィーロ】 「じゃあ、朝飯を食おっかー」
【GM】 食ってください。
【セフィーロ】 みんなと混じって食う。
【ヨッヘン】 タマネギ食う。ベーコンを――
【リーディス】 ベーコンを食べる。
【ヨッヘン】 リーディスの、皿に移す。
【リーディス】 わーい。
【ヨッヘン】 その代わり、リーディスのジャガイモをさくっと刺して――。
【リーディス】 「こらー! やめろや〜」
【ヨッヘン】 パクパクパクって食って。
「交換したじゃないか」(笑)
【リーディス】 一方的やな。
【GM】 ところで、朝飯が終わる頃に老夫婦と犬が来るけど。
【セフィーロ】 ほう。
【ヨッヘン】 老夫婦のしゃべりはどうかね。
【GM】 しゃべり?
【リーディス】 現地語?
【GM】 違うね。ちょっとだけやけどアリステア地方の訛りがある。
【ヨッヘン】 という事は老夫婦の孫のひ弱な奴も?
【GM】 ううん、ひ弱な奴は現地語。
【ヨッヘン】 てことは孫はこっちで生まれたのか?
【リーディス】 犬は?
【GM】 犬は、「ワン」
で、老夫婦は包みを出して、その中には差し入れのおいしそうなソーセージが入ってる。「みんなで晩ご飯に食べてくださいね。お爺さんが頑張って作ったんですよ」って。
【ヨッヘン】 「ソーセージですか。それは腸詰ですね」
【GM】 「腸詰ですよ」
【リーディス】 まんまや。
【ヨッヘン】 違うで、こんなキャラじゃないで。
【セフィーロ】 何者。
【ヨッヘン】 今のは削除してな。
【GM】 嫌。
【リーディス】 そんな事したらヨッヘンのセリフ全部なくなってしまう(笑)
【ヨッヘン】 おかしいなぁ。
で、老夫婦はアリステア系か。
【リーディス】 何者や。犬も気になるな。
【セフィーロ】 ところで、ひ弱な奴の親は? 爺さんたちしか来てないんやろ? 親いないの? 老夫婦に聞いてみよう。
【GM】 ……母親は飲んだくれてます。父親は逃げた。
【ヨッヘン】 うわー。
【リーディス】 えらい家庭になってる。
【ヨッヘン】 すさんでるなぁ。
【リーディス】 孫と老夫婦だけ見たら、平和やったのに。
【ヨッヘン】 なあ。えらいこと聞いてしまった。
【セフィーロ】 かわいそうに。
【ヨッヘン】 「アリステアに帰り」って言いたくなるよな。
【GM】 「この街でおみやげ屋さんをやってるんです。だから帰ろうとは思いませんよ」
【ヨッヘン】 う〜ん、老夫婦のアリステア地方出身っていう設定、シナリオに関係ないとは言い切れないけど……無関係な気もするよなぁ。やっぱりゼノやろな。ゼノが怪しい。
【GM】 今日は昼過ぎにシュウさんが来るよ。監査員の。「全然、進んでないじゃないか」ピキピキ。
【ヨッヘン】 ピキー。うわー。
【GM】 「やはり、あいつ(スティンク)に任せたのは間違いだな」
【リーディス】 エリートや。
【GM】 「スティンクはダメだ。俺に任せたら、1ヶ月で掘りあげるのに」とか、言ってる。
【ヨッヘン】 え? この人は熱病を探りに来てるんじゃないの?
【GM】 いや、進み具合。熱病は探りに来てないよ、べつに。
【ヨッヘン】 現場監督の監督?
【GM】 うん、王様がこっそり派遣したみたい。途中で「スティンクじゃムリかも」って思ったらしい。
【セフィーロ】 なるほどな。
【ヨッヘン】 なんや、この病気を探りに来た監査員か思った。
【GM】 まぁ、当然病気も知ってるけどね。
「なんか変な病気も流行(はや)ってるし、あいつの健康管理がなってないんだ」とかなんとか。
【ヨッヘン】 「そうですねぇ。まったくですなぁ」
【GM】 「患者をこんな汚いところに閉じ込めて。俺なら絶対、しないけどなぁ」
【ヨッヘン】 「マジ!?」って聞く。
【GM】 「ああ。で、キミはなんだ?」って聞かれる。
【ヨッヘン】 「ヨッ」――もう、いいでしょう?(笑)
【リーディス】 どんどん暴走して行くで、こいつは。
にしても、シュウさんなんだか感じ悪いなぁ。
【ヨッヘン】 そう? やり手って感じがしたけど、俺。
【セフィーロ】 なぁ。
【ヨッヘン】 だって、ここが汚いことを、一発で見抜いた。
【GM】 見てわかるもん(笑)
【リーディス】 じゃあやっぱり隊長の彼女かなぁ?
