▽ 1 | ▽ 2 | ▽ 3 |
【GM】 「では事件の翌朝になりました。やっと起きてきた宿のおばちゃんが事件のことを聞いて『あーあ、また出たのね』って言うけど」
【ヴェルナー】 「『また?』」
【GM】 「『あんたたちは知らないと思うけど、今になってもブラックタイガーの真似をする人がたまにいるのよねぇ』」
【シュトルム】 「なるほど」
【GM】 「『だから今度のもそれだと思うわよ。だからあまり気にすることはないんじゃないかしらねぇ。幸いケガだけですんだみたいだし…』」
【シュトルム】 「『でもなんでブラックタイガーの真似をする奴が旅行客を襲うんだ?』」
【GM】 「『そんなこと私に分からないけど…』」
【シュトルム】 「『今までにも客が襲われることはよくあったのか?』」
【GM】 「『そういう話はあまり聞かないわね。もちろんうちもこれが始めてよ。隣の宿は15年くらい前に一度あったらしいけど』」
【ヴェルナー】 「15年前なら犯人はそいつじゃないよなぁ」
【アンリ】 「でもカードはここに残ってるんでしょ? ならこれで犯人探せないかな」
【GM】 「カード、今君たちが持ってるの?」
【アンリ】 「うん。駄目?」
【GM】 「いいよ。じゃあそのカードを見たロードが『そのカード、俺のと同じじゃん』って言うけど?」
【ヴェルナー】 「え?」
【シュトルム】 「『犯人はお前かぁ!(笑)』」
【GM】 「『俺じゃないって。お前一緒に酒飲んでたじゃねぇか』」
【シュトルム】 「『飲んでねぇよ』」
【GM】 「『達う、間達えた。俺が一人で飲んでたんだ(笑)』」
【ヴェルナー】 「アリバイがないね(笑)」
【シュトルム】 「やはりロードか(笑)」
【アンリ】 「そうじゃなくてロードのジョーカーを盗んだ人がいるのかも」
【GM】 「そうかも知れないね。ロードは一応自分のトランプを数えてみるけど、やっぱりジョーカーが一枚滅ってる」
【シュトルム】 「これは偽ブラックタイガーの犯行じゃなくて内部の犯行かも知れないぞ。昨日ロードにトランプ借りて遊んでたのは誰だ?」
【GM】 「Bパーティーの4人とフールとチャリオット」
【ヴェルナー】 「『後でちゃんと返してもらったんだよね?』」
【GM】 「『返って来たけどいちいち全部そろってるか確かめちゃいねぇし』」
【シュトルム】 「そうだよなぁ」
【ヴェルナー】 「ところで今思い出したんだけど、ベガはさっきなんであんなところにいたの?」
【GM(ベガ)】 「『あ…あたし、水飲みに行って帰りに物音がしたから、つい…』」
【アンリ】 「そっか」
【シュトルム】 「ロードにももう少し聞いてみよう。『トランプ返してもらってからはずっと手元においてあったんだろ?』」
【GM】 「『おう。たぶんな』」
【ヴェルナー】 「たぶんじゃねーよ(笑)」
【GM】 「『だって酔ってたらわかんねぇよ。だけど俺がやったんじゃねぇぞ!』」
【ヴェルナー】 「だから1人で酔うなよ(笑)」
【シュトルム】 「じゃあ次はBパーティーとフールさんとチャリオットに聞いてみよう。『トランプを返すときジョーカーちゃんと2枚あった?』」
【GM】 「全部ちゃんと返したはずだって全員が答えるよ」
【アンリ】 「そりゃあ自分が盗みましたとは言わないよ」
【シュトルム】 「そうじゃなくて足りなかったとかいう証言がないかなと思って」
【ヴェルナー】 「でもそんなの普通気づかないよな」
【シュトルム】 「ま、いいや。酒場でラヴァーズさんを待っていよう(笑)」
【GM】 「10時になったら来てくれるよ」
【シュトルム】 「わぁい♥『ラヴァーズさん、来てくれたんですね』」
【GM】 「『まぁね。どこ行こうか?』」
【ヴェルナー】 「こんなときにお前らデート行くのかよ」
【シュトルム】 「……じゃ、行ってくるよ(笑)」
【GM】 「あと、Bパーティーも市内観光に行くとか言って出ていったし、ロードはナンパしに行っちゃったよ」
