【GM】 では翌日にします。新社長の家がある街に行くんやんな?
【ルーア】 はーい。じゃあ、あたしは起きたらすぐ出発の用意をする。女の子なら普通、お出かけの前はとっても時間がかかるんですが、ルーアはショートカットなので時間はかかりません(笑)。
【シヴァ】 僕は起きたら神殿で朝のお勤めをするで。
【ルーア】 えらーい! リットはどうしてるん?
【リット】 俺? 俺は起きたら顔を洗って、食堂に行くで〜。
【GM】 じゃあ酒場の親父が目玉焼きを出してくれた。
【リット】 半熟?
【GM】 ううん。
【リット】 半熟じゃないのか。じゃあ、ちょっと怒る。「かたいよ!」(笑)
【GM】 「俺は半熟は嫌いなんだよ」(笑)
【ルーア】 あたし、神殿の人に、「あたしを探してる男の人が来たら足止めしておいて下さい」って頼んでおく。
【シヴァ】 足止めさせるんや(笑)。
【ルーア】 だって顔見たいもん(笑)。
【シヴァ】 僕らいつ帰ってくるか分からんのやで?(笑)
【ルーア】 でもでも、もし来たら、「あなたの探してる女の子にそっくりな子がここにいる」って言って…
【GM】 うん、それは伝えるけど、足止めは出来ないかもよ?
【ルーア】 それはしょうがないか。とりあえず伝えてもらうことだけ頼んでおきます。で、装備一式持ってシヴァさんの神殿に出かける。
【リット】 俺も。
【シヴァ】 じゃあ、そろそろ来る頃かなーと思っとく。
【リット】 背中を向けて待ってるんや。で、俺らの足音を聞いたら「来たな」って低い声で呟くねん(笑)。
【GM】 悪役みたいやな(笑)。
【シヴァ】 そんなんちゃうで(笑)。
【ルーア】 ところで馬車は用意されてんの?
【GM】 エリカに言えばいつでも出してもらえるよ。
【ルーア】 では行きますか?
【シヴァ】 「みんな、思い残す事はないね?」
【リット】 どこに行くねん!!(笑)
【ルーア】 帰って来れないみたいじゃないですかー!(笑)
【シヴァ】 いや、この街でやり残したことはないか? って意味やねんけどな(笑)。
【ルーア】 大丈夫〜! 馬車に乗る乗る♪
【GM】 その街までは一日かかるからね。
【シヴァ】 了解。
【GM】 それでは、その日の夕方にカーティスの家がある街に着きました。街の名前はトマリ。またしてもオリジナル設定の街です。エレの街よりはちょっと小さいね。
【ルーア】 どんな感じの街?
【GM】 ベッドタウンになってるような感じの街。住宅地がほとんどかな。
【ルーア】 やっぱ高級住宅地?
【GM】 そうやなぁ、芦屋みたいな感じ? ぱっと見た感じではこぎれいな家ばっかりで、スラムみたいなのは見当たらない。神殿もいくつかあるし、商業施設も生活に困らない程度には揃ってるよ。
【シヴァ】 じゃあとりあえずイオに聞いた住所のところに向かいましょうか?
【リット】 地図もらったんやっけ?
【GM】 うん。カーティスの家は街の外れの山の中にあるよ。山ひとつがそいつの家って感じかな。
【リット】 道はあるんやんな?
【GM】 あるよ。カーティスの家に行くための専用通路みたいなのが。まぁ、行き先にカーティス邸しかないから他の人が通らないだけやねんけどな。
【ルーア】 一本道?
【GM】 うん。
【ルーア】 道々注意しながら行くけど、変なものがあったりとかは?
【GM】 変なものはないなぁ。道の脇に木が植えられてるくらいで、普通やね。
【ルーア】 怪しい銅像が建ってるとか。
【リット】 カーティスの銅像とか。
【GM】 そんなもんねぇよ(笑)。
【リット】 今、夕方やんな? 山の下から見上げてみるけど、屋敷に明かりはついてる?
