≪REV / EXIT / FWD≫

§忍び寄る闇はひそやかに§

ミドルフェイズ01

著:笹本ユーリ

【シヴァ】 仕事を受けたから、みんなを訪ねていくで。
【リット】 俺は宿で冒険を探してるで〜。
【フィーヌ】 私はその隣でぼーっとしてる。
【ルーア】 あたしも同じ宿で仕事探してます。
【シヴァ】 みんな固まっとんや。ちょうどいい。「ヒマしてるかね?」(笑)
【ルーア】 見抜かれてる〜(笑)。
【シヴァ】 「みんなにいい話がある」
【フィーヌ】 「何?」
【シヴァ】 「かくかくしかじか」で、依頼の内容を伝えるで。
【リット】 俺はやる気満々やで。強くなれるからね。缶バッジきら〜ん。
【シヴァ】 ははは(苦笑)。「(投げやりに)そうだな、これでキミはきっと強くなる」(笑)
【GM】 リット騙すのって簡単そうやな(笑)。
【フィーヌ】 「私も手伝うわよ。ヒマだし」
【ルーア】 「あたしもいいですけど・・・でも、報酬は? ボランティアですか?」
【GM】 さすがに神殿がいくらか用意してくれると思うよ? 聞いてみたら?
【フィーヌ】 でもシヴァは何も聞かずに来たな(笑)。
【ルーア】 「まぁ、今のところすることもないし、やります」
【シヴァ】 「暇つぶしにはちょうどいいでしょ」
【フィーヌ】 「ここにいても変な奴(ギア)がしょうもない話しに来るだけだし」(笑)
【GM】 そんな事言ってるとまた来るぞ。「やあ、フィーヌ」
【フィーヌ】 ええ〜っ?!(笑)
【GM】 「今からサーカス見に行くんだけど、一緒に来ない?」
【リット】 「出て行け」(笑)
【フィーヌ】 「今から用事あるから」
【シヴァ】 「今、取り込み中だ」
【リット】 って言いながらシヴァが筋肉を見せびらかす(一同爆笑)。
【GM】 じゃあギアは逃げ去るわ(笑)。
【シヴァ】 だから、そんなんじゃないって!(笑)
【GM】 ギアはあんまりあわてて出て行ったので、その辺にサーカスのチケットをいっぱい落としていきました。
【フィーヌ】 いっぱい?
【GM】 5枚。
【フィーヌ】 そんなに見に行くつもりやったんや(笑)。
【シヴァ】 (ルーアにチケットを渡して)「これが報酬ってのはどう?」
【ルーア】 ちょっと待ってよ!!(笑)
【フィーヌ】 よかったやん、5枚もあるで(笑)。
【GM】 全部今日の当日券やけどな。
【ルーア】 せっかくだし見に行ってみますか?
【リット】 つーか、これパクるのか?(笑) 届けに行ってやろうや、一応。かわいそうやから(笑)。
【GM】 ギアはもうサーカスの方に走っていったで。
【リット】 じゃあ俺らも追いかけて行ってみようや。
【GM】 そしたら、やっとチケット落としたことに気付いたギアが、また新しいチケットを5枚購入してるのが見えた(笑)。
【リット】 また買ってんのかよ!
【GM】 どこで落としたか分からんから、探すの面倒やろ?
【フィーヌ】 不毛や(笑)。
【ルーア】 じゃあどうします? 転売しますか?
【シヴァ】 持ってたらいいんちゃう? ギアはどうしてんの?
【GM】 チケット買って中に入って行ったよ。ちなみに、客は結構多いね。
【リット】 じゃあギアにチケット落としてることを伝えるために俺も中に入る。ギアのチケット一枚使って(笑)。
「おーい、ギア〜!」
【GM】 振り返る。「どうした?」
【リット】 「いや、これ、落としてましたよ」
【GM】 「ええ?! もう買っちまったよ! いいよ、お前にやるよ」
【フィーヌ】 ていうか、毎回見に行くほどの行動力があるなら会いに行けよな(笑)。
【GM】 いや、最後の一線が越えられないねん(笑)。
【フィーヌ】 シャイなんや(笑)。
【リット】 で、俺、どさくさに紛れて中に入ってしまったけどどうしよう。
【GM】 ギアは最前列に座りたいからさっさとどっかに行ってしまった。
【リット】 どうしようかな。
【フィーヌ】 見んの?
【リット】 入ってしまったもん。じゃあ裏に行ってみる。曲芸の動物がいてるような所。
【GM】 ライオンとかアシカとかがおるで。団員が世話してる。
【リット】 そうか。・・・適当な所でこのシーン切ってくれていいよ(一同爆笑)。
【GM】 なんじゃそりゃ?!(笑)
【フィーヌ】 私ら3人、サーカスの外で呆然としてるから(笑)。

■■■

【ルーア】 「とりあえず、情報を手に入れないと動けませんよね」と、まともな事を言ってみる。神殿に行って聞いてみますか?
【シヴァ】 分かってることはシヴァが全部聞いてるで。
【ルーア】 さらわれた人に、何か共通点ってないんかな。
【シヴァ】 若い女の子。
【リット】 神殿以外でも起こってるかも知れへんで。
【シヴァ】 サーカスの中から何か聞こえた(笑)。じゃあそれを街で聞き込みしてみようか。別に神殿の人間に限ったことじゃないのかもしれない。
【ルーア】 前回行った、盗賊が集まってる酒場に行って聞いてみようか? でも情報料払わなきゃならないのが嫌だなあ(笑)。
いくら払ったら教えてくれます?
【GM】 聞きたいことによるけどな。
【ルーア】 ひぃ〜(笑)。「噂話程度でいいから、女の子の行方不明事件とかってないかしら?」
【GM】 「ああ」って言われる。思い当たることはあるみたい。
「それを知ってどうするの?」
【ルーア】 「神殿からの依頼でね、行方不明の女の子を探してるの。で、さらわれた女の子に共通点がないかな〜と思ってね。実はみんな双子、とか」
【GM】 「その程度なら別に情報料はいらないよ。行方不明事件は、一週間前からこの街で結構起こってるみたいだね」
【ルーア】 「何人くらいさらわれてる?」
【GM】 「自警団じゃないから詳しくは知らないけど、そんな少ない数じゃないみたいだよ。共通点は若い女の子。それくらいしか知らないな」
【ルーア】 「どこかに行った帰りにさらわれた・・・とかは?」
【GM】 「さすがにそこまでは知らないよ」
【ルーア】 そうか〜。「一週間前からって言ったけど、一週間前に何か変わったことってあった?」
【GM】 「サーカス団が二つ来たくらいだねぇ」
【ルーア】 「若い女の子って何歳くらい?」
【GM】 「10〜20代前半くらいかなぁ?」
【シヴァ】 (ルーアに)「行っとけ」
【ルーア】 何を? ・・・って、あたしが囮になるんですか?!(笑)
【シヴァ】 最終手段はな(笑)。
【ルーア】 「あと、さらわれた人の種族は?」
【GM】 「特に関係ないみたいだよ。人間もいるし、エルダナーンもいる」
【ルーア】 そっか。じゃあ、聞きたいことは聞いたし、出ます。それにしてもみんないつさらわれてるんだろう? 夜とか?
【シヴァ】 それは各個に聞いていかなあかんやろ。さらわれた人の家族とか友人とか。
【ルーア】 神殿の、被害者のアコライトの家族とかに聞いてみたらあかんかな。
【シヴァ】 いいと思うよ。じゃあ僕が神殿関係者の方を当たってみるから、ルーアとフィーヌは街の被害者の家族を当たってみてよ。自警団に聞いたら住所くらい教えてくれるやろ。できるだけ大勢に聞いたほうがいいと思うし。
【フィーヌ】 そやな。そうしよう。
【GM】 了解。

■■■

【GM】 で、リットくんはサーカスを見てるのかね?
【リット】 おう。
【GM】 じゃあ、空中ブランコとかライオンの火の輪くぐりとか、ちょっとした劇とか――劇中に金髪ショートカットでお姫様みたいなドレス着た子が出てきたりするけど・・・・・・
【フィーヌ】 それはもしかして(笑)。
【リット】 一部で変な歓声が上がってたりするんちゃうか?
【GM】 うん。最前列が騒がしくなる。で、騒いでる奴がギアだということがキミにはよく分かった(笑)。
・・・・・・じゃあリット、[感知] で振ってみて。
【リット】 何や? 12やで。
【GM】 なら、ギア以外にも観客の中に知ってる人が二人いるのに気付いた。コトと、ウサ耳女海賊。
【フィーヌ】 見に来てるんや。
【GM】 コトは前の方の席にいて、ウサ耳は後ろのほうの席で見てる。
【リット】 気になるな、ウサ耳が。今、立ち歩きできんの?
【GM】 公演中は立たないで下さい。後ろの客にしばかれます。
【ルーア】 サーカス自体はおもしろいの?
【GM】 うん。かなり本格的やで。木下大サーカスみたいな感じ。・・・・・・見たことないけどな(一同爆笑)。
【フィーヌ】 何じゃそりゃー?!(笑)
【シヴァ】 見てから言えよ(笑)。
【GM】 (無視して)ピエロもいるよ。
【リット】 ピエロいるんや。じゃあ俺、ピエロに釘付けやから。「あとで会いに行こう」
【フィーヌ】 何でや(笑)。
【GM】 では一時間くらいして公演が終わりました。
【リット】 まずウサ耳のところに行ってみる。
【GM】 「あら、また会ったわね。キミもサーカス見てたの?」
【リット】 「見てたで〜。ピエロ、おもろかったなぁ!」
【GM】 「ピエロは別にどうでもいいんだけどね」
【リット】 「じゃあ何がよかったん?」
【GM】 「実は身内が出てるのよ。弟がここの団員なのよ」
【リット】 「どの人?」
【GM】 「秘密☆」
【リット】 何でやねん(笑)。
【フィーヌ】 ウサ耳生えてる人やろ?
【GM】 でもウサ耳が生えてる団員はいなかったね。
【リット】 「ウサ耳いなかったで」って言う。
【GM】 「母親が違うからね」 実は彼女はハーフブラッドです。
【フィーヌ】 衝撃の事実や(笑)。
【リット】 「会いに行かへんの?」
【GM】 「今は行かないわ。最終公演であの子、特別ショーをやるみたいだから、そのあとに贈り物を持って行くつもり」
【リット】 「そうなん? 俺は今から楽屋行くで?」
【GM】 「行ってらっしゃい」だとさ(笑)。
【リット】 じゃあ一人で行く。
【GM】 楽屋に? 花束を持ったコトがいるよ。ちなみにギアはいてない。
【フィーヌ】 今日もあかんかったんや。楽屋のドアの前でうろうろしてそうや(笑)。
【GM】 ドアを開けようとしたら緊張のあまり指が震えてノブが握れないねん(笑)。
【リット】 コトに声かけよう。「元気?」
【GM】 「元気ですよ。リットさんもサーカス好きなんですか?」
【リット】 「今日はじめて見たぜ」
【GM】 「私、毎日来てるんですよ」
【リット】 「ピエロおもろいな」
【GM】 ピ・・・?! 「そ、そうですね。ピエロもおもしろいですね」
【ルーア】 コトちゃん、優しい子や(笑)。
【フィーヌ】 ていうかだいぶ頭悪いよな、リット(笑)。
【リット】 「その花束は誰に渡すつもりなん?」
【GM】 「これですか? これはサーカスの皆さんに渡そうと思って」
【リット】 ふうん。じゃあ、コトの隣にいとく。ピエロ出てこないかなぁと思いながら。
【GM】 しばらくしたら団長が出てくるけど。
【フィーヌ】 ピエロ、メイク落として出てくるんちゃうん。
【GM】 団員も続いて何人か出てきたけど、メイク落としてるのか、ピエロはいません。
【リット】 でもああいう顔やと思ってるからな(笑)。
【GM】 あと、ギアが狙ってる金髪の子も出てくるね。最終的には出演者全員が出てきて、そうやなぁ、全部で30人くらいいるかな。
【ルーア】 すごいなぁ。
【リット】 じゃあ金髪の子に声かけよう。「ピエロどこ?」(一同笑)
【GM】 それは・・・どうしよう?(笑) 「あの人」って指差すけど・・・
【シヴァ】 もちろんメイク落としてるんやんな(笑)。
【GM】 ただのおっちゃんやで。
【リット】 「(渋い声で)違う」(一同爆笑)
【GM】 ピエロも困り顔やわ、もう(笑)。
【リット】 容姿を説明するで(笑)。
【GM】 必死やな。じゃあ仕方なさそうな顔して、ピエロのメイクして戻ってきてくれた。
【フィーヌ】 いい人や。
【シヴァ】 ファンサービスや。
【リット】 握手してもらう!
【GM】 してくれたよ。「・・・サインもいる?」
【リット】 「もちろん!」
【ルーア】 ちなみにどこにしてもらうんですか?
【リット】 もちろんシャツに(爆笑)。
【フィーヌ】 シャツに「ピエロ」って書いてもらうん?(一同爆笑)
【シヴァ】 「僕は道化です」って言ってるみたいやん(爆笑)。
【フィーヌ】 そのシャツ、キャプテングラッドの缶バッジもついてるんやろ?
【GM】 何やねん、キミは。・・・っていうか、何やねんこのシーン?! もう切っていい?(一同爆笑)