【アンリ】 「また?(笑)」
【ヴェルナー】 「マイペースな奴だね」
【アンリ】 「でもさ、ロードはいいとしてBパーティーのはうは気になるから誰かこっそりついて行ったほうがよくない?」
【シュトルム】 「そうだな」
【ヴェルナー】 「Bパーティーは4人一緒に行動してるんだよね? じゃあ尾行しやすい?」
【GM】 「あ、ごめん。4人一緒じゃなくてベガが宿に残ってる。市内観光に行ったのは残り3人」
【アンリ】 「ベガは何してるの?」
【GM】 「ハーミットの部屋で傷の手当をしてるよ」
【アンリ(サウス)】 「じゃあ俺もそばで見てよう。『君はみんなと市内観光に行かないのか?』」
【GM(ベガ)】 「『うん。だってハーミットさん、私をかばって怪我したから…。それに観光って言ってもこの辺適当に歩き回ってるだけだと思うし』」
【シュトルム】 「フールとチャリオットは?」
【GM】 「その2人とジャッジメントは酒場で喋ってるよ」
【シュトルム】 「そうか。気になるけど…ま、皆さん一応警戒しておいてくれ。俺、デートしてるし(笑)」
【ヴェルナー】 「お前何やってんだよ」
【シュトルム】 「俺は事件よりこっちのはうが大切なの(笑)」
【ヴェルナー】 「うわー。もうお前のあとつけてやろうか(笑)」
【シュトルム】 「やめて(笑)」
【アンリ】 「もう(笑)。いいよ、あたしフールたち見張ってるから。だからムーンはBパーティーの方お願い」
【ヴェルナー】 「僕、どうしようかな。フールたちはアンリに任せることにして…」
【シュトルム】 「暇な奴(笑)」
【GM】 「暇なんだったら仕方ないからジャッジメントが一緒に遊びに行ってあげよう(笑)」
【シュトルム】 「何か仲良くなってるぞ(笑)」
【ヴェルナー】 「やったぁ」
【GM(ジャッジメント)】 「『寂しそうだね。付き合おうか?』」
一同爆笑。
【シュトルム】 「つらいなー、それ言われたら(笑)」
【ヴェルナー】 「『どこ行くの?』」
【GM】 「『どこに行きたい?』」
【ヴェルナー】 「きゃ♥カップルの会話みたい(笑)」
【シュトルム】 「男やっちゅーねん」
【アンリ】 「ヴェルナーいつもあやしげ(笑)」
【ヴェルナー】 「むぅ。じゃあとりあえずメインストリートでもうろうろしてることにしよう」
【GM】 「ほい。そしたらヴェルナー君は市内山観光のBパーティーとすれ違うよ。その少しあとからムーンもついて行ってるけど(笑)」
【ヴェルナー】 「儀も一緒に合流しちゃっても楽しそうだな」
【シュトルム】 「Bパーティーの奴らは変わったことないのか?」
【ヴェルナー】 「あ、そうだ。昨日深刻な顔してたんだっけ。今はどう?」
【GM】 「今? 今は普通だよ」
【ヴェルナー】 「そうなのか」
【アンリ】 「ところでフールとチャリオットは何話してるの? 分かる?」
【GM】 「大したことは話してないよ。でもこの2人は相当仲がよさそうだ」
【アンリ】 「そうだったんだ(笑)」
【シュトルム】 「知らなかったな。新発見や。こっちもがんばろう。よし、ラヴァーズさんにバラを1本プレゼントだ(笑)」
【GM(ラヴァーズ)】 「『もう、キザなんだから(笑)』」
【シュトルム】 「じゃああとは普通にデートして晩ご飯までには宿に戻ろう」
【GM】 「おっけー。じゃあもう晩ごはんまで時間進めていいね?(誰にしようかな。ダイスで決めちゃえ…コロコロ)サウス。ダイス振ってくれない? シーフ技能ないから平目で」
【アンリ(サウス)】 「(コロコロ)4。何かあったの?」
【GM】 「あったかも知れないけど何も気づかなかった。さて、今夜のメニューは子羊のステーキ、黒パン、それからサラダはオニオンとニンジンがありますが」
【シュトルム】 「究極の選択(笑)。うー…ん、ニンジン」
【ヴェルナー】 「僕とムーンもそれね」