【ヨッヘン】 俺は彼女やと思うね。でも、シュウ監査員もちょっとヤバイかも。この人のしゃべりはどうやった?
【GM】 いちおう南の感じやけど、ムリして共通語しゃべってる。関西人が、頑張って標準語しゃべってるような感じ。イントネーションが――
【ヨッヘン】 ちょっとおかしい。
【GM】 うん。
【ヨッヘン】 サリア地方のどこ出身やろな。
【リーディス】 広いよ、けっこう。
【ヨッヘン】 うん。サイフォンもサリアやからな。
【リーディス】 うん。
【ヨッヘン】 あれかな。ご飯見張るときは隠れたほうがいいよな、やっぱり。毒とか入れるところを、捕まえなきゃな。
【リーディス】 毒、入ってんの?
【セフィーロ】 いや、まだそうとは決まってないけど。
【ヨッヘン】 でも、1人にしか効かへん。ご飯ってどんな置き方してた?
【GM】 給食の時みたいなボールに入ってる。朝ご飯は、ボールの中にジャガイモがゴロゴロゴロ〜、ベーコンがバサバサバサ〜って入ってるのを、一人ずつ勝手に取ってって、パンも勝手に取ってく。
【リーディス】 じゃあ、毒なんか入ってたら集団食中毒になるよな。一人を狙い打ちはできない。
【セフィーロ】 うん。発症するのは常に1人だけやろ?
【ヨッヘン】 ジャガイモって、マッシュポテト? それとも1個ころ〜んってなってるの?
【GM】 半分に切ったのが、ころ〜ん。
【ヨッヘン】 おい、毎日こんなメシやったら、1人狙うことはできるよ。そのジャガイモ一個に入れときゃええねん。パンとか個別の食べ物に毒入れたら、それですむやろ?
【リーディス】 特定の人物を狙うことはできないけど。
【ヨッヘン】 でも、共通点なんかなかったやん、倒れた人に。ランダムやろ、完全に。
【リーディス】 無作為。
【ヨッヘン】 要するに働く人を少なくしたら、ええわけや。サイフォンか、サイードは。
【セフィーロ】 【リーディス】 うん。
【セフィーロ】 でも、1人ずつ減らしていくってのは――
【ヨッヘン】 なぁ。なんで1人ずつなんやろ。全部、減らしゃええのに――
【リーディス】 一気にねぇ。
【セフィーロ】 1人ずつ減っていくことに、何か意味があるんか?
【ヨッヘン】 なぁ、工事は続行してるもんなぁ。
【リーディス】 欠員の分は、他の人連れて来たらすむし。
【ヨッヘン】 なんやろ。どういう意味があるんやろ。
【リーディス】 うーん。
【GM】 じゃ、昼過ぎに奥さんと子供が、バスケットに手作りクッキーとお花を入れてやって来る。
【リーディス】 おお〜、いいねぇ。
【GM】 ちなみに子供は女の子ね。
【ヨッヘン】 何歳ぐらい?
【GM】 子供? 2〜3歳。
【リーディス】 その2人、見た目は普通?
【GM】 普通の街の人みたいな感じやけど、2人とも。
【ヨッヘン】 しゃべり言葉は?
