≪REV / EXIT / FWD≫

§失翼の魔術師:第7話§

そして動き出すそれぞれの思惑

著:林田ジュン イラスト:りょこ 地図:もよ
▽ 1 ▽ 2 ▽ 3

【シュトルム】 「もう一回シュートアロー(笑) 今の、気付かれてないよな?」
【GM】 「発動してないから大丈夫(笑)」
【ムーン】 「私の弓矢、使ったくせに(笑)」
【シュトルム】 「じゃあお前がやってみろよ。逆ギレ(笑)」
【ムーン】 「やってみましょうか? 普通に撃つだけやけど」
【ヴェルナー】 「やめろー(笑) 気付かれたらどうする」
【ムーン】 「一応レンジャーあるんだよ。やるもん。(コロコロ)おお! 6ゾロー見たか、シュトルム(笑)」
【GM】 「ダメージくれ」
【ムーン】 「(コロコロ)回った。結構いったよ。14」
【GM】 「14? まだ生きてるわな。『敵だー!』」
【ムーン】 「すまねぇ」
【ヴェルナー】 「もうバレちゃったなら突っ込んで行こうか?」
【アンリ】 「でも何人くらい出てくるか見てからでも遅くはないと思うよ」
【GM】 「(中の奴気付くかなぁ。夜だから寝てるんだよな。取りあえず近くにいる奴で…)(コロコロ×5)(何で1ゾロが2回も出るんだよ!)…2人出てきた」
【ムーン】 「何だ、2人か。大したことないな、やっつけよう」

 本当は4人くらい出てくるはずだったのに(泣)

【GM】 「見張りもまだ生きてるから全部で3人ね」
【ムーン】 「3人とも倒してシェイプチェンジでそいつらになりすまして行こう」
【GM】 「またかよ(笑)。で、もう始めていい? こっち、敏捷20が最高だよ」
【アンリ】 「すでに傷ついてる見張りから。(コロコロ)17」
【GM】 「よけられない」
【アンリ】 「(コロコロ)ヘボいです。14」
【ムーン】 「ヘボくないやん(笑)」
【GM】 「死んだわよ(笑)」
【アンリ】 「あっはっは」
【ムーン】 「手負いだったもんね」
【GM】 「じゃあ、次はこっちの敏捷20がサウスに。(コロコロ)13。避けて」
【ヴェルナー(サウス)】 「(コロコロ)14! 避けた」
【ムーン】 「私は弓矢で」
【GM】 「2人いるけどどっち? 1人は柔らかそうな鎧、もう1人はマント着ててよく分からない」
【ムーン】 「柔らかそうな奴に。(コロコロ)うわぁ。滑って転んだ(笑)」(←ファンブル)
【シュトルム】 「俺はマントに。(コロコロ)13」
【GM】 「それは当たった」
【シュトルム】 「(コロコロ)ダメージ9点。魔法にすればよかった」
【ヴェルナー(サウス)】 「行くぞ! マントに!(コロコロ)クリティカル。やるなぁ、弱肉強食野郎(笑)。ダメージは16!」
【GM】 「それはぴったりゼロになった」

 2ラウンド目。アンリの2連続クリティカルで残った1人も倒されてしまいました。弱いぞ、お前ら。怖いぞ、アンリ(笑)

