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§終わらない歌を君に§

ミドルフェイズ02

著:笹本ユーリ

シーン 01 刀@君のいない楽園___大和

【GM】 シーンプレイヤーは大和で、六は登場不可です。
【六】 はーい。
【GM】 では、基地に着いた翌日です。
【大和】 え? ところで僕はどこで寝たの?
【GM】 基地内に軍人専用のそういう施設があるから。一応一人ずつ個室があることで。
【大和】 ギアドライバー専用の建物とかあんのかな。みんな子供やろ?
【GM】 大体が中学生とか高校生やね。たまに大人も混ざってるけど。
【六】 修学旅行みたいやな。いいなぁ。
【大和】 歓迎会とかないの?
【GM】 してほしいの?
【大和】 してくれるのを期待して、体育座りして待ってるから(笑)。
【六】 暗いな(笑)。
【GM】 そんな事されたら放置できないやんか(笑)。じゃあ、時間を戻して基地に着いた日の夜って事で。吹雪がキミの部屋のドアをノックします。
「大和さんの歓迎パーティー、ささやかなんですが、企画したんです。何人か集まってくれてるし、大和さん、来ていただけますか?」
【大和】 「うん。レオナもいるの?」
【GM】 「すいません、私、レオナさんっていう人は知らないんです」
【大和】 そうなんや。まぁ、もしかしたらパーティーに来てるかもって思いながらついて行く。
【GM】 じゃあ、なんか会議室みたいなところにお菓子とかジュースが置いてあって、たまたま暇そうにしてたギアドライバーとか基地の掃除のおばちゃんとか10人ほどが集まってる。
(六のプレイヤーに)来たい?
【六】 嫌だ、やめとく(笑)。
【大和】 目でレオナを探してみるけど?
【GM】 集まった人の中にはいないね。
【大和】 そうか。じゃあとりあえず自己紹介をしておこう。「俺は大和靖国。よろしく」
【GM】 なら、集まった人たちも適当に自己紹介をした。
【大和】 「ところでみんな、大塚レオナって子、知らない?」
【GM】 「さあ? 俺は知らないよ」「私も」って感じで、ここに集まったメンバーの中で知ってる人はいなかった。
【大和】 そっか。仕方ない、自分で探すしかないか。
【GM】 と言うところで歓迎会は終了して、次の日にしてもいい?
【大和】 いいよ。
【GM】 では大和は瑞穂中学に行くんやけど、吹雪が来て学校までは連れて行ってくれる。ちなみに吹雪は中学1年生。
【大和】 教科書とかは届いてるんだろうか。
【六】 えらい事務的な事考えるな(笑)。
【GM】 まぁ、キミが行くのは特務クラスなんで、授業内容も軍事理論とか天使物理学とかそういうのがメインですが。
【大和】 じゃあ、教室についたらレオナの姿を探してみる。
【GM】 中2のクラスは30人程度って事にしよう。見た中にはレオナの姿は無いよ。かわりに、欠席の机がひとつあるけど。
【大和】 欠席? 休み時間になったらその机を見に行ってみる。
【GM】 机の中に残されたペンケースには見覚えがあるね。レオナが持っていたものと同じペンケースです。
【大和】 今日は休みなのか? まわりの子に、「あの席の子、どうしたん?」って聞く。
【GM】 「ああ、金髪の女の子だったっけ? 2、3日来たあとはずっと休んでるよ」
【大和】 「彼女、どこに住んでるの?」
【GM】 「俺たちと同じ、基地の宿舎だと思うけど? でも、はじめは見たけど最近姿を見ないなぁ、そういえば。風邪で寝込んでるのかなぁ?」
【大和】 そんなことはない、と思う。何かがあるような気がしてみる。放課後になったらレオナを探そう。先生に聞いてみようかな。
【GM】 帰ってくるのはさっきの生徒と同じような答えだよ。
「あるいは、天使兵と戦って怪我でもしてるのかもしれないな。死んだという報告はもらっていないから、生存はしていると思うがね」
【大和】 冷たい〜。「それでも教師か?」
【GM】 「冷たい? これが日常だ。戦いがあるたびに誰かの席が開くんだよ。お前も死にたくなかったら、一体でも多く天使兵を倒すんだ」
【大和】 「そんなことあんたに指図されたくないな」
【GM】 「黙れ!」問答無用で殴られた。
【大和】 もしかして特務クラスの先生って軍関係者だったりすんの? 地元の中学と同じ感じで言っちゃった(笑)。
ねぇ、基地に戻ったら六を呼んでもいい?
【GM】 いいけど? じゃあ六さん、出たかったら登場していいよ。
【六】 嫌だけど出る(笑)。「何だよ」
【大和】 「レオナを探したいんだ。どうすればいいと思う?」
【六】 レオナか…。大佐から聞いたもんなぁ。「そんなことは忘れろ」
【大和】 「嫌だ」
【六】 むう。何て返せばいいんやろ。「新米兵士ごときが私情を挟むな!」って言って殴る(笑)。
【大和】 「何だと? 俺はレオナに会うためにここに来たんだぞ!」
【六】 そんなん言われても知らんがな(笑)。困ったぞ、助けて(笑)。
【GM】 ええ?! じゃあ、その辺にいた兵士が、「六軍曹の言うとおりだぜ、少年。今は戦争中なんだ。浮かれた気持ちでは生き残れないぜ」とか言う。
【大和】 「浮かれてねぇよ。俺はマジなんだ」(笑)
【GM】 「知るか!」(笑)
【六】 こいつ、もう俺には手に負えない(笑)。
【GM】 「軍曹も大変ですね」同情しておこう(笑)。
【六】 ほんまや(笑)。
「まぁ、そう急ぐんじゃない。いつか会える日が来るさ」とか言っておこう。
【大和】 「いつかっていつだよ?」
【六】 ……ッ! 「ええい、ぶっちゃけて言うぞ。俺はよく知らねぇ!!」(一同爆笑)
【GM】 軍曹、キレた(笑)。
【大和】 「なら最初からそう言えよ」
【六】 くあぁ! 「上官に対して口の聞き方がなっとらん!!!」(逆ギレ)
【大和】 「あんたが最初から素直に言わないからじゃないか」(笑)
【六】 「俺は貴様の気持ちを考えて言わなかったんだよ」
【大和】 「要するに、レオナは死んだと?」
【六】 俺はそうだと思ってる。言わないけど。
【大和】 「きっとこの人たちに殺されたんだ」とか思っておく。
【六】 「次はお前だ」って言う(一同爆笑)。
【GM】 お前だ、じゃねえ!!!(爆笑) 
【大和】 俺は軍曹のせいで勘違いしたから(笑)。「逆らったら殺されるんだ。きっとレオナを殺したのはヴィヴリオ大佐だ」(笑)
【GM】 ……(どうしよう、こいつら)。