【GM】 ついてるよ。
【リット】 誰かいてるな。社長が帰ってきてるのか、使用人かなんかがいるのかは謎やけど。
【ルーア】 いきなり行くのは怖いなぁ。街で情報収集してからにしない?
【リット】 この街に酒場ってある?
【GM】 あるよ。
【シヴァ】 じゃあ酒場行ってみるか? 僕としてはその前に今日の宿を探したいんやけどな(笑)。
【リット】 マイペースやな(笑)。
【ルーア】 シヴァさんは神殿で寝るんですか?
【シヴァ】 アーケンラーヴ神殿があればね。なければ宿屋でいいけど。
【GM】 アーケンラーヴやったらあるよー。泊めてもらう?
【シヴァ】 うん、そうする。
【ルーア】 じゃああたしも一緒にお願いします〜。リットは?
【リット】 ここで一人だけ別行動する意味はないからな。一緒に行くで〜。
【シヴァ】 すんなり宿も決まったし、酒場に行ってみるか?
【リット】 おう。
【GM】 行った? じゃあ、ちょっと上品な感じのする酒場に来ました。エレの街とはちょっと雰囲気が違うね。高級な香りがする。マスターも蝶ネクタイとかしてるし。
【リット】 きょろきょろする。カウンター席に座ってみる。
【GM】 氷の入った水が出てきた。「ご注文は?」
【リット】 俺の泊まってる宿のマスターと全然違うな(笑)。蝶ネクタイにベスト?
【GM】 そうやでー。品のよさそうなおっちゃんやで。客はキミら以外に6人いてる。
【ルーア】 ここで情報収集する。カーティスの評判とかについて聞きたい。
【シヴァ】 じゃあ、客にそれとなく話しかけてみるわ。
【ルーア】 シヴァさんにお任せします(笑)。
【GM】 では、客A。中年のおっちゃん。「何だね?」
【シヴァ】 「カーティスさんをご存知ですか?」
【GM】 「ああ、街外れに住んでる魔術師の人だろ? 知ってるよ」
【シヴァ】 「どんな感じの人なんですか? 最近どこかの社長になったとか聞きましたけど」
【GM】 「らしいねぇ。よく知らないけど、うわさで聞いたよ」
【リット】 「今あの家に電気ついてるけど、カーティスいてるん?」
【GM】 「さあ、俺は知らないよ。あの家にはメイドも何人か住んでるから、その人たちが電気をつけてるのかもしれないし」
【ルーア】 「家にいるのってカーティスさんとメイドだけ?」
【GM】 「よく知らないけど、そうじゃないかな? 半年前までは一人娘もいてたんだけどね」
【ルーア】 「娘?」
【GM】 「そうだよ。可愛いお嬢さんだったんだけどね。病気で死んでしまったんだ。それ以来、カーティスさんは気難しくなってしまったらしいよ」
【リット】 「人が変わったような感じ?」
【GM】 それまではにこやかな普通のおっちゃんやったらしいけど、娘が死んでからは人前にほとんど顔を出さなくなったみたいよ。
「お嬢さんのこと、大事にしてたからねぇ…」
【ルーア】 「娘さんの名前は?」
【GM】 この人は知らないってさ。
【シヴァ】 「カーティスは古くからこの街にいる人なん?」
【GM】 「ああ、そうだよ。お嬢ちゃんが生きてる頃はたまに二人でこの酒場にも食事に来てたなぁ」
【ルーア】 でも死んでしまってからは来なくなった、と。「娘さんってどんな感じの人でした?」
【GM】 「10代中頃の、可愛い子だったよ」
【ルーア】 「暗い感じ、とかは?」
【GM】 「そんな事はないね。よく笑ってたし」
【ルーア】 「その時のカーティスさんの様子はどんなでした?」
【GM】 「普通の親子って感じだったけどなぁ」
【ルーア】 「親バカとか?」
【GM】 「まぁ、確かにお嬢ちゃんを可愛がってはいたけどね」
【リット】 「何が欲しいんだい? はっはっは」とか?
【GM】 そんなんじゃねえよ(笑)。
【ルーア】 で、それが今ではいけ好かないおじさんになってしまったんですね。
【GM】 そんなこと言ってないけどな(笑)。娘が死んでからは人前に出てこなくなった、としか。
【リット】 「カーティスに嫁さんはいてないの?」
【GM】 「いたけど、10年以上前に離婚してるよ」
【シヴァ】 「娘さんは生きてたときには何をしてたん? 学生?」
【GM】 「そうだよ。私立学校に通ってたな、確か」
【ルーア】 魔術師学園とかじゃなくて?
【GM】 じゃなくて。普通の学校やね。ちょっと金持ちが通うような。
「カーティスさんは魔法の仕事もしてたみたいだけど、お嬢ちゃんはそっち方面には興味がなかったみたいだよ」
【ルーア】 ふぅん。何か、タダでここまで話聞いたら悪いような気がしてきたから、お酒一杯奢ろう(笑)。
【GM】 そうなんや。「おお、ありがとう」
【ルーア】 4Gのお酒にしまーす。
【リット】 麦焼酎?
【GM】 じゃあそれで(笑)。飲んでるで〜。
【ルーア】 で、気分がよくなったところでもっと話聞こうかな?
【GM】 酔っ払いだすかもよ(笑)。
【ルーア】 「カーティスさんと仲が良かった人ってこの街にいますか?」
【GM】 「結構いると思うぜ? でもまぁ、それも娘さんが亡くなるまでの話だけどな。あれからカーティスさんは人付き合いをしなくなっちまってさ」
【ルーア】 「娘さんって何で亡くなったんですか?」
【GM】 「病気だよ。もともと丈夫なほうじゃなくて、風邪をこじらせたとか何とか言ってたっけな」
【ルーア】 「お墓って作ったんですか?」
【GM】 そりゃ作るやろなぁ。
【ルーア】 「それってどこにあるんですか?」
【GM】 「街の共同墓地だよ。大きめの墓だから、すぐ見つかると思うよ」
【ルーア】 「やっぱ、娘さん死んだときカーティスさんはすごく落ち込んでたりしました?」
【GM】 「そりゃそうだろう? 自分の子供だぜ?」
【ルーア】 うーん、聞けるのはこれくらいかな? どうします? 今からカーティス邸の門前まで行ってみます?
【リット】 もし行けそうなら中も覗いてみたらええんちゃうか?
【ルーア】 誰が覗くんですか?
【リット】 そりゃあシーフちゃうか〜?(笑)
【ルーア】 でしょうなぁ(笑)。でもリットだって飛べるんだから覗けるじゃないの〜。
【リット】 俺は無理やな。鳥目やからなぁ(笑)。
【ルーア】 都合のいい時だけ鳥になるな〜!(笑)
【リット】 鳥目で、鳥頭やからな。三歩歩いたら忘れるで〜。見て来たということすら忘れてるかも(笑)。
【GM】 痴呆症やん(笑)。
【リット】 まぁ、ルーアが覗きに行けそうなら行ってみればいいやん。無理なら俺が行ったるし。
【ルーア】 そうですね。とりあえず門まで行ってみましょうか。
【ルーア】 堂々と行くのもアレやし、道の脇の木立のところを通って門に近付く。
【GM】 門まで来ましたか?
【ルーア】 うん。
【GM】 なら、門柱の電灯に照らされて座り込んでいる少女が一人います。
【リット】 髪の色は?
【GM】 赤。
【リット】 目の色は?
【GM】 赤。
【リット】 肌の色は?
【GM】 白。
【リット】 くそう!(笑)
【GM】 そんなん引っかかるか!(笑)
【ルーア】 服装は?