【アンリ】 「あたしもニンジン。サウスはオニオン」
【GM】 「オニオンはなんか辛くてまずかった(笑)」
【シュトルム】 「さすがサウスや(笑)」
【アンリ(サウス)】 「辛いよー。って言うか俺いつもはずればっかりやん」
【シュトルム】 「大丈夫。人生もハズしてるから(笑)」
【GM】 「それでは皆さん、今晩の予定を申告してください」
【アンリ】 「あたしまた昨日と同じ時間にお風呂はいる」
【シュトルム】 「俺は寝ないでハーミットの部屋の前でインビジビリティかけて見張っておこう…と思ったけどサウスがいるからいいか。じゃあBパーティーの誰かにしよう。ベガがいいかな」
【アンリ(サウス)】 「そうだ、ハーミットに昨日の様子を開いておこう。『どんな感じだったんだ?』」
【GM】 「『窓が開く音がして起きたら相手が飛びかかってきていた。それだけだ』」
【アンリ(サウス)】 「『思い当たる節は?』」
【GM】 「『そんなものいちいち覚えてないな』」
【アンリ(サウス)】 「そりゃダークエルフじゃなぁ。困ったな。『じゃあ他に気になったこととかないか?』」
【GM】 「『特にない…が、あえて言うならベガだな。なぜあんな狙ったようなタイミングで入ってきたのか分からない』」
【アンリ(サウス)】 「そうだよなぁ。『どんな武器で襲われたか分かるか?』」
【GM】 「『剣だ』」
【アンリ(サウス)】 「魔法ではない、と。『大丈夫か? 傷はまだ痛むのか?』」
【GM】 「『もう治した。キュアーウーンズで』」
【シュトルム】 「便利だなぁ、ダークプリーストは(笑)」
【アンリ(サウス)】 「『それでお前は今晩どうするんだ?』」
【GM】 「寝るわけないだろうって言ってるよ」
【アンリ(サウス)】 「なら俺もハーミットにつきあって起きてることにするよ」
【ヴェルナー】 「僕も起きてる。1階だから人の出入りとかあったら分かるかも知れないし。あ、でも昨日は窓から入ってきたのか。ま、いいや。一応起きてるよ」
【GM】 「ムーンは?」
【ヴェルナー(ムーン)】 「どうしよう?」
【シュトルム】 「血でも吸っとけ(笑)」
【ヴェルナー(ムーン)】 「じゃあアンタレスの血を。それから寝る(笑)」
【アンリ】 「あたし、一応ハーミットの部屋の窓に罠かけておくね。音が鳴るやつ」
【アンリ】 「罠の達成値は15。で、自分の部屋に戻ってラヴァーズさんとお話ししたいな」
【GM】 「いいよ」
【アンリ】 「『今日、シュトルムとどこ行ってたの?』」
【GM】 「(シュトルムのプレイヤーに)どこに行ってたことにする? ちなみにこの街、海が近いよ」
【シュトルム】 「それならもちろん海だろう(笑)」
【GM】 「了解。『海に行ってきたのよ』」
【アンリ】 「いいなー」
【ヴェルナー】 「海なんて行ってたら恋人どうしみたいやな」
【シュトルム】 「……(笑)」
【GM】 「では時間を進めよう。しばらくしたらシュトルムはベガとアンリが部屋から出てくるのに気づくよ。2人ともほとんど同じタイミングだ。ちなみにアンリはお風呂に行くらしいよ。今の時間は午前0時ごろ」
【シュトルム】 「そっと後をつけるぞ」
【アンリ】 「あたしもベガに会うんだよね?『(大声で)どこ行くのー?』」
【GM】 「『…夜中に大声だしちゃ駄目だと思うわ?』」
【アンリ】 「あちゃ。ごめんちゃい」
【GM】 「『ちょっとハーミットさんが心配で…』」
【アンリ】 「そうだよねぇ」
【シュトルム】 「とりあえず俺はついていってるから」
【アンリ】 「あたしはお風呂に行くよ」
【GM】 「うん。ベガはハーミットの部屋の前で何か悩んでるね。そして少しして自分の部屋に戻っちゃったよ」
【シュトルム】 「じゃあ俺ももとの場所に戻る。また見張ってるから」
【アンリ】 「あたしも1時間くらいしたらお風呂から出て寝るよ」
