≪REV / EXIT / FWD≫

§慟哭は森の奥で§

エンディングフェイズ

著:笹本ユーリ

【GM】 まずは全員登場のエンディングから。事情を説明されたメイドさんは、カーティスが悪いことをしてたのを知ってショックを受けたけど、女の子たちのために馬車を手配してくれた。意識がある4人には水とかも飲ませてあげてるね。
【ルーア】 あたしはコロナのそばにいてあげるね。眠ってる女の子とフレアはどうする?
【リット】 とりあえず全員エレの街の子やから、みんなエレまで連れて帰ろうよ。フレアと、眠ってる4人は魔術師学園か神殿に任せよう。
【ルーア】 そうですね。
【GM】 じゃあエレの街に帰りました。
【シヴァ】 僕はアスカさんに事情を説明するよ。もちろん、ジールさんにもね。
【GM】 フレアたちのことはアスカが責任持って魔術師学園に頼んで何とかしてもらうそうなので、安心してくださいってさ。
【ルーア】 ジールさんに言います。「コロナの住む所、提供してあげてくれませんか? あたし、時々会いに来ますんで」
【GM】 うん、神殿でよければいてもらって構わないそうですよ。
【ルーア】 よかった。
【シヴァ】 僕が責任持って見てあげるよ(笑)。まずは掃除の仕方から教えるから(笑)。
【GM】 でも構ってくれてるから喜んでるかもな(笑)。
【シヴァ】 「なかなか筋がいいね」とか言うで(笑)。
【リット】 コロナ、シヴァに惚れたかもな(笑)。
【GM】 たぶんな(笑)。
【ルーア】 で、イオさんのところに行ってありのままに報告します。「新社長は悪いことをしてて、秘書さんは操られてるだけでした。前の社長のミゲルさんの行方はまだ分からないんです、ごめんなさい」
【GM】 「ありがとう。そんな社長だったのなら、こっちに飛ばされてきて正解だったかもしれないわね。悪い人の手伝いをする気はないから」
【ルーア】 よかった〜。「ミゲルさんもがんばって探しますんで」
【GM】 「こちらも協力します。何かあったら、お手伝いするので呼んでくださいね」

■■■

【ルーア】 ここであたしのエンディングに行っていいですか? イオさんの所に行った帰りに、「そういえばフレアとコロナ、姉妹やったな〜。あたしにも兄弟がいるって、本当なのかな」って思いながらとぼとぼ歩いてる。
【GM】 え? 今ルーア一人ですか?
【リット】 俺らは神殿で待ってるから。
【GM】 うい。じゃあ、そう思って歩いてると後ろから呼び止められる。
【ルーア】 振り返る。「どちらさまでしょうか?」
【GM】 見たことのない男性が立ってます。キミよりはだいぶ年上で、同じ栗色の髪ですな。そいつはルーアを見るなり「フロスティ?」って言うけど。
【ルーア】 それ聞いて、何か思い出せるかなぁ? ちなみに記憶喪失になる前の名前なんですけど。
【GM】 それはあなたの好きなように。任せます。
【ルーア】 リチャードお兄ちゃん。…顔は似てる?
【GM】 設定作ったのはあなたですがな。どうなん?(笑)
【ルーア】 目元とか似てるんです。目の色も同じだし。えっと…。お兄ちゃんの名前は思い出せないんだけど、なんだか懐かしい感じがして「……お兄ちゃん?」って呼びかけます。
【GM】 いきなりそう来たか(←対応は考えてなかった)。「フロスティ? やっぱり、お前なのか?」
【ルーア】 「その名前は分からないの、ごめん。あたし、5年以上前の記憶がないんです」
【GM】 っていうか、リチャードはどんな口調で喋ればいいの? これ(笑)。
【ルーア】 お任せします〜。
【リット】 シャア口調で。
【GM】 「ボウヤだからさ」(笑)
【ルーア】 やめてー!!! でも、設定ではアコライト/サモナーやから結構丁寧な口調やと思う。
【リット】 何でや。
【GM】 偏見やで(笑)。
【ルーア】 「(聞いてない)あたし、5年前以前の…たぶん、その名前で呼ばれてた頃の記憶がないんです。あたしのこと、何か知りませんか?」
【GM】 ええ?! こっちが知りたいわ!(笑)
「キミは、フロスティだよ。僕の妹なんだ」……口調これでオッケー?(苦笑)
【ルーア】 はい! 「…お兄ちゃん」 名前って思い出せるのかな、どうなんだろ。
【GM】 さあ、自分次第やと思うけど。
【ルーア】 やっぱり「フロスティ」って呼ばれることには違和感ないんやろな。「お兄ちゃんの名前は…」
【GM】 「リチャードだよ。覚えてる?」
【ルーア】 「リック!」(←ルーアのPLが考えた、お兄ちゃんの愛称)
【GM】 どうすればいいんだ、この展開(←こういう展開には慣れてない・笑)。
【リット】 がしぃ! って抱きしめるねん(笑)
【GM】 じゃあそれで(笑)。
【ルーア】 「わーん、お兄ちゃーん!!」(号泣) ぎゅう。
【リット】 よかったな、ハッピーエンドや。
【GM】 まぁ、それじゃあ積もる話もあるやろうから、兄ちゃんが取ってる宿にでも行っていろんな話をしました、ということで。
【ルーア】 お兄ちゃん、宿取ってるんや。
【シヴァ】 そりゃそうやろ(笑)。
【GM】 野宿は嫌やで(笑)。
【ルーア】 じゃあおにいちゃんといっぱい話をしながら夜を明かします。過去の事もいっぱい聞きます。「あたしがいない間、何があったの?」
【GM】 ルーアが考えた設定、全部ここで言うの?
【ルーア】 教えて欲しい。
【GM】 知ってるやろ、自分で考えたのに(笑)。
【ルーア】 でもお兄ちゃんの口から聞くのはやっぱり違うと思う。

 長いので要約すると、5年前盗賊に襲われて離散した家族は、ルーア(本名フロスティ)を除いて再会。残った家族は彼女を捜すために旅をしていました…という感じです。

【リット】 「父さんと母さんにも会ってあげて」とか言うんちゃうん(笑)。
【GM】 まぁ、言うかもな。
【ルーア】 「どこにいるの?」
【GM】 どこでもいいけど(笑)。好きに決めて。
【シヴァ】 本社のある街にしたら? そこならいずれ行きそうやし(笑)。
【ルーア】 じゃあそうしよっと。「今はこの街に友達とか冒険仲間がいてすぐには会いに行けないけど、でも必ず顔を見に帰るから、安心してって伝えておいてね」
【GM】 「わかったよ。きっと喜ぶと思うよ」
【ルーア】 う〜。天涯孤独じゃなかったんや〜。って、泣くやろなぁ、あたし。
【GM】 よかったね(笑)。
【ルーア】 号泣してます。よかったよう〜…。
【GM】 じゃあシーン切ります。

■■■

【GM】 次はリット。神殿にいるの?
【リット】 いや、神殿に飽きて、街に出てるかも。
【GM】 そしたら不意にまた槍の声が聞こえます。
「友がお前を選んだのは気まぐれだと思っていたが、何か意味があったのかもしれないな。これからも頼むぜ、相棒」
【リット】 「おう、俺も頼むぜ!」って槍に向かって叫ぶで〜。
【GM】 槍の声はキミにしか聞こえないから、他の人から見たら「何この子?!」って感じやねんけどな(笑)。
【リット】 気にしない(笑)。槍をくるくる回してご機嫌やから(笑)。

■■■

【GM】 最後のエンディングはシヴァね。シヴァはちょっと後日談になるんやけど、何日かしたらアスカから報告があって、フレアたちの意識がちゃんと元に戻ったって聞かされる。
【シヴァ】 よかった。
【GM】 で、フレアも、コロナと同じくこの神殿で暮らすことになったらしいよ。そしてコロナは、最近掃除を教えてくれる人が出来たので、よく笑顔を見せるようになりました。
【シヴァ】 それはいい事や。「私の努力の賜物だ」(笑)
【ルーア】 おいしいとこ取って行ったくせに〜(笑)。
【シヴァ】 ん?(笑)
【GM】 シヴァが来ると特に嬉しそうやね。
【ルーア】 あたしだってたまに様子を見に行くもん〜。
【GM】 でもシヴァには恋愛フラグが立ってしまったからな(笑)。
【リット】 しゃあないな(笑)。
【シヴァ】 もっといっぱい立てるから。
【リット】 この破戒僧めが(笑)。

÷÷ おわり ÷÷
©2005 Yu-ri Sasamoto
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