【GM】 普通の服着てるよ。裸とかじゃないよ。
【ルーア】 誰もそんなん聞いてない〜!(笑)
【シヴァ】 どんな様子?
【GM】 何かね、思いつめた表情をしてるように見える。
【ルーア】 感情がないとかそういうのでは…ない?
【GM】 そういう風には見えないね。
【シヴァ】 どうする? 声かけてみるかね?
【リット】 行くかね? じゃあ近付いて「どうしたん?」って聞く。
【ルーア】 あかん、リットだけに行かしたらまずい! あたしも駆け寄る!
【リット】 「コロナ?」って聞くで。
【GM】 頷く。
【ルーア】 えっ。
【リット】 「ここで何してんの?」
【GM】 「…あなた、誰?」
【リット】 「(胸を張って)リット! 怪しい者じゃないよ」(一同爆笑)
【GM】 十分怪しいわ!!(笑)
【ルーア】 リットの後ろから割り込んで自己紹介する。
【シヴァ】 「驚かせてすまなかったね」(笑)
【GM】 だいぶ驚いたわ(笑)。
【ルーア】 「で、ここで何してるの?」
【シヴァ】 こっちの事情も話しておくわ。ジールさんが探してるって事を。
【GM】 孤児院の話をすると、少し表情が曇るね。
【リット】 「(お構いなしに)でさ、フレアは?」
【ルーア】 「リット!!」
【GM】 フレアの名前を聞くと、ますます暗い顔になってうつむいてしまった。
【ルーア】 「何かあったの? 聞かせて?」
【GM】 どうしよっかな。じゃあ、館を指差して、「中に、妹がいるの」
【ルーア】 「妹って、フレアさんのこと?」
【GM】 「……そう」
【シヴァ】 「それで、キミはどうしたいの?」
【GM】 「……あの子を連れ出したいの」
【リット】 ん? 「キミ、秘書じゃないの?」
【ルーア】 「あなたは今までどうしてたの?」
【GM】 二人一緒に聞くな!(笑) リットのほうには、「…それは私じゃない」で、ルーアのほうには「…中にいたわ」って言う。
【ルーア】 中って屋敷の中? 「ひょっとしてあそこから抜け出してきたの?」
【GM】 首を横に振る。
【ルーア】 違うの?
【シヴァ】 追い出されてきたとか?
【GM】 そしたらすごく悲しそうな顔をした。
【リット】 追い出されてきたんや(笑)。「あのなぁ、イオって奴も追い出されて来てたよ」
【ルーア】 リットに裏拳で突っ込み入れる(笑)。
【シヴァ】 「で、キミは中にいる妹を連れ出したい訳ね?」
【GM】 「……うん」
【リット】 「妹って感情なくなってる?」
【GM】 「…そうかも知れない」
【リット】 「何されたん?」
【GM】 「……私は、知らない」
【リット】 「じゃあキミは何されたん?」
【GM】 「…私は、何もされなかった」
【リット】 メイドってわけじゃないよな?
【GM】 違うね。
【ルーア】 「じゃあ普通にここに住んでたの?」
【GM】 「……そうよ。でも、私は捨てられたの」
【ルーア】 捨てられた?!
【GM】 「私はいらないの」
【リット】 「素質ないから?」
【GM】 泣く(笑)。
【ルーア】 「リットー!!!」って叫んで殴る。
【リット】 こんな所で叫ぶの?(笑)
【ルーア】 あ(笑)。
【シヴァ】 「キミら姉妹は魔術師学園にいて、そしてこのカーティスの所に引き取られて来たわけやね?」
【GM】 「…そうよ」
【シヴァ】 で、最初二人で来たわけやけども、フレアはカーティスのもとに残って、コロナは素質がないから追い出されて来たってわけか。
【リット】 「何で妹を連れ出したいん?」
【GM】 それを聞かれると困ったような顔をする。「…言いたくない」
【リット】 は?!(笑)
【シヴァ】 「キミら以外にやって来た女の子っていてるの?」
【GM】 他の女の子も何人か見たことがあるってさ。
【シヴァ】 「キミが知ってる限りでいいから、屋敷内の見取り図を描いてくれたまえ。妹を連れ出すのに協力してあげよう」
【ルーア】 出た!(笑) シヴァさん、さすがです!
【GM】 こいつが知ってる範囲か〜。あんまり知らんで、こいつは。
【リット】 妹がいる部屋とか知らんの?
【GM】 妹? 館の2階にいたらしいことしか知らんよ。コロナは2階に上げてもらえなくて、妹とは別の部屋にいたから。
「…あの子は特別なの。でも、私はいらないの」
【リット】 「でさ、何で妹助けたいん?」
【GM】 そしたらまた困った顔をして、「……妹だから、ではダメなの?」
【ルーア】 「そうだよね、肉親だもんね」
【リット】 でも絶対裏があるって。こいつ、妹の事あんまり好きじゃなかったとか言ってなかったか? 魔術師学園の生徒が。
【ルーア】 でも妹なのに? ところでコロナはここで何をしてたの?
【GM】 魔術の訓練をしてたけど、うまく出来なくて見放されてん。
【ルーア】 そっか。ちなみにカーティスさんの書斎も2階?
【GM】 「…そうだと思う。フレアと一緒に階段を上っていくのは見たわ」
【リット】 「地下室は?」
【GM】 コロナの知る限りでは、見たことがないらしい。でも行動範囲がものすごく限られてたから、よく分からないけどね。
【ルーア】 っていうかリットは何を聞いてんのよ〜。
【リット】 いや、悪者はだいたい地下にいるからな(笑)。
【シヴァ】 地下か、高い所な(笑)。
【リット】 どっちかやな。
【シヴァ】 一階とかいうのは珍しいよな(笑)。
【リット】 玄関入ったらカーティスが観葉植物に水やってんねんな(笑)。
【シヴァ】 「あれ? もう来たの?」とか言われたりしてな(笑)。
【リット】 あ、そうや、コロナに聞きたいねんけど、カーティスとフレアは今、屋敷の中にいんの?
【GM】 「……私が出てきた時には、いたわ」
【ルーア】 さすがに今、中に突入するのはためらわれるな。「フレアが感情なくなったのっていつから?」
【GM】 「…よく知らないけど、あの子がカーティスさんに気に入られてからよ」
【ルーア】 じゃあここに来てすぐかな?
【GM】 「そうだと思う。最初は、私もよくしてもらったのよ。私が魔法を使うと誉めてくれたり。でも、すぐに私のことは見てくれなくなったの。必要ないって言われたの」
【ルーア】 頭を撫で撫でしてあげる。
【GM】 してもらった。
【ルーア】 とりあえず今日は神殿に一緒に泊まろうか。何かあったら困るし。
「あたしたちと一緒にアーケンラーヴ神殿に泊まろう? 明日、妹さんを連れ出すのを手伝うから」って言って、手を引いて連れて行く。
【GM】 「……うん」
【ルーア】 「きっと会えるよ、妹さんに」
【GM】 「……そうね」
【リット】 「嫌いじゃなかったん? 妹」って聞くで。
【ルーア】 こいつは〜!!!(笑)
【GM】 それは…答えたくなさそうにそっぽを向いちゃうね。
【リット】 絶対裏がある!
【ルーア】 「でも姉妹なんだから心配だよね。あたしにも、お兄ちゃんがいるかもしれないんだ。あたしの事を探してくれてるんだって」
【GM】 黙って聞いてる。
【ルーア】 「あたしは記憶喪失でお兄ちゃんの記憶はないんだけど、兄弟とか家族がいるならやっぱり会いたいと思うもん。だから、あたