≪REV / EXIT / FWD≫

§慟哭は森の奥で§

クライマックスフェイズ

著:笹本ユーリ

【GM】 ここからクライマックスフェイズに入ります。
【リット】 階段を下りるで〜!
【GM】 降りた先には扉がある。
【リット】 ばーんって蹴り開ける!
【GM】 開けると、振り返る二つの影があります。ひとつはコロナと同じ顔をした少女。
【ルーア】 フレアですね。
【GM】 もう一人には羽根が生えてるね。
【ルーア】 リットと同じ種族?
【GM】 それは明らかに違うなぁ。
【シヴァ】 エネミー識別が必要な人やな。
【ルーア】 しま〜す。13!
【GM】 インプですね。最下級の魔族です。

 本当はハゲンティを出すつもりだったのですが、フィーヌが欠席だと言う事で下級魔族に差し替えました。おかげで、楽勝な戦闘になってしまうのですが…(汗)。

【シヴァ】 さっきの魔方陣はこいつを召喚したあとやったんかもな。
【ルーア】 なるほどね。っていうか、インプってドロップ品すごいですよ! 10以上で「魔族の翼」とかいう120Gもするものが貰える!
【シヴァ】 ……がんばれ(笑)。
【リット】 フェイト使えば?(笑)
【ルーア】 使う!
【一同】 使うんかよ!(笑)
【リット】 インプに「カーティスは?」って聞く。
【GM】 「ああ? カーティス様は行かれたよ。あんたたちには俺で十分ってとこだな」
ちなみに、インプとフレアの後ろには地上に通じてそうな隠し通路がある。
で、コロナを見て、「何だ。そこにいるのは役立たずのお嬢ちゃんじゃないか。ネズミどもを引き連れて、何のつもりだ?」
コロナは何も答えません。インプを睨んではいるけどね。
【ルーア】 フレアの様子は?
【GM】 フレアは感情のない瞳で君らを見据えている。
【シヴァ】 インプに聞く。「その子を元に戻す方法は?」
【GM】 「知らねぇよ。術をかけたのは俺じゃない。どうせお前ら、ここで死ぬんだから関係ねぇよ。フレア、やっちまえ!」
そしたらフレアは、「了解しました」って呟く。
【シヴァ】 困ったな。
【ルーア】 インプは仕留めないと。
【リット】 インプとエンゲージするで。
【GM】 行動順は、フレア、ルーア、リット、インプ、シヴァの順ですな。コロナは後ろで見てる。
【ルーア】 あたし、コロナをかばうようにして立ってますから。
【リット】 「コロナ、いいの? フレアが攻撃してくるで」
【GM】 コロナは何も言わない。
【リット】 「助けに来たんだから、助けないと。術を解かないと」
【GM】 「…私では無理だもの」
【リット】 「諦めるな、ばかー!!」(笑)
【GM】 「私、どうせ何も出来ないもの」
【リット】 「そんなこと言うなよ!」
【GM】 そしたらインプが「そうだ、お前はいらない子だ」
【リット】 「お前は黙ってろ!!」(笑)
【GM】 では1ラウンド目、フレアの攻撃。リットに〈アースブレット〉が飛ぶので回避してください。石つぶてを飛ばす魔法。
【リット】 俺、回避が低いからフェイト使って避ける。17やで〜。
【GM】 それは避けた。
【ルーア】 あたし、〈ウエポンフォージ〉使います。攻撃力+2になりました。
【リット】 俺は〈スマッシュ〉と〈バッシュ〉でインプに攻撃。21!
【GM】 当たったよ。
【リット】 さらに〈ボルテクスアタック〉も使ってフェイトも2個乗せる! とりゃー!! 45発!!!
【GM】 ごばあ! 一撃かよ!!(爆笑)
【ルーア】 マジで?! やったぁ!!!
【GM】 ハゲンティでもよかったやん、これ!!(笑) くっそー。
【ルーア】 「リット、すごい!!」って誉めまくる。
【リット】 だいぶ気をよくしてる(笑)。
【シヴァ】 まだフレアが残ってるけどな。僕は自分に〈インヴォーク〉使ってこのラウンドは終了。
【GM】 じゃあ2ラウンド目のフレア。ルーアに〈アースブレット〉。
【ルーア】 フェイト使うべき?
【シヴァ】 使うべきちゃうか? ドロップ品の時だけじゃなくて(笑)。
【リット】 ここで死んだらドロップ品どころじゃないからな(笑)。
【ルーア】 やかましい!(笑) 1個使って、16です。
【GM】 残念、当たりました。
【ルーア】 うそっ。
【GM】 出目がよかってん。〈マジックフォージ〉を使って、土属性ダメージが25発。
【ルーア】 22点通した。痛〜。HPが残り11点になっちゃった。
【リット】 っていうか、フレアどうする? 殺すわけにも行かんやろ?
【シヴァ】 手加減したらいいんちゃう? みぞおちに入れて気絶させるとか。
【リット】 そんなんできんの?
【GM】 気絶させるって宣言してたら、出来た事にする。そのかわり止めを刺す武器は刃物とか銃弾以外でお願いしますぜ。
【シヴァ】 銃で殴るとかすれば大丈夫やろ。それで行こう。
【リット】 コロナは説得するとかしないの?
【GM】 そう言うそぶりは見せないね、何故か。傍観してる。
【リット】 やっぱり何かあるね、これは。まぁ、フレアを黙らせるのが先やな。