【アンリ】 「それじゃ、中に入る? シェイプチェンジするんだったっけ? 敵は3人いたけどどうする?」
【ムーン】 「私しかできないのか。アンリ、シーフの変装やってよ」
【アンリ】 「他の人もあたしが変装させてあげようか?」
【GM】 「みんな? 2人多くなるよ」
【ムーン】 「人数増えてたらむっちゃ怪しいよね。誰かマントの下に隠れるとか(笑)」
【GM】 「二人羽織り不可!」
【ムーン】 「じゃあ、この2人を捕まえましたって行く? 2人は捕虜役で」
【ヴェルナー】 「危険だなぁ」
【ムーン】 「サウスはもちろん捕虜役ね(笑)」
【シュトルム】 「俺、インビジビリティで消えていく」
【アンリ】 「あたし変装する」
【ムーン】 「私、シェイプチェンジ」
【ヴェルナー】 「僕何もできないじゃないかー」
【GM】 「アンリは人間に変装するなら羽根があるから…マイナス2くらいの修正つけてやってみて」
【アンリ】 「(コロコロ)目が悪いよぅ。マイナス2だと10になっちゃう。マントの下に隠せないかなぁ」
【シュトルム】 「大丈夫! 夜は暗いぞ(笑)」
【アンリ】 「暗いから分かんないかな。だめ?」
【GM】 「好きにして」
【ムーン】 「(コロコロ)私は成功」
【ヴェルナー】 「僕とサウスどうしよう? こういう時何もできないよな、僕たち。じゃあ僕、捕虜役かなぁ。やだなぁ。サウスはいいけど(笑)」
【アンリ】 「それでシュトルムは消えてるんだよね。それだと1人足りなくなっちゃうね。ま、いいか。1人やられちゃいましたって言えば」
【ムーン】 「それで行こう。入るよ」
【GM】 「中に入ると正面が階段で左右が廊下」
【シュトルム】 「えらい奴は階段の上にいそうだ(笑)」
【GM】 「普通下にはいないよな(笑)」
【ムーン】 「城の中って暗いの?」
【GM】 「一応松明はつけてあるけど夜だし薄暗いよ」
【ムーン】 「ランタンはつけておこう。どっちに行く? ところで廊下には誰もいないの?」
【GM】 「いないよ」
【シュトルム】 「右に行こう」
【GM】 「右ね? こういうふうに扉があって…」
【シュトルム】 「ここ開ける。ガチャ(部屋a)」
【アンリ】 「罠…」
【GM】 「もう遅いよ。シュトルムが開けちゃった。罠はなかったみたいだけどね。食堂だよ」
【ムーン】 「誰かいる?」
【GM】 「いないよ」
【アンリ】 「じゃあこっちの部屋だ。(部屋b)罠、ある?(コロコロ)15」
【GM】 「ないよ。鍵もかかってない。昔住んでた貴族が使ってたままになってるみたいで、客室なんだけど家具が古い」
【アンリ】 「金目のものはない?(笑)」
【GM】 「壺?」
【シュトルム】 「無理だ。重すぎる(笑)」
【アンリ】 「この部屋、他に何もないの?」
【ムーン】 「こんな不用心なところに重要なもの置いてないと思うよ」
【アンリ】 「それもそうだね。左側の廊下に行こう」
【GM】 「こっちはこうなってるよ(扉の位置を書いていく)」
【アンリ】 「ここ開ける。(部屋c)罠…(コロコロ)やったぁ。絶対成功」
【GM】 「ない。鍵もかかってない。部屋の中にも何もない」
【アンリ】 「隠し扉もないの?(コロコロ)13」
【GM】 「何もないよ」
【アンリ】 「じゃあこっち。(部屋d)罠感知。(コロコロ)えっとねぇ、12。低い」
【GM】 「ないよ。鍵もないよ」
【アンリ】 「ふぅん。ガチャ」
【GM】 「ところでここの扉、どうやって開けた? うるさく開けた? 静かに開けた?」
【アンリ】 「そりゃあ、そっと開けるよ」
【GM】 「(それなら起きないよな)中で人が寝てる」
【ヴェルナー】 「寝てるの? あ、いま夜か」
【GM】 「うん。さっきの見破りの声に気付かなかった奴が1人(笑)」
【アンリ】 「わはは。バーカ(笑)」
【GM】 「寝てるけどどうする?」
【ムーン】 「起こす。嘘(笑)」
【アンリ】 「覗いてみるけど中に何かありそう?」
【GM】 「とくになさそうだね」
【ムーン】 「じゃあいいや」
【シュトルム】 「今のうちだ。胸を一突きにして殺そう」
【ヴェルナー】 「うわー、こいつ極悪(笑)」
【シュトルム】 「う、嘘だよ(焦)」
【ムーン】 「でも出てこられたら嫌だな」
【アンリ】 「ロックかけちゃえ(笑)」
【シュトルム】 「おお! それだ!」
【GM】 「ひどいことをするなぁ(笑)」
【アンリ】 「へっへっへ(笑)」
【ムーン】 「でも私魔法かけられないよ。今シェイプチェンジしてるから」
【ヴェルナー(サウス)】 「やろうか?(コロコロ)6ゾロでかかった。がちゃり。もう開かない(笑)」
【GM】 「こいつこのままこの中で死ぬんやろか(笑)」
【ヴェルナー】 「きっと窓があるよ!(笑)」
【GM】 「そうだね。ここ一階だし。でも起きたらびっくりするやろなー(笑)」
【アンリ】 「はい、ではその向かい。(部屋e)罠感知。(コロコロ)13」
【GM】 「罠も鍵もない」
【アンリ】 「ない? そろーり」
【GM】 「…開けたらトイレ」

【アンリ】 「何でそうやって人が気をつけてる時に限ってトイレなのよーっ!(笑)」
【シュトルム】 「きれい?」
【GM】 「まあ…ちょっときれいかな?」
【シュトルム】 「そうか。使ってるな(笑)」
【アンリ】 「気をとり直してその階!(部屋f)(コロコロ)12」
【GM】 「やっぱり罠も鍵もない」
【シュトルム】 「またトイレ?(笑)」
【GM】 「違う。何もない部屋(笑)」
【アンリ】 「その隣(部屋g)行きまーす。(コロコロ)11」
【GM】 「ご苦労様。何もないです(笑)」
【アンリ】 「ひどい(笑)。そーっと入る」
【GM】 「昔の貴族が使ってたらしい日用品なんかがしまわれてる。押し入れみたいな感じだね」
【アンリ】 「一階は何もないのか。二階に行こう」
【シュトルム】 「んー…。男らしく正面から行こう(部屋i)」
【アンリ】 「罠、あるかな」
【ムーン】 「普通城に罠なんかしかけないと思うけど」
【アンリ】 「一応調べる。(コロコロ)11」
【GM】 「両方ないよ。鍵も罠も」
【アンリ】 「そろーり」
【GM】 「あ、そーっと開けるの? 2人寝てるよ。気付かなかった人パート2(笑)」
【アンリ】 「ロック!(笑)」
【ヴェルナー(サウス)】 「オッケー。(コロコロ)ガチャ」
【GM】 「…ここ…窓…ないんですけど…」
【ヴェルナー】 「うそぉ。中の人、開けられないの?」
【GM】 「ソーサラーいないよ(笑)」
【ムーン】 「かわいそうに。じゃあ次行こう」

 言うことはそれだけか? おい?

【アンリ】 「ミイラになるね」
【ムーン】 「火をつけたらよく燃える(笑)」

 あんたら良心ってないんですか?

【シュトルム】 「じゃあこっちに行こう。(部屋j)」
【アンリ】 「罠感知。(コロコロ)14」
【GM】 「あるよ」
【アンリ】 「おおー? あるの? 解除!(コロコロ)14」
【GM】 「解除できた。毒針があったみたい」
【ムーン】 「危ないなぁ」
【アンリ】 「鍵は…かかってるよね、そりゃあ」
【ヴェルナー】 「大事なところっぽいもんな」
【アンリ】 「鍵開け。(コロコロ)15」
【GM】 「開いたよ」
【アンリ】 「そーっと開ける」
【GM】 「人はいないよ」
【ムーン】 「どんな部屋?」
【GM】 「普通の正方形の部屋」
【ムーン】 「あのエルフはどこにいるんだろう」
【アンリ】 「この部屋は何かあるはず。探す。(コロコロ)いい目が出た。18」
【GM】 「隠し扉が見つかったよ」
【アンリ】 「開ける」
【GM】 「開けたら渡り廊下が伸びてる。それで向こうに見張り塔とは別の塔があるんだけどそこにつながってる」
【ムーン】 「エルフはあそこか。もう塔に行く?」
【ヴェルナー】 「見てない部屋が残ってるけど行かなくていいかな(部屋b)」
【アンリ】 「見てから行こうよ。罠感知。(コロコロ)17」
【GM】 「ないよ」
【アンリ】 「そろーり」
【GM】 「昔の貴族の書斎らしい。彼の肖像画とかある。描かれた年代は60年くらい前」
【ムーン】 「その肖像画はエルフとは関係ないもの?」
【GM】 「うん」
【シュトルム】 「その貴族、どんな顔?」
【GM】 「けっこう美形」
【アンリ】 「くら〜ぁ♥(笑)」
【ムーン】 「アンリ、似合わないよ(笑)」
【アンリ】 「ひどい(笑)」
【ヴェルナー】 「美形なら目の保養になったね」
【シュトルム】 「お前男やろ(笑)」
【アンリ】 「やば(笑)」
【ヴェルナー】 「これはプレイヤーの発言! アンディーとどっちがかっこいい?(笑)」
【シュトルム】 「アンディーに決まってるやん(笑)」
【ムーン】 「あんたも男じゃないの(笑)」
【GM】 「で、もう塔に行く?」
【シュトルム】 「そうだな」
【GM】 「塔に入ったららせん階段が上下に伸びている。下は地上に出るみたい。それで上からは明かりが見える」
【アンリ】 「警戒しなきゃ」
【ヴェルナー】 「どきどき」
【ムーン】 「その部屋、明かりが見えるってことは扉はないんだね?」
【GM】 「そうだよ」
【ムーン】 「いきなり入るのか」
【アンリ】 「それしかないよ。入ろう」
【GM】 「中には人が6人いる。そのうちの1人はあのエルフだ。そいつらの後ろに銀髪の少年が椅子に縛られてる。縛られてると言ってもそれほどきつく縛られてないみたいだけどね」
【ムーン】 「カイルか。ところで向こうは私らを見てどんな反応する? 一応変身してるんだけど」
【ヴェルナー】 「あ、僕、捕虜だったんだ。忘れてた(笑)」
【GM】 「それじゃあそいつらの中のおっちゃんが1人前に出てヴェルナーとサウスを見て」
【ヴェルナー】 「きゃー、いやー」
【GM】 「『お前はあの時の』って言うけど?」
【アンリ】 「ん? あの時ってどの時?」
【GM】 「じゃあおっちゃんの顔覚えてるかどうか振ってみて」
【アンリ】 「(コロコロ)6ゾロ。絶対覚えてる」
【GM】 「それなら思い出したけど、前に地下組織にバイトのフリして潜入した時に君たちの名前とか聞いて来た人」
【アンリ】 「4人いたうちの1人ってこと? 小屋の入口の」
【GM】 「そう」
【ムーン】 「私はシェイプチェンジしてるからまだバレてないよね?『知り合いですか?』」
【GM】 「『知り合いも何も! 何でこっちのやることがいちいちバレてるんだ?』っておっちゃんが言う」
【シュトルム】 「あー、なるほど。アンディーは裏切ってるんだな、完璧に」
【ムーン】 「どおりでやることが渋いと思った(笑)」
【GM】 「で、『…アンドリューか?』って何か思い当たることがあるようにエルフが呟くと、おっちゃんが『考えられますね』って言う。そしてエルフが『あれを逃がしたのも奴か…? 後は頼んだ』って言ってテレポートして消えた」
【ムーン】 「アンディーがピンチだ」
【アンリ】 「その前にカイル助けなきゃ」
【GM】 「そうだね。でもまだムーンとアンリはこっちの味方のフリしてるんだろ? シュトルムは消えてるし」
【ムーン】 「うん。味方のフリ」
【シュトルム】 「いないフリ(笑)」
【ヴェルナー】 「うわーーーん(笑)」
【アンリ】 「ヴェルナーとサウス、縄でくくって来たんだけど(そうなのか? 聞いてないぞ)緩めることできる?」
【GM】 「できるよ。こいつらは早く処刑しろとか言ってるけどね」
【アンリ】 「『わかりましたー』とか言いながらこっそりほどく」
【ムーン】 「私のことは味方だと思ってるんでしょ? なら、気付かれないようにこっそり魔法かけられる?」
【GM】 「それやろうと思ったら、君、シェイプチェンジが解けると思うんだけど」
【ムーン】 「あ、そうか。いいや、もう変身解いて正面からやっちゃえ」
【アンリ】 「1人生かしておいて話開こうね。知ってること全部しゃべってもらうの」
【ムーン】 「もうすでに全部わかってるよ」
【アンリ】 「でもユリアのこととか分からないよ。オレンジとかキャシィも」
【ヴェルナー】 「今回の事件、ユリアとはまだ何の関わりもないもんな」
【アンリ】 「さっきのエルフは逃がしたとか言ってたけど」
【ヴェルナー】 「あれってやっぱりユリアのことなのかな」
【シュトルム】 「ユリア…なんかもう正気じゃなさそう」
【ムーン】 「でもくまのぬいぐるみ持ってるから何とかなるんじゃないかな」
【ヴェルナー】 「それで今はどうするの? もうやっちゃお? 僕もう捕虜役疲れた(笑)」
【ムーン】 「何のために変身したんだろ。敵が大軍で出てくると思ってたのに(笑)」
【アンリ】 「寝てたもんなぁ(笑)」
【GM】 「それじゃ始めるよ。こっちは硬い鎧が3人とローブが1人、もう1人は硬い鎧だけど聖印つけてる。こっちの敏捷の最高は19」
【シュトルム】 「ローブが怖いな」
【アンリ】 「プリーストもいるよ。あたし、そっちの方がいやだな。だからそいつに。(コロコロ)14」
【GM】 「当たってる」
【アンリ】 「(コロコロ)ダメージ15点」
【ムーン】 「カウンターマジックいる?」
【ヴェルナー】【アンリ】 「かけてほしいな」
【シュトルム】 「俺は精神抵抗高いからいい」
【ムーン】 「私も高いからいいや。じゃあサウスにもかけてあげるから3倍掛けするね。(コロコロ)かかったよ」
【シュトルム】 「プリーストにヴァルキリージャベリン。(コロコロ)11」
【GM】 「(コロコロ)抵抗失敗」
【シュトルム】 「(コロコロ)18点。生きてる?」
【GM】 「死んだ。ちなみに聖印はクートラ(笑)」
【シュトルム】 「よかった、クートラは怖いからな」
【GM】 「じゃあこっち。硬い鎧がヴェルナーに。(コロコロ)15」
【ヴェルナー】 「いやーん。(コロコロ)16! セーフ」
【GM】 「次は15だからそれ以上の人どうぞ」
【ヴェルナー(サウス)】 「ローブに。(コロコロ)17」
【GM】 「(コロコロ)いらっしゃい(笑)」
【ヴェルナー(サウス)】 「(コロコロ)うむ。9…」

【アンリ】 「痛いー?」
【GM】 「あんまり痛くない」
【ヴェルナー】 「(コロコロ)6ゾロ! 当たり!(コロコロ)クリティカル! 18点!」
【GM】 「死んだ。弱いーーーー(泣)」

 ちなみにこいつが帽子屋に変身していたソーサラーでダークプリースト技能も持ってたんですが…。レベル6のはずなのに…(泣)

【ムーン】 「え? ローブ死んじゃったの? せっかくカウンターマジックかけたのに」
【GM】 「硬い鎧2人が行きます。サウス!(コロコロ)15」
【ヴェルナー(サウス)】 「(コロコロ)当たっちゃった」
【GM】 「ダメージ14」
【ヴェルナー(サウス)】 「5点抜けた」
【アンリ】 「生きてる?」
【ヴェルナー(サウス)】 「5点で死んでたまるか(笑)」
【GM】 「次はヴェルナーに。(コロコロ)6ゾロ」
【ヴェルナー】 「(コロコロ)はっ! 1ゾロ」
【GM】 「16点」
【ヴェルナー】 「8点も来たーーー(泣)」
【GM】 「じゃあ2ラウンド目。怪力ホークマン、どうぞ」
【アンリ】 「あたしそんなんじゃないもん」
【シュトルム】 「そんなんやっちゅーねん(笑)」
【アンリ】 「ひどい。(コロコロ)16」
【GM】 「当たったよ」
【アンリ】 「(コロコロ)回った! 23!」
【GM】 「…死んだ…。6レベルファイターを一撃で殺すか? この女(笑)」
【ヴェルナー】 「怖いなー、アンリ」
【ムーン】 「魔法かけよう。何がいいかな。エネルギーボルトやってみよう。(コロコロ)17」
【GM】 「かかったよ」
【ムーン】 「14点」
【シュトルム】 「俺は今ムーンの魔法食らった奴を殴る。(コロコロ)9」
【GM】 「避けた」
【ヴェルナー(サウス)】 「そいつに。(コロコロ)15。あ、避けてない?(コロコロ)12点」
【GM】 「それは…死んだよ」
【ヴェルナー】 「(コロコロ)当たってダメージは…だめだ。12しか行かない」
【GM】 「こっちはアンリを殴る。(コロコロ)16」
【アンリ】 「回避成功〜」