【GM】 「では午前3時。これは…危険感知じゃないよなぁ。まぁいいや。シュトルムと…ヴェルナー? シーフもレンジャーもないなら平目で振ってみて」
【ヴェルナー】 「(コロコロ)8」
【シュトルム】 「(コロコロ)駄目だ、6」
【GM】 「じゃあ2人とも何も分からないな。ただガラスが割れる音がするだけ」
【ヴェルナー】 「どこで?」
【GM】 「君のとなりの部屋」
【シュトルム】 「誰がいるんだ?」
【GM】 「ペテルギウスとアルタイル」
【アンリ】 「あたし、起きていい?」
【GM】 「いいよ。大きな音だし」
【ヴェルナー】 「僕、となりの部屋に駆けつける」
【GM】 「中では割れたガラスが散乱してて、それでペテルギウスが死んでるんだわ」
【一同】 「えぇ!?」
【ヴェルナー】 「うそー! 何で?」
【GM】 「同室のアルタイルが言うには、気づいたときすでに相手はペテルギウス殺して逃げる途中で、あわてて武器を投げたけどそいつには当たらずガラスに当たっちゃったらしい。それで割れたんだね」
ちなみにヴェルナーがさっき振った成功ロールはこの部屋の窓が開く音に気づくかどうかでした。難易度は無茶苦茶高かったですけどね。シュトルムのほうはまだ秘密です。
【アンリ】 「『相手は男?』」
【GM(アルタイル)】 「『わかんないよぅ。でも細い体だったよ』」
【アンリ】 「じゃあ女かな? それともエルフ?」
【GM】 「それとね、これは見たらすぐ分かるんだけど、ペテルギウスの胸に刺さってる剣がサウスのものだ」
【ヴェルナー】 「え?」
【アンリ(サウス)】 「……(絶句)」
【シュトルム】 「分かった。そいつは人のもの盗んで犯行を重ねていくんだ」
【アンリ】 「でも昨日のと今日のは違う人がやってると思う、体格が違うから」
【シュトルム】 「そうか。どうなってるんだ?」
【アンリ(サウス)】 「ところで俺、いつ剣盗まれたんだ?」
【GM】 「晩ご飯の時にダイス振ってもらったじゃないか。あれだよ」
【アンリ(サウス)】 「スられたのか」
【GM】 「そろそろ物音を聞きつけてほとんどの人が集まってくるよ」
【シュトルム】 「その中にベガは?」
【GM】 「いるよ。仲間の死体見て真っ青になってる」
【ヴェルナー】 「でも昨日はハーミット死んでなかったからロードはそんなに責められないけど今日のは死んでるからサウスすごく恨まれるような気がする」
【シュトルム】 「しかもロードのはただのカードだけどサウスのは凶器だからなぁ」
【GM】 「うん。もちろんBパーティーは険悪な目つきで君たちを睨んでるよ。『サウスさん、この剣、確かあんたのだよな』」
【シュトルム】 「そうだぞ。見損なったぞサウス」
一同爆笑。あんたこそ見損なったぞ。
【アンリ(サウス)】 「でも俺、ハーミットと一緒に起きてたぞ」
【GM】 「アリバイはあるけどね。信じちゃくれないよ」
【アンリ】 「あたし現場検証してみる。(コロコロ)12。何かある?」
【GM】 「特にないね。あ、でもここに集まってきてない人が2人いるのが分かった」
【アンリ】 「誰?」
【GM】 「フールとチャリオット」
【ヴェルナー】 「その人たちの部屋にもいないの?」
【GM】 「見に行く? いないけどね」
【シュトルム】 「ちょっと待てよ。フールってベガと同じ部屋だろ? 外に出たら分かったはずだぞ? それとも事件が起きてから出ていったのか?」
【GM】 「さぁ? ベガはガラスの音で起きたときにはいなかったって言ってるけどね」
【シュトルム】 「じゃあ」
【GM】 「あのね、出口はドアだけじゃないんだよ(笑)」
【シュトルム】 「なるほどね。窓か。やられた。きっとさっきの成功ロールだな」
【ヴェルナー】 「チャリオット、ノーマークやったしなぁ」
【アンリ】 「マズかったね」
【シュトルム】 「でもこのままフールとチャリオットが戻ってこなかったらあの2人が犯人ってことになるよな?」