■■■

【GM】 では、神殿に行ったシヴァに移します。
【シヴァ】 アスカさんのところに行って、被害者の家族に会えないか聞いてみる。
【GM】 なら、被害者のうちの一人の家族を紹介してくれた。神殿の近くに住んでる人やね。
【シヴァ】 じゃあすぐ行く。ダッシュで行く(笑)。
【GM】 「廊下は走らない!!」(笑)
【シヴァ】 聞いてない(笑)。もう着いていい?
【GM】 いいよ。結構大きな家やね。金持ちそう。一家揃ってアーケンラーヴ様の敬虔な信者です。
【シヴァ】 たずねてみるで。
【GM】 呼び鈴がありますな。
【シヴァ】 普通に鳴らす。
【リット】 力任せに鳴らさへんの?(笑)
【フィーヌ】 ドア、ばこーんって蹴破るとか(笑)。
【シヴァ】 普通にする、っちゅうねん(笑)。
【GM】 じゃあ執事みたいな人が出てきた。「どちら様ですか?」
【シヴァ】 事情を説明する。
【GM】 なら、通してくれて被害者のお母さんが出てきた。
「わざわざお越しいただいて・・・。分かることならお話しますので、どうか娘を・・・」
【シヴァ】 「娘さんを最後に見たのはいつですか?」
【GM】 「4日前のお昼ですね。お昼に出かけていって、それっきり・・・」
【シヴァ】 「どこに行くかとかは聞いてませんか?」
【GM】 「サーカスを見に行くって言ってました」
【シヴァ】 サーカスか・・・。
【ルーア】 出てきた〜。
【シヴァ】 「4日前以前にもサーカスには行ってたんですか?」
【GM】 「いえ、その日行ったのが初めてだと思います」
【シヴァ】 「一人で?」
【GM】 「はい。お友達が一緒に行く予定だったらしいんですが、来れなくなったとかで・・・」
【シヴァ】 「その友達の名前は?」
【GM】 「カレンちゃんです。3軒隣の子で、幼馴染なんです」
【シヴァ】 3軒か。このあたりは高級住宅地っぽいから3軒って言ってもだいぶ歩かなあかんかもな(笑)。
【フィーヌ】 馬車がいるかもよ(笑)。
【シヴァ】 遠すぎや(笑)。
じゃあお母さんには「できる限りの力を尽くします」って言って、カレンの家に向かうわ。
【リット】 着く頃には翌日になってるからな。
【シヴァ】 どんだけ遠いねん(笑)。
【GM】 5分もかからんわ(笑)。まぁ、カレンの家も執事が出てきそうな家やけどな。
【シヴァ】 じゃあ出てきた人に事情を説明してカレンを呼んで来てもらうで。
【GM】 ほい。カレン来ました。
【シヴァ】 4日前の事を聞く。
【GM】 「あの日、サーカスを見に行く約束してたんですけど、急に親戚のおじ様が来ることになって、それで私がサーカスに行けなくなっちゃったんです。そしたらあの子、一人で行ったみたいで、帰って来ないって聞いて・・・。心配です」
【シヴァ】 「サーカスに行こうって言うのはどっちが言い出したん?」
【GM】 「あの子です。私は誘われて、私の分のチケットも買っててくれたから、それなら行ってみようかな、と・・・」
【シヴァ】 なるほどね。
【GM】 「あの子、さらわれちゃったんですか? もし私が一緒に行ってたら、こんな事にはならなかったのかな・・・」
【シヴァ】 「それはどうか分からんで。二人してさらわれたかも知れん。それは神のみぞ知る、やな」
【フィーヌ】 また何か煙に巻きだしたで(笑)。
【シヴァ】 ん?(笑) じゃあまぁ、聞きたいことは聞いたし、立ち去ろうかな。
他の被害者の家はアスカさんは紹介してくれへんの?
【GM】 してもいいけど?
【フィーヌ】 今の家と同じような感じやと思うで。
【シヴァ】 いや、たまたま今の家がサーカスやったんか、それか被害者全員がサーカスと絡んでるのかが知りたいからさ。
【GM】 それなら被害者Bの親。「娘は出かけるって行って出かけたきり帰ってきませんでした。どこに行くかは聞いてませんでした」
被害者Cの親。「娘はサーカスに行くと言って家を出ました」
被害者Dの家は留守で誰もいなかった。以上(笑)。
【ルーア】 サーカス二人目・・・。
【シヴァ】 了解。じゃあとりあえず神殿まで帰る。
【リット】 そして掃除をするかね?
【シヴァ】 今はいい(笑)。他にやることあるから。
【フィーヌ】 今、シヴァが削ってしまった床とか埋められてる最中やから(笑)。
【リット】 「何をするんだ、やめたまえ」って言わなあかん(と言ってマッチョなポーズをする)。
【シヴァ】 何でそんなポーズせなあかんねん!(笑) モンクに偏見持ってるやろ(笑)。
【フィーヌ】 偏見と言うより妄想や(笑)。

■■■

【GM】 じゃあ次はフィーヌとルーアのほうに行こうか。
【フィーヌ】 広場で聞き込みしてみる。子供がいそうな年代の人を捕まえて、その人の娘が被害に会ってないか聞いてみるけど。
【GM】 それは行方不明者が身内にいるかを聞いたんやんな? じゃあ[幸運]で振ってください。
【フィーヌ】 4が出た(笑)。
【ルーア】 あたしは3(笑)。
【GM】 それは見つからへんなぁ。「そういう事件があるという噂は聞いたことがあるけど・・・」ってレベルやな。
【リット】 行方不明者の張り紙とか出てへんの? 「娘を探しています」とか。
【GM】 広場には出てないな。
【ルーア】 酒場とかの方がいいかな?
【フィーヌ】 酒場の依頼とかで出てない? 捜索系。
【GM】 ああ、それならあるよ。
「娘を探してください。2日前から行方不明なんです」
「5日前に出かけた娘が帰ってきません」
「行方不明の犬を探しています。柴犬」
【フィーヌ】 何か最後に違うの混ざったで(笑)。
【ルーア】 とりあえず張り紙の住所見て、被害者の家を訪ねてみる。
【GM】 行く? じゃあ着いたよ。今度は金持ちじゃなくて普通の家やから。お母さんらしい人が出てきます。
【ルーア】 「張り紙を見て来たんですけど・・・」
【GM】 「娘を探してくださるんですね! もしかしたら誰も依頼を受けてくれないかと思って心配してたんです」(笑)
【リット】 受けたらいいやん、報酬もらえるで(笑)。
【ルーア】 ですね(笑)。「いなくなったときの行動を教えてもらえますか?」
【GM】 「二日前に出かけたまま帰らないんです」
【フィーヌ】 「どこ行くって言ってました?」
【GM】 「サーカスのチケットを持って出かけたので、サーカスに行ったと思います」
【ルーア】 「それは一人で行ったんですか?」
【GM】 「たぶん・・・」
【ルーア】 ちなみに娘さんの名前は?
【GM】 ええ〜? じゃあユリア。
【リット】 「じゃあ」って何や(笑)。
【シヴァ】 どうでもええってことやな(笑)。
【ルーア】 「では、頑張ってユリアさんを見つけます。またお話聞きに来るかもしれませんが・・・」
【GM】 「それは構いませんよ。どうか娘を見つけてあげてください、来週15歳の誕生日なんです」(一同爆笑)
【ルーア】 うわー(笑)。責任重大じゃないですか!(笑)
【フィーヌ】 ユリアは普通の子? 神殿に通ってるとか、そういうのは・・・
【GM】 魔術師学園に通ってるらしいよ。
【ルーア】 魔術師の卵?
【GM】 まぁ、ちょっとそういう素質はあるんちゃうかな? 程度やけどね。 つーかギアだって、魔術師学園の生徒やで?(笑)
【フィーヌ】 あいつはいいねん、おかしいから(笑)。
「ところでルーア、ユリア探しの報酬は聞かないの? あなたお金欲しいんでしょ?」(笑)
【ルーア】 そうなんだけど、確実に見つけられる保証がないからなぁ。
【フィーヌ】 変なとこだけ消極的やな(笑)。
【GM】 張り紙の最後に「見つけてくれた方にはお礼を差し上げます」とは書いてあるで。
【リット】 お礼が何かは分からんけどな(笑)。
【シヴァ】 金やとは書いてないからな(笑)。
【フィーヌ】 使ってない茶碗とかかも知れん(笑)。
【ルーア】 聞きにくそうな顔して、報酬について尋ねてみる。
【GM】 「一応、お金のほうを考えてるんですけど・・・」
【フィーヌ】 ニヤニヤしとこ(笑)。
【ルーア】 フィーヌさんがいじめる〜(笑)。ところで、具体的な金額はいくらなんかな。
【フィーヌ】 さあ? ブタの貯金箱出してくるかも知れん(笑)。
【ルーア】 でもこれでサーカスが怪しいことがわかりましたね。シヴァ、今神殿にいるんだっけ? 合流して情報交換しようかな。
【フィーヌ】 合流? リットは?
【リット】 楽屋で金髪の子と話してるで〜(笑)。
【GM】 まだ楽屋かね。金髪の子は結構人気あるみたいで、他のファンの相手もしなきゃならないから、ずっとキミと喋ってるわけには行きませんぜ。
【リット】 そうなん? その子、名前何て言うん?
【GM】 名前? 「シエラ」
【リット】 ギアは?
【GM】 ギアは楽屋にはいません。ここに入るだけの勇気がない(笑)。
【フィーヌ】 ちょっとくらいがんばれよな(笑)。
【GM】 ギア的にはシエラと二人きりになれるチャンスを見計らってるねんけど、そんなチャンスは当然訪れないねん。
【フィーヌ】 小心者やな〜(笑)。
【リット】 シエラの年齢は?
【GM】 リットって12歳やっけ? じゃあ、ちょっと年上かな? って程度。
【リット】 15歳くらいか。団員の中に女はいないのかね? 若い女の子は。
【GM】 空中ブランコをしてた人がみんな女で、ピエロにも一人女がいる。あと、寸劇やってた中にも何人か女の人はいるね。
【リット】 いかにも捕まったっぽい人はいないんかな〜と思ってさ。
【シヴァ】 それは・・・。仮におったとしても、こんな所に出して来ないやろ(笑)。
【フィーヌ】 檻の中とかにおるって。
【リット】 ていうか、俺のシーン、もう切ってくれていいで?(笑)
【フィーヌ】 またか(笑)。
【シヴァ】 早く出て来いよ、そこから。
【リット】 あ、そうや、GM。シエラは寸劇でどんな役やってたん?
【GM】 お姫様役。さらわれて、騎士が助けに来るねん。
【リット】 じゃあ、シエラの所に行って「さらわれてたね」って言う。
【GM】 「そういう役だからね」
【リット】 「今、さらわれてる女の子おるで」
【GM】 (素で)は?!
【フィーヌ】 いいからもう帰ってきたら?
【GM】 なあ(笑)。ここでシーン切るか、キミがサーカス出てからシーン切るかどっちか選びなさい。
【リット】 帰らなかったら俺だけずっとここやんなぁ。どうしよ?
【GM】 まだ迷ってんのか。じゃあ強制的に団長が追い出すから帰れ(笑)。「次の公演が始まるんで、出て行ってください」
【リット】 ついに追い出されてしもた。
【GM】 あんただけそこにおっても話進まんやろ!(笑)
・・・あ、そうそう、シエラと話したから教えておくけど、シエラの声はちょっとハスキーボイスでした。
【リット】 ハスキーボイスなんや。かっこいいな。
じゃあ、コトと一緒に帰るわ。「おもしろかったな」とか喋りながら。で、コトを家まで送ったらシヴァの神殿に向かう。

■■■

【GM】 リットが神殿に着くと、シヴァとフィーヌとルーアがキミを待ってます。
【ルーア】 シヴァに、聞いてきたことを全部話す。
【シヴァ】 全部って言うほどあるか?
【フィーヌ】 一軒だけやもんな(笑)。
【ルーア】 うわーん(笑)。
【リット】 俺も今まで聞いてきたことを全部話すよ!
【フィーヌ】 それはいらんわ(笑)。
【シヴァ】 「サーカス楽しかったんやなぁ」って生暖かく見てるわ(笑)。
【リット】 (気にせず)ピエロの話とか気合入ってるからな。「あ、シャツにサイン貰ってん」(一同爆笑)
【フィーヌ】 「あんたがピエロ?」(笑)
【シヴァ】 「よかったなぁ」
【ルーア】 シヴァが保父さんみたいや(笑)。
【シヴァ】 しょうがない、痛い子やから(一同爆笑)。
【ルーア】 で、今までの話を総合すると、サーカスが怪しいですよね。間違いなく。・・・見に行ってみます?
【シヴァ】 もう行った奴がいるしな(笑)。
【リット】 チケットまだ4枚残ってるで(笑)。
【シヴァ】 もうひとつのサーカスはまだ何もしてないんやんな?
【GM】 うん、準備中やね。
【シヴァ】 名前は?
【GM】 アイゼンリッター。黒いテントを張ってるらしいけど、まだ準備中やから中は分からない。
【ルーア】 公開はいつ?
【GM】 さあ? 特に公開日を発表したりしてないらしいから誰も知らない。
【フィーヌ】 何やろなぁ、そっち。気になる。
【リット】 アイゼンリッター見に行ってみるかね?
【シヴァ】 行ってみようか。何か分かるかも知れんし。
【GM】 じゃあ、そういう所でシーンを切ります。

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©2005 Yu-ri Sasamoto
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