 3ラウンド目。アンリとムーンの攻撃は外れ。しかしシュトルムのスリープを食らって撃沈されてしまいました。

【シュトルム】 「ふふん。永遠にお休み♥」
【ムーン】 「さぁ。カイルを助けよう」
【シュトルム】 「『俺たち、王様から頼まれて君を助けに来たんだ』」
【アンリ】 「『もう大丈夫だよ。一緒に帰ろう』」
【GM】 「『そうだね。僕が帰らないと大変だもんね。でも、来てくれてありがとう』」
【ムーン】 「分かってるじゃないの」
【アンリ】 「聡明な子だなぁ」
【ムーン】 「『他に誰かに会わなかった? 捕まってるらしい子』」
【GM】 「『僕は誰とも会ってないよ』」
【ムーン】 「じゃあこの城、これ以上何もないの? もしかしてここも本拠地じゃなかったのか」
【アンリ】 「どこにあるんだろうね」
【ムーン】 「でも今はそれよりアンディーがピンチだよ。奴が逃がした、とか言われてたし…別にアンディーのことじゃないかも知れないけど」
【アンリ】 「アンディーのことだと思うな。だけど取りあえずカイル連れて大急ぎで帰らなきゃ」
【シュトルム】 「キャシィの手がかりもなかったんだよな。俺、帰る前にシルファス神殿に寄って報告しておく」
【アンリ】 「キャシィか…。よくても実験材料にされてて、悪かったら死んでると思う」
【ムーン】 「でもアンディーがあの組織でいろいろやってるんだからもうダメだったんじゃないの? だって生きてるならそれをほっておいて組織の人間になったりしないよ」
【シュトルム】 「問題は何でアンディーがあの組織にいるかなんだよな」
【ヴェルナー】 「そうだよね」
【アンリ】 「じゃあお城に戻りますか?」
【GM】 「戻った? 王様は大喜びで2万フィスくれるよ」
【アンリ】 「お買い物、お買い物♥」
【ムーン】 「え? アンディーはほっとくの? 酒場に行ってみようよ」
【ヴェルナー】 「酒場にいるかな」
【アンリ】 「じゃあお買い物、あとでいい?」
【GM】 「いいよ。酒場に戻ったら酒場が騒然となってる。8パーティーの何人かがラヴァーズたちに『あんたらの言ってた女の子、見つけたよ!』って」
【アンリ】 「ユリア?」
【ムーン】 「何ーーー!」
【GM】 「ラヴァーズたちは急いで飛び出して行く」
【ムーン】 「どこへ?」
【GM】 「町外れの住宅街らしいってことをBパーティーが言ってた」
【ムーン】 「敵に情報を流すとは。甘いな」
【シュトルム】 「まだラヴァーズさんは敵じゃない(泣)」
【GM】 「だって大声でわめいてるんだもん、丸聞こえだよ」
【アンリ】 「アンディーは酒場にいるの?」
【GM】 「いないよ」
【ヴェルナー】 「どこに行ったんだろう」
【アンリ】 「ねぇ。あたし、ギルドに行ってテレポートしたエルフの人相話して何か知らないか聞いていい? 行ってきまーす」
【ヴェルナー】 「行ってらっしゃーい」
【アンリ】 「『何か知らない?』」
【GM】 「『情報料…の前に警告しておこう。何があったか知らんがこいつにかかわらない方がいいぜ。情報料は1000フィスだ』」
【アンリ】 「高いけど、聞いておいた方がいいよね?」
【シュトルム】 「ワリカンしよう。一人200ずつ」
【アンリ】 「じや、後でもらうね。『はい、1000』」
【GM】 「『分かった。そいつはローリンエンの宮廷魔術師の一人で、休戦に反対して影でいろいろやってるらしい』」
【シュトルム】 「なるほどね」
【アンリ】 「『最近この街で見た?』」
【GM】 「『見かけたということも聞いている』」
【アンリ】 「そっか」
【ムーン】 「こっちはユリアの情報を追おう」
【シュトルム】 「ラヴァーズさんたちについて行ってもいい?」
【GM】 「いいよ。Bパーティーの話では、リゲル君って言うソーサラーが現場にいてファミリアーで知らせて来たらしい」
【シュトルム】 「たまにはラヴァーズさんと一緒に行くよ」
【ムーン】 「たまにはって初めてやろ(笑)」
【アンリ】 「あたしも行きたいな。ダメ?」
【GM】 「うーん。君、ギルドに行ってるからなぁ。しばらくしてから追いついて来なさい」
【ヴェルナー】 「じゃあ僕もラヴァーズについて行こう」
【GM】 「目撃現場につくとリゲル君が血まみれで倒れてる。それで、『あれ、本当に人間かよ!』」
【ヴェルナー】 「へ?」
【シュトルム】 「ユリアのことか!」
【GM(リゲル)】 「『ユリアって誰だ?』」
【シュトルム】 「『その女の子のことだよ』」
【ムーン】 「『写真持ってるよ』」
【GM(ラヴァーズ)】 「『何で知ってるの?』」
【シュトルム】 「えっ? しまった!」
【ムーン】 「親戚の子なんだ(笑)」
【アンリ】 「友達の妹じゃなかったっけ?」
【シュトルム】 「っていうか今までそんなことラヴァーズさんの前では知らないフリしてたからなぁ(笑)。嫌われたかなぁ(泣)」
【GM(リゲル)】 「『あいつ、化けもんじゃねぇか!』」
【ムーン】 「強いの?」
【アンリ】 「強化人間でも作ったのかな」
【シュトルム】 「『それでユリアはどこに行ったんだ?』」
【GM(リゲル)】 「『知らねぇよ! テレポートしやがった』」
【ヴェルナー】 「テレポートじゃ探せないなぁ」
【GM(リゲル)】 「『初めは大人しかったから捕まえようと思ったのに、何なんだ、一体!』」
【ムーン】 「危険人物だ。どうやったら探せるかな」
【GM】 「さぁね。というわけで今回はここまで(笑)。今回の依頼はもう終わってるし」
【ムーン】 「はぁっ! ひどすぎる(笑)」
【シュトルム】 「俺は酒場が騒然となってるとこで終わりかと思ってた(笑)」
【GM】 「じゃあ買い物してね。経験点は3000あげよう」
【シュトルム】 「やったー」
【GM】 「後、忘れてたけど酒場のマスターがストロベリーとグレープがオレンジを探すって旅立ったことを知らせてくれる」
【ムーン】 「何で止めなかったんだ」
【ヴェルナー】 「また死んじゃうよー」
【アンリ】 「でも止められないと思うよ。ところでGM。完全版に載ってるやつなら何を買ってもいい? あたし、プラス2の鎧とデーモンハンド(シーフ技能にプラス2のボーナスがつく)」
【ムーン】 「私、指輪を買ってずらりとつけようかな(笑)」
【アンリ】 「やめろ(笑)」
【ムーン】 「ジャンピングブーツって面白いな。面白いからサウスに買わせよう(笑)。高く飛べるよ(笑)」
【ヴェルナー(サウス)】 「おっけーーー(笑)」
【シュトルム】 「マジかよ(笑)」
【GM】 「……」
【ムーン】 「私は竜の牙4本とパリー・パリー(回避修正プラス2)」
【シュトルム】 「魔晶石売却。ファストフィンガーと(敏捷度プラス6、身体能力魔法無効)パリー・パリー」
【ヴェルナー】 「僕は鍛えの鞘。打撃力プラス5♥ また欲しい物できたらいつでも売ってくれる?」
【GM】 「いいよ」
【アンリ】 「ねぇ。あたしたち、カイルのお誕生日パーティーに呼んでもらえたりするのかな」
【GM】 「もちろん。行きたい?」
【シュトルム】 「行く」
【ヴェルナー】 「行く行くー」
【GM】 「じゃあ3日たったら馬車が迎えに来るからまっててね(笑)」

÷÷ つづく ÷÷
©2004 Jun Hayashida
Illustration ©2004 Ryoko
Map ©2004 Moyo
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