【GM】 「さあ? Bパーティーは相変わらず君たちを睨んでるよ」
【アンリ】 「そりゃそうだよね。サウスの剣があるんだもん」
【シュトルム】 「それにしても一体誰が何の目的で殺したんだろう」
【ヴェルナー】 「わかんないよ」
【GM】 「今回ばかりは宿のおばちゃんも慌ててる」
【アンリ】 「うん」
【ヴェルナー】 「死人が出てるからなぁ」
【アンリ(サウス)】 「俺、自分の剣、取り戻したいんだけど?」
【GM】 「いいけど、取ろうとしたらアルタイルが君に『人殺し!』って叫ぶよ?」
【アンリ(サウス)】 「そんなこと言われても…。『なぁハーミット、俺、ずっと自分の部屋にいたよなぁ』」
【GM】 「ハーミットは同意してくれるけどBパーティーは信じてくれないよ。『でもあんたの剣じゃないか! 俺達がユリア捜しのこと、あんたたちじゃなくてAパーティーに協力してるのが気に食わなかったのか? そうだろ! だから…!』」
【シュトルム】 「そうか。俺達にはBパーティーを襲う動機があるのか。困ったぞ」
【ヴェルナー】 「でもそんなことしないよ」
【アンリ】 「うん。それにもし本当にやるんだったら1人ずつ殺したりしないよ。みんなまとめて殺すほうが…」
【ヴェルナー】 「よくないー(爆笑)」
【シュトルム】 「今の発言でよけい疑われたと思うぞ(笑)」
【GM】 「当たり前じゃ(笑)」
【シュトルム】 「『まぁ、疑うのは仕方ないけど俺達じゃないんだ。だから協力して真犯人を探さないか?』」
【GM(アンタレス)】 「『誰があなたたちなんかと!』」
【シュトルム】 「やっぱり無理か」
【GM】 「しかも、あんたたちと同じ場所になんかいられるかって言って2階の空いてた部屋に閉じ込もってしまった」
【ヴェルナー】 「困ったぞ。誤解が解けない」
【シュトルム】 「とりあえずこのままフールとチャリオットが帰ってくるのを待ってみよう」
【GM】 「そうする? ならしばらくして(誰にしよう…コロコロ)シュトルム。君の所にベガがこっそりやってくる。『話があるの。いい?』」
【シュトルム】 「何だろう」
【GM】 「ベガは君を人気のない裏庭に誘い出そうとするけど?」
【シュトルム】 「ついて行こう。『どうしたんだ?』」
【GM(ベガ)】 「『実はね、ハーミットを襲ったのは私たちなの』」
【シュトルム】 「『え…? 何で?』」
【GM】 「『頼まれたのよ』」
【シュトルム】 「『誰に?』」
【GM】 「まわりを気にしながら言うね。『フールさんとチャリオットさん。ゼーエンブルクの街で払たち4人に、あなたたちにサザンでしてもらいたい仕事があるから一緒に来てほしいって。内容を開いたのはこの街についてから。トランプをしてるときよ』」
【シュトルム】 「この事件の黒幕はフールたちか?」
【アンリ】 「何がなんでもユリア捜しの依頼を達成させようと…?」
【GM】 「『私たち、最初は嫌だって言ったわ。そしたらゼーエンブルクにいるほうの仲間がどうなってもいいのかって脅されて、だから』」
【シュトルム】 「そうか。ジャスティスが向こうにいるんだ」
【GM】 「『それで私がハーミットさんに毒を飲ませて、弱ったところをペテルギウスが襲うことになってたの。でも恐くなってためらってるうちに時間が来て、慌てて入ったところにちょうど…』」
【アンリ】 「あのコップの中身が毒だったんだ」
【シュトルム】 「『じゃあロードのカードを盗んだのは君たちなのか?』」
【GM】 「『うん。この街の伝説のせいにすれば凝われないと思って1枚抜いておいたの』」
【シュトルム】 「なるほどな。これでハーミットのほうは解決だな」
【ヴェルナー】 「でもペテルギウスはベガ関係ないよね。仲間を殺したりしないよ」
【GM】 「『だからもしペテルギウスを殺したのがあなた達じゃないならそれはきっとフール達が、昨日の事件の証拠隠渡のためにやったんだと思うの。失敗しちゃったから…。だから、次に狙われるのは私かも知れないの』」