【GM】 しゃべり方もアルファンの一般市民と同じだよ。
【ヨッヘン】 地元人。この人も外れてるような気がするけどね。クッキー、1つ食べる。
【GM】 「あ、さっき焼いたばっかりなんですよー」
【ヨッヘン】 「そうですか」 もそもそって食う。
【GM】 おいしいよ。
【ヨッヘン】 じゃあ、「おいしいです」って答える。
【GM】 「ありがとうございます」
で、奥さんはそのクッキーを食堂に置いてあるガラスの入れ物にざーっと入れて、「これ、みんなで食べるみたいなんですよー」
ついでに、持って来た花を空きコップに入れて。「花があったら明るくなりますよね」
【ヨッヘン】 「その花!」ぴきーん。
【GM】 「あ、うちの家の庭の花です。この子が採ってくるんです」
この人らは今日は旦那の仕事が終わるまでここにいるみたいやで。
【セフィーロ】 あ、そうなん。
【GM】 持って来た弁当食べてる。2人で。
【セフィーロ】 ほう。旦那には弁当ないんや。
【GM】 「だって、ここの隊員ってお昼はご飯食べちゃいけないみたいなんです」
【リーディス】 あ、そっか。そういえば昼は腐るからないとか言ってたな。
【ヨッヘン】 自前もダメなんか。厳しいですねぇ。
「ま、私はここのゲストですから?」って言って弁当を見つめる。
【GM】 「いや、でも、ねえ?」
【ヨッヘン】 「ぐぅ〜」
【GM】 「2人分しか持ってないんで。それにエルフの方には、口に合わないかも知れませんからねぇ」(笑)
【セフィーロ】 クッキー食べたらええやん。
【リーディス】 ホンマや。
【ヨッヘン】 もそもそー。
【GM】 「あ、全部食べないでくださいよ? みんなの分なんで」
【ヨッヘン】 そろそろ怒られ始めるから、やめておこう。
「やっぱりクッキーはどんぐりの実を粉にして焼いやつが最高だね」と、思っとく。故郷の、彼女のことを思いだしとく。
【リーディス】 ほう。
【GM】 彼女いたんや。そんな変なキャラで。
【リーディス】 変じゃなかったんやろ、予定は。
【GM】 そう、予定は。
【ヨッヘン】 おかしい。何かにとり憑かれてんねん、今。
【セフィーロ】 とりあえず、聞き込みしとこかな。クッキー持ってきた親子に、「なんか、気になったこととかないか?」
【GM】 気になったこと? 「ここ、たまにゴキブリ出るんですよね」
【セフィーロ】 汚いんですね。けっこう、病気とか流行ってるみたいですけど。「心配でしょう、旦那さんのこと」
【GM】 「心配ですよー」って、奥さん。子供のほうは、食堂の隅で遊んでるけど。
【リーディス】 ゴキブリと(笑)
【セフィーロ】 汚い(笑)
【リーディス】 たくましいねん。
【セフィーロ】 「汚いよー」って注意しておこう。
で、その奥さんのほうは、べつに変わったこととか、気になることとかは別にない、と。
【GM】 うん、病気が気になるけど、そんぐらいちゃうかな。
【セフィーロ】 どのくらいのペースで来てんの、この人。
【GM】 だいたい毎日来てるけど、忙しい日は来ないってさ。
【セフィーロ】 いつもこの時間ぐらいに来て――仕事終わるまで待ってから帰る?
【GM】 そんな感じ。
【ヨッヘン】 見た感じ、平和な日常しか感じないねんけど、この鉱山から。1週間の間に何があったんやろ。ゼノが来てんのは、ずっとやんな?
【GM】 うん、病気が発生する前……っていうか、着工した時からずっと来てる。老夫婦も、クッキー親子もノーチラス先生もカリンとカトレアも。シュウさんは、1ヶ月経った頃から来たけど。
【ヨッヘン】 ゼノが1週間前に誰かに何か頼まれたんちゃうか? サイフォンが遣わした何かが来て買収されたんや。買収される可能性があるのは、ゼノだけやろ?
【リーディス】 そうやな〜。
【ヨッヘン】 絶対、このゼノやで。
【セフィーロ】 シーフギルドにゼノのこと聞いてみたらいいかもよ。
【ヨッヘン】 後で、リーディスが行ってみたらええがな。「リーディス君、仕事だ」
【リーディス】 「なんで、おまえが言うねん〜」
じゃあ、シーフギルドに行って、ゼノについて聞く。
【GM】 「その女はこの街のシーフギルドには所属してないけど、何かね?」
【リーディス】 あ、そうなんや。
【ヨッヘン】 その人が怪しい奴らと取り引きしたとか、そんな現場を目撃した人はいないかね? 怪しい奴とつき合ってるというか、頻繁に会ってるというか、そういう様子があるか、ないか。
【GM】 「そういう情報は、今のところ入って来てないな」
【ヨッヘン】 入ってへん。探ることもできへん?
【GM】 探ろうと思えば尾行はつけられるけど、マネーがいるのね。
【ヨッヘン】 なんぼ欲しい?
【リーディス】 220渡す。
【GM】 ほう。「どの程度、探って欲しいのかな? てゆうか、尾行は何人つけて欲しいのかな。何レベルの尾行がいいのかな?」
【リーディス】 できるだけ。
【GM】 「レベル4までなら用意しますがね」
【ヨッヘン】 3レベルを3人やったらいくらかかる?