シーン 02 刀@狂気の夢の続きを___六

【GM】 次のシーンプレイヤーは六。大和は登場不可ね。
【大和】 ところでプシナプシナ出てこないね。

 六は初期ダーザインで何故か「プシナプシナからの支配」を取ってます。

【GM】 じゃあ出そうか? 「軍曹、何疲れた顔してるんですかー?」
【六】 これは何て呼べばいいの? プシナ様?
【GM】 好きにしていいけど、階級は准尉です。
【大和】 六より上やん(笑)。
【六】 階級で呼ばない。「女王様〜!!」(一同爆笑)
【GM】 はぁっ?!(爆笑) キモイからやめろ!!(笑)
【六】 じゃあ「プシナちゃん」にする。そして泣きつく。「仕事ですごく嫌なことがあってさ〜」

 何だ、このダメ軍人は。

【GM】 「そうなんですか〜? 顔がすごく暗いですよ?」
【大和】 いつもじゃん(一同爆笑)。
【六】 むっか――――!!(爆笑)
【GM】 「どうしたんですか〜?」
【六】 「すごくヤな部下が入ってきたんだよね」
【GM】 プシナにとったらあんたも十分ヤな部下やろうけどな(笑)。
「かわいそうですー。頭撫でてあげますー」
【六】 「ありがとう、プシナちゃん〜!!!」って、自分で言うのもあれやけど、俺、アホや――!!!(爆笑)
【大和】 もっと早く気付けよ!(笑)
【GM】 何で、「プシナからの支配」なんか取るねん(笑)。
【六】 ほんまや、何で取ったんやろ(笑)。とりあえず甘えとくから。
【大和】 最悪やな。
【GM】 なぁ(笑)。「そうそう、忘れてたけど、ヴィヴリオ大佐が呼んでますよー」
【六】 ぶっ。じゃあ、甘えモードから急にびしっとしたモードに切り替わる。髪の毛とかも整えて(笑)。
【大和】 タンクトップは着替えないの?
【六】 着替える。ちょっと派手めなやつを着ていく。
【GM】 軍の支給品やろ? 色の違いとかあるんか? あ、黄ばんでるとか?
【六】 嫌――――ッ!!!(爆笑) ちゃんとアタックで洗ったやつにするから。
【大和】 違うだろ、ヴィヴリオと会うときは新品を着なきゃ(笑)。
【六】 じゃあそうしよう。で、ヴィヴリオの部屋に行く。「失礼します」
【GM】 「ああ、入れ。…大和の教育はどうだ? …大変そうだな」(笑)
【六】 「もうめちゃくちゃ大変ですよ。ところで、レオナの事についてなんですが。何とかならんのですか?」
【GM】 「実はその事について部下から報告があったのでお前を呼んだんだ。レオナの父親は、合衆国人のスパイだ。まぁ、そいつは数年前に捕まって処刑されたらしいがな」
【六】 「マジっすか?!」
【GM】 「だからと言って、レオナ自身に問題があるわけではないがな。合衆国人とのハーフだと言うだけだ。だが、彼女も父親がスパイだったと言う事は気になっていたようだ」
【六】 そうなんや。
【GM】 気にしすぎて、基地でも仲間にとけ込めなかったらしいよ。で、ある日、レオナの指導教官が、訓練中に失敗ばかりするレオナに呆れて「所詮合衆国の血の混ざった子供か」とか何とかボソっと呟いたのが、彼女に聞こえてしまったようです。
「大塚レオナが姿を消したのは、その翌日だよ」
【六】 ……そうか。
【GM】 「経緯が経緯なだけに、彼女を見つけてももう味方である保障は無い。もし大塚レオナが敵側についていた場合、貴官は速やかに彼女を射殺しろ。辛いだろうが…命令だ」
【六】 目を閉じたまま頷く。
【GM】 「大和には言うなよ」
【六】 言ったらヤバいもんなぁ。「分かりました。善処します」
【GM】 「頼んだぞ」
【六】 「はい」 今回はまともに退出する(笑)。
【GM&大和】 偉い!(笑)
【大和】 っていうか、そんなんで誉められるのってどうよ?(笑)
【GM】 なぁ。じゃあ、そんなところでシーン切ります。

÷÷ つづく ÷÷
©2006 Yu-ri Sasamoto
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