【シュトルム】 「そうか。GM、ベガは恐がってる?」
【GM】 「そうだね」
【シュトルム】 「う〜ん。俺、女に弱いからなぁ。『心配するな。俺が守ってやるよ』」
【GM】 「『私、まだあなた達のこと完全に信じてるわけじゃないのよ? それでもいいの…?』」
【シュトルム】 「『もちろんさ(爆笑)』」
【アンリ】 「きらきらきらーん(笑)」
【シュトルム】 「『それでこのことはやっぱり俺の仲間に話したいんだけどいいか?』」
【GM】 「『本当にサウスさんがやってないならいいわ。あと、私の仲間には私がこんな話をしたこと黙っててほしいの』」
【シュトルム】 「じゃあBパーティーの前では知らない振りをしていよう。それでサウス以外の仲間に今の内容手紙に書いて渡そう。『Bパーティーには内緒だよ、読んだらすぐに燃やしてね♥』って(笑)」
【ヴェルナー】 「でも文章に残すのもある意味危ないと思うよ」
【シュトルム】 「だから読んだら消せ。食え(笑)」
【ヴェルナー】 「食うの?(笑)」
【シュトルム】 「そうだ、食べろ。紙くらい食える」
【アンリ】 「山羊じゃないんだから(笑)」
【シュトルム】 「めぇ〜(笑)」
【ヴェルナー】 「でもなんでベガはシュトルムにだけ話したの?」
【GM】 「サウス以外でダイス振ったらシュトルムになっただけ」
【アンリ】 「じゃあまだベガたちは狙われてるかも知れないんだよね? あたしこっそり外からBパーティーがいる部屋の窓に罠かけとくね。(コロコロ)17」
【ヴェルナー】 「これで少し安心だね」
【アンリ】 「ねぇ。フールとチャリオットとジャスティスがあの依頼の達成にこだわってる理由って何か裏があるのかな。ラヴァーズさんに聞いてみていい?」
【GM】 「『裏はないと思うわ。あの人たちは前からそういうことに対するプライドみたいなものが高かったから…』ってラヴァーズさんは自分が企画した温泉旅行がこんなことになって悲しそうだよ」
【ヴェルナー】 「ところでまだ時間は夜なんだよね? フールとチャリオットはまだ戻ってこないの?」
【GM】 「うん。朝にしてほしかったら言ってね」
【ヴェルナー】 「でもこの2人がずっと帰ってこなかったら疑われるのはこの2人だよね」
【シュトルム】 「そうなるな」
【ヴェルナー】 「じゃあサウスの疑いは少し晴れるかな」
【シュトルム】 「そうだな。フールたちがいないことはここにいるみんなが知ってるんだろ?」
【GM】 「うん」
【シュトルム】 「じゃあOKだ。もう朝にしてもらおうか? これ以上進展はなさそうだ」
【GM】 「分かった。じゃあ朝食だけど、この時はもう2人とも戻ってきてるよ。Bパーティーは部屋から出てこないけどね」
【シュトルム】 「よし。やっぱりどこに行ってたか聞くべきだよな?」
【アンリ】 「でもそんなこと聞いたら露骨に怪しんでることがばれるよ。何も知らない振りして聞いてみようよ。『今朝は大変だったね』」
【GM(フール)】 「『何かあったの? 今朝はみんな暗い顔してるけど』」
【アンリ】 「『あれだけ大騒ぎになったのに…あ、そういえばいなかったね』って知らんぷりして言う」
【ヴェルナー】 「『すごく大変だったんだよ。どこに行ってたんだよ』」
【GM(チャリオット)】 「『だから何があったんだ?』」
【シュトルム】 「あくまでシラを切るつもりか」
【アンリ】 「『だから大変だったんだってばー。しくしく』」
【GM(フール)】 「『何泣いてるのよ?』」
【アンリ】 「『そういえば何でいなかったの?』」
【GM】 「2人とも何も答えないね」
【シュトルム】 「うーん。それからしばらく2人を警戒してみるけど、朝食終わったら何してる?」
【GM】 「特に何も。酒場にいるよ」
【アンリ】 「ねぇ。Bパーティーはまだ出てこない?」