【GM】 「何日拘束?」
【リーディス】 どうやろ。1週間ぐらいしたいけど、そんなお金ないよ。
【ヨッヘン】 500フィスで何日調べられる?
【GM】 2日。
【ヨッヘン】 なら、500フィスで1週間調べるとなると――
【GM】 2レベルの奴1人で。
【ヨッヘン】 1人か〜。
【リーディス】 厳しいな。
【ヨッヘン】 1レベルを2人で、でもいけるよね。
【GM】 いいけどね。「それならキミらがしたほうがいいんじゃないのか」って言われる。
【セフィーロ】 こっちのシーフは2レベルやで。
【リーディス】 私、自分で調べるの嫌やから文句言うよ?
【GM】 「まあ、ゼノがこの街に来たのは2ヶ月ちょっと前やから、その前のことはこのギルドでは関知してないけどな」
【ヨッヘン】 ほう。ところで鉱山で病気になってるの、盗賊ギルドは知ってる?
【GM】 知ってるみたいやで。
【ヨッヘン】 そりゃ、知っとるか。王様から依頼が来るぐらいやもんなぁ。
【セフィーロ】 もしかして許可証持ってる奴以外の仕業とか? よその国から、シーフっぽい奴が来て仕事してるとかいうことはないわけね? 例えば、サイフォンから――
【GM】 「サイフォン出身の冒険者とかもいるよ?」
【ヨッヘン】 「いるの? どこに?」
【GM】 いや、街にいるけど。普通に冒険してたり、観光してたり。
【リーディス】 なるほどねぇ。
【ヨッヘン】 とくにそいつらが、悪いことしてるとかいうのは――
【GM】 そういう現場は目撃はされてない。
【ヨッヘン】 ふーん。目撃はされてない。
【リーディス】 裏で動いてたらわからへんけど。
【GM】 「サイフォン側の人間もたまに入って来ることはあるけどねぇ」
【ヨッヘン】 そりゃ、そうやろな。この国狙ってるんやし。
【GM】 うん。偵察とかそんな感じっぽく。でも、とりあえず何か起こしたみたいなことは、今のとこ聞いてない。
【ヨッヘン】 サイードのほうはどう?
【GM】 そっちも来るけど、サイフォンより頻度は少ない。偉い人が敵情視察みたいな感じで。
【ヨッヘン】 それは公式に来るの?
【GM】 公式に来る事も、非公式にこっそり来る事もある。公式な時は国王が1回会ったらしい。
「国を渡せ」
「嫌じゃ!」みたいな感じで。
いちおう、大臣クラスとかは会ったことあるんちゃうかな、みんな。
【ヨッヘン】 う〜ん。じゃあ最後にギルドに言っておく。「俺らがゼノの情報聞きに来たことは内緒やで」
【GM】 「口止め料払ってね」
【ヨッヘン】 じゃあ、200払っとくわ。
【ヨッヘン】 ま、許可証持ってる中の誰かやと思うねんけどね。
【リーディス】 う〜ん。どれやろ。
【ヨッヘン】 動機が漠然としかわからん。
【リーディス】 繋がったら困る、ってこと? 上のハインベルと。誰が困る?
【ヨッヘン】 サイードと、サイフォン。
【GM】 攻められなくなるから。強くなって。
【リーディス】 許可証持ってる中で、アルファンを攻めて欲しい人って、誰よ? いないんちゃうん、そんな人。
【セフィーロ】 まかないの2人(カリンとカトレア)は、ホンマに怪しくないの? この2人もシーフギルドに調べてもうたらええんちゃうん。ついでやし。
【ヨッヘン】 なら100フィス払おうか。
【GM】 「ああ、あの子らは、将来有望なシェフの卵だよ」
【ヨッヘン】 ここ生まれて、ここで育ったん?
【GM】 ここ生まれて、ここで育った。ここの料理学校に、行って。
【ヨッヘン】 じゃ、わざわざ自分の国をおとしめるような、危険なことしないな。
【GM】 しないんちゃう? この2人、このままいったらこの国の有名レストランに配属される予定だし。
【リーディス】 明るい未来が見えてるのね。
【ヨッヘン】 じゃあメリットがないよね。まかないの2人は、はずれてもいいような気はする。
【セフィーロ】 もうちょっと現場を調べてみないか?
【ヨッヘン】 じゃ、頼むよ、アクアマリン君。
【セフィーロ】 うん、でも、何を探せばええやろ。さっぱり見当もつかへん。隊長は?