 そして2ラウンド後、シヴァの拳でフレアは気絶させられました。

【GM】 では、フレアが気絶した直後。まぁ、想像してたやろうけどコロナが動きます。
一番近いのはルーアやんな?
【ルーア】 え? うん。
【GM】 ルーアの喉もとにダガーが突きつけられる。
【ルーア】 あうっ。
【GM】 「ここであなたたちを倒せば、今度こそカーティス様は私を見てくれる! 私を選んでくれるわ!」
【リット】 悲しそうな顔をして、「それは無理だよ」って言うで。
【GM】 「そう、無理よ。どこでもそう、どこに行っても可愛がられるのはフレアだけ。でももう、そのフレアはいないの。私の前で倒れてるわ!」
【リット】 「でも孤児院の先生は優しかったんやろ?」
【GM】 「でも先生はもういないわ。カーティス様はね、最初は優しかったの。魔法を使うと、誉めてくれて…。でもフレアがいたから私は捨てられた! フレアがいない今なら、また誉めてくれるかもしれない…!!」
【ルーア】 あたし、死ぬかも〜。
【GM】 その時、リット。声が聞こえます。夢の中で聞いた声と同じ声です。
【リット】 槍か?
【GM】 そう。「どうする? 解決方法はあるぞ。簡単だ。俺で彼女を刺せばいい」
【リット】 「そんなことすると思ってんのか! お前の力なんか借りるか! そこで見てろ」って槍に言って…
【ルーア】 放り投げる?
【リット】 いや、槍をシヴァに渡す。「ちょっと持ってて」(一同爆笑)
【GM】 渡すなよ!(笑)
【シヴァ】 何で僕やねん(笑)。まぁ、渡されたら受け取るけど。
【ルーア】 「コロナ、聞いて。自分の居場所って言うのは、人に与えられるものだってあるけど、自分で作っていくものだと思うよ」
【GM】 「私には無理よ。作り方なんか、知らないわ」
【ルーア】 「そういうのはこれから学んでいけばいいじゃない。今まではそれを教えてくれる人はいなかったけど、これからはあたしたちが教えてあげる。だから、一緒にがんばろう?」
【GM】 「あなたに何が分かるのよ。分かったような事言わないで。昨日あったばかりの人が私の何を知ってるって言うの?」
【ルーア】 「これから分かっていくと思うよ。だから、あなたもこれからあたしたちのことを見て決めてほしい。それからでも遅くないことだと思う」
【GM】 コロナは無言です。
【ルーア】 これはやっぱ、自分の過去話さなきゃならないんやろなー…。
「あたし実はね、5年前以前の記憶がないの。自分がどういう人から生まれて、どういう家庭で育って、どういうことして育ってきたかっていう記憶が全然ないの。そんなあたしにルーアって言う名前をくれた人はいたけど、あたし、その人とずっと一緒にいたわけじゃない。名前をもらって、冒険の技術を教えてもらってからはずっと一人で今までいたんだよ。そして最近になってシヴァさんとかリットとか、ここにはいないけどフィーヌさんとか、仲間が出来たんだよ。あたし、そんなに取り得があるわけじゃないけど、それでもがんばって来れたんだよ。だからコロナも、あたしじゃ何の役にも立たないかもしれないけど、それでもお喋りとかそんな他愛無いことで何か出来るかもしれない。だから一緒にがんばろう?」
【GM】 「よかったわね、あなたは幸せそうで」
【ルーア】 「あたしには過去がないけど、それでも幸せだよ。いい仲間が出来たもん」
【GM】 …リットとシヴァは何か言うことないかい?
【リット】 えっと…
【ルーア】 (遮って)「それにあたし、新しい仲間も出来たんだよ。コロナって言う名前の、素敵な友達が」
【GM】 「昨日出会ったばかりなのに、友達なんて言えるの?」
【リット】 もうルーアに任せた(笑)。
【ルーア】 「言えるよ。だって、あたし、あなたと友達になりたいから」
【シヴァ】 そこで近寄って、肩に手を置いて、「君なら大丈夫だ」って言ってあげる。
【GM】 うわぁ、すげえコンボや。信じてしまいそうやな(笑)。
【リット】 いいとこ全部持って行ったな、シヴァ(笑)。
【GM】 じゃあシヴァの胸に飛び込んで泣き出す(笑)。
【ルーア】 最後にいいとこ全部取られた〜!!(笑)
【シヴァ】 「泣きたいだけ泣きなさい。その涙が枯れた時、君の新しい人生が始まるんやから」(一同爆笑)
【GM】 うっわ―――!! 一生ついて行きそうや(爆笑)。
【リット】 一人落とせたな(笑)。
【ルーア】 あ! 忘れてたけど、インプのドロップ品! このためにフェイト残しておいたんですよ〜。
【GM】 ちょっと待って。その前にリットのシーンがちょこっとあるねん。
【リット】 お?
【GM】 キミの槍、グリップのところに黒い石が3つついてるねんけど、そのうちのひとつに光が灯る。
【リット】 「あっ、光った! シヴァ、返して」(笑)
【GM】 また声がするね。「そうだ、それでいい。俺はそういう奴を待っていた。いいか? 刃に頼るな。真の強さは、お前の心だよ」
というわけで、槍がレベルアップすんねんけど、ダメージに+1Dするのか、ダメージがすべて光属性になるのかどっちがいい?
【リット】 じゃあ光で。そっちのほうがかっこよさそうや。暗闇でも光るとか?(笑)
【GM】 それはない。嫌やろ、そんな槍。蛾が寄ってくるで(笑)。
【ルーア】 ほんまや(笑)。で、もういいですか? ドロップ品ドロップ品〜!
【GM】 …どうぞ(笑)。
【ルーア】 フェイト使って、17!! 出た〜、「ルビーの指輪」だって!!
【GM】 …よかったね(笑)。
【ルーア】 うん! じゃあ満足して帰ります♪ フレアと、捕まってた女の子つれて帰ろう。術がかかってる子達は神殿が何とかしてくれるかな。
【シヴァ】 メイドさんにはありのまま報告しておくよ。
【GM】 うい。ではエンディング行くのでここでシーン切りますな。

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©2005 Yu-ri Sasamoto
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