【GM】 「来ないよ」
【シュトルム】 「あ。守るとか言ったから様子見に行かないと」
【アンリ】 「それならついでに朝ごはん持っていってぁげようよ」
【ヴェルナー】 「そうだね」
【シュトルム】 「じゃあ持っていってあげるよ」
【GM】 「部屋に入るの? それならベガ以外の3人が拒否するよ。『毒でも入ってるんじゃないの?』」
【アンリ】 「(悲しそうに)入ってないよ…」
【シュトルム】 「そうだぞ、入ってないぞ。証拠に俺が食ってやる。半分くらい食べて、『ほら、大丈夫』」
一同爆笑。
【アンリ】 「半分も食べるな(笑)」
【ヴェルナー】 「食いしん坊ヴァンパイア(笑)」
【シュトルム】 「ほんまや、今俺こうもりや。ご飯持ってけへんやん。あー、重かった、肩こった、筋肉痛や(笑)」
【ヴェルナー】 「嫌だよー、こいつ(笑)。いいよ、僕が持ってきたことにするよ(笑)」
【アンリ】 「あたしも手伝うよ。サウスはつれてこないほうがいいよね」
【シュトルム】 「酒場にでもいてもらおう」
【ヴェルナー】 「それなりに落ち込んでそうだね」
【シュトルム】 「ムーンもできれば酒場に一緒にいてフールたちを見張っててほしいな」
【ヴェルナー(ムーン)】 「そうだね。一カ所に全員固まるより分かれたほうがいいね」
【GM】 「ついでに言っとくけど、酒場にはフールとチャリオット以外にジャッジメント、ラヴァーズ、ハーミットがいるよ」
【シュトルム】 「フールとチャリオット、気になるなぁ。ま、そっちはサウスとムーンに任せよう。じゃあBパーティーに言うよ。『今俺が食った通り毒はないから食っておけよ(笑)』」
【GM】 「でも半分も食ったんだろ? 3人で半分?」
【シュトルム】 「うん(爆笑)」
【GM】 「うん、じゃねぇよ(笑)」
【シュトルム】 「大丈夫。3人前の半分やから。まだ1人前と半分残ってる(笑)」
【アンリ】 「どんなこうもりやねん(笑)」
【GM】 「お腹ぷーってなってそうやな(笑)」
【アンリ】 「お腹重くて飛べなくなってたりして(笑)」
【シュトルム】 「あーあ、腹いっぱい。ここで休んでいこうって言ってこの部屋にいよう(笑)」
【GM】 「そんな事してるうちにアンタレスが叫ぶよ。『出て行ってよ、この人殺し!』ついでに剣も抜いてあげようか」
【アンリ】 「えーっ! 剣も抜くの?」
【シュトルム】 「説得しよう。『そんな物騒な事するなよ』」
【GM(アンタレス)】 「『何よ! あんたたちが物騒だからこんな事してるんじゃない! ペテルギウス返してよ!』」
【シュトルム】 「むぅ。ところでベガはどうしてる?」
【GM】 「ベガは仲間と君たちを見比べておろおろしてる。君たちがやってないって知ってるから」
【ヴェルナー】 「ってゆーかそれは知ってるんじゃなくて信じてくれてるって事だよね。何か嬉しいな」
【シュトルム】 「よし、決めたぞ。サウスにも事件の真相を話す。それでBパーティーに、そんなに俺達が疑わしいなら人質をおいてやるって言って後ろ手に縛って武装解除させたサウスを突き出そう。『こいつのこと、好きにしていいぞ』」
…本気か? おい。
【ヴェルナー】 「何かリンチ受けそうだよ」
【シュトルム】 「そうなったら仕方ないと言うことで(笑)」
【アンリ】 「やだよ」
【シュトルム】 「きっとベガがなんとかしてくれると思うぞ」
【ヴェルナー】 「そうだね」
【シュトルム】 「じゃあベガに、頼んだよって目で伝える(笑)」
【GM】 「分かったけど保障はしないわよって視線で答える(笑)」
【シュトルム】 「まぁそれもありだろうって目で」
一同爆笑。
【ヴェルナー】 「違うだろ、それ(笑)」
【シュトルム】 「分かったよ。仕方ないから一応言っておくか。『サウスを殺したら承知しないからな。…たぶん(笑)』」
【ヴェルナー】 「たぶんって何だよ(笑)」
【シュトルム】 「あんまり自身ないねん(笑)。じゃあここはサウスに任せて俺達は外を見張っておこう。フールとチャリオットはさっきのままだね?」
【アンリ】 「あのさ、フールたちを酒場に釘付けにしておいてその間に2人の部屋を探ったほうが良くない? 何かあるかもよ」
【シュトルム】 「そうだな」
【アンリ】 「フールと同室ってベガだよね。じゃあもし見つかってもベガの荷物取りに来たっていう言い訳が使えるよ」
【シュトルム】 「じゃあその間俺達がコントをしてフールたちを引きつけておこう(笑)」
【ヴェルナー】 「えー? よけい怪しいじゃん(笑)」
【シュトルム】 「シュトルム&ヴェルナーでーっす(爆笑)」
【ヴェルナー】 「駄目だ、よけい部屋に戻りそうだよ。つまんない、もうあたし帰るとか言って(笑)」
【シュトルム】 「じゃあどうしよう」
【アンリ】 「だから普通に喋ってたらいいの!(苦笑) とりあえずあたしはフールの部屋調べるからあと頼んだよ」
【GM】 「フールの部屋調べるの?」
【アンリ】 「うん。(コロコロ)15」
【GM】 「それならフールの荷物の中からサウスの剣の鞘が見つかるよ」
【ヴェルナー】 「鞘?」
【アンリ】 「あれ? じゃあサウスは…」
【GM】 「事件現場に鞘もあったなんて言ってないぞ?」
【アンリ】 「でもサウス、剣取り戻したの。って事は抜き実で持ってたのか(笑)。それでどうしたらいいと思う? いいもの見つけちゃった」
【ヴェルナー】 「鞘はそこにおいておこうよ。なくなってたら部屋あさったのがばれるよ」
【シュトルム】 「このまま泳げせておいてもいいけど、もう犯行公表しちゃってもいいよな。あ、でも誰かが鞘を置いたって言われたら終わりか」
【アンリ】 「そうだね。まだそっとしておく? 見つかったのはこれだけなの?」
【GM】 「うん」
【アンリ】 「次はチャリオットの部屋調べるね(コロコロ)19」
【GM】 「19だったら誰がどの部屋にいるかメモした紙切れが見つかるよ」
【シュトルム】 「なぁ。もし向こうから何も動きがないならこっちから仕掛けてみるか?」
【アンリ】 「その前にサウスの濡れ衣を晴らすためにBパーティーには鞘のこと言っておかない?」
【ヴェルナー】 「うん。言おうよ」
【GM】 「Bパーティーの部屋に戻るんだね? ならサウスの生命点5点くらい滅らしておいて。どうやら殴られたみたい」
【ヴェルナー】 「ほら。やっぱり殴られた」
【シュトルム】 「その姿をちらっと見て、『(さわやかに)サウス、がんばっ! 負けるなっ!』」
一同爆笑。
【GM】 「負けるなって何にやねん(笑)」
【シュトルム】 「いじめ。かっこ悪い!(爆笑)」
【GM】 「かっこ悪いのあんたや(笑)。それでBパーティーには言うんだね?」
【アンリ】 「言うよ」
【ヴェルナー】 「でもアンタレスとアルタイルはサウスが犯人だと思ってるんだよね」
【GM】 「そうだよ。フールたちが怪しいなんてこれっぽっちも思ってない」
【シュトルム】 「ベガにこっそり聞いてみよう。『他の2人に事件の真相は本当に話さないほうがいいのか? あと俺達がそれを知ってることも』」
【GM】 「(そんなことNPCに聞くなよ)『何だかもう分からなくなっちゃった』」
【シュトルム】 「俺も分かんなくなっちゃった。よし、全て話そう。そして共同戦線を張ろう」
【GM】 「話したの? でもあんまり信じてはくれないよ」
【シュトルム】 「かまわないよ」
【アンリ】 「でもフールの荷物に入ってたのは本当だよ。たぶん信じないと思うけど」
【シュトルム】 「『信じるのは後でいいから今は俺達の言うことを聞いてほしい』」
【GM】 「じゃあ今はとりあえず傍観するって言うよ」
【シュトルム】 「それでいいよ。『それならこれ以上サウスを傷つけるのはあんまりやめろよ(笑)』」
【アンリ】 「あんまりってひどいよ(笑)」