【ヨッヘン】 動機がない。この人、普通に働いて金は順調に貯まっとんやろ。
【GM】 うん。
【リーディス】 誰やろ。
【セフィーロ】 隊長の部屋を探ってみたい。
【GM】 いいよ〜。今なら誰もいない。
【リーディス】 やったー。
【セフィーロ】 別に何も不審な物はない?
【GM】 うん。家族の写真とか、時計とか、櫛(くし)とか、そんなもんしか出てこないけど。
【リーディス】 生活必需品やで。
【セフィーロ】 何もないか。
【リーディス】 動機が全然見えてへんけど。
【セフィーロ】 1人ずつ倒れていくことで、得する人間がわからへん。
【ヨッヘン】 どんな得がある? 1人ずつ倒れていくと。
【セフィーロ】 なぁ。べつに――
【ヨッヘン】 医者が儲かる?
【GM】 いや、べつに。ノーチラス先生はいくら患者が増えても金は決まった料しかもらってない。
【ヨッヘン】 忙しくってももらえる料は同じか。今日もいるんやんな?
【GM】 うん。今日も薬作ってみたけど、「あー、これもムリっぽい」
【リーディス】 もう、絶望の域なんや。
【GM】 「なんでもええから治れ!」とかって、患者をべしって叩いたりしてる。
【ヨッヘン】 アカンやん! もう(笑)
【ヨッヘン】 1人ずつ倒れていって、何かデメリットあった? 工事現場に。
【GM】 工事現場は、やる気がなくなった。なんか士気が落ちてる。
【ヨッヘン】 ほう。いちおう工事を遅らせることは成功してるんやな。
【セフィーロ】 遅らせるぐらいやったら、中止したほうが早くないかな。
【ヨッヘン】 早いねんけどな。なんでやろ。
【セフィーロ】 毒とか混ぜてる場合やったらちまちまやらずに一瞬で決めると思うんよ。
【ヨッヘン】 何回もやっとったら、そのうち――
【セフィーロ】 バレてしまう。
【ヨッヘン】 尻尾、掴れそうになるからね。普通、1回で終わらせるよね。
【セフィーロ】 一気に全員殺すよな、普通、毒混ぜるんやったら。
【ヨッヘン】 何やろ。なんで1人ずつ?
【リーディス】 工事を遅らせたい。でも、やめさせたいわけではないと?
【セフィーロ】 遅らせるのが犯人の目的なら、俺たちが遅れた分の穴掘り手伝うか?
【GM】 エルフは、いらん。
【ヨッヘン】 じゃあ、しゃあない。俺、ブラブラしとく。
【セフィーロ】 俺は穴掘り手伝ってあげる。
【リーディス】 私、なにげに筋力トップ。
【セフィーロ】 気合入れて掘ろう♪
【GM】 では、穴を掘っていると、4時前にゼノが来る。
【ヨッヘン】 「また、会いましたね」って言う。
【GM】 「また、いたの?」って言われる。
「キモイなぁー」(笑)
【ヨッヘン】 「あなたほどじゃありませんよ」(笑)
【GM】 「あたしのどこがキモイんだよ。イケてんじゃん?」
【ヨッヘン】 「その体ですね。ボコボコして。もうちょっと、すと〜んとしてないと」
【GM】 「てゆーか、それキモイ〜。耳」
【ヨッヘン】 「動きますよ」ぴくぴく。
【GM】 「えぇー?」
【リーディス】 最悪や。
【ヨッヘン】 360度、ぐる〜んぐる〜ん(笑)
【リーディス】 嫌や。
【セフィーロ】 嫌や、そんなん。
【ヨッヘン】 いや、うちの長老はそれができててん。
【GM】 「聞いてねーよ」って言われる。
【ヨッヘン】 俺はまだそれはできない。800年ぐらい修行したらできるようになる。
【GM】 ゼノ、聞いてへんから、そんなん。
【セフィーロ】 俺はゼノとは喋らずに穴を掘りつづける。とりあえず、もうその病気が云々よりも、掘ってまえば勝ち、みたいな。
【ヨッヘン】 なるほど。
【GM】 時間かかるで、これ。山、貫通させなアカンから。
【リーディス】 量より質で攻めるらしい。アクアマリンは。
【ヨッヘン】 力押し、の中の力押しやで。
【GM】 「そんな、掘り過ぎ、掘り過ぎ。1人で先行ったら、崩れてくるから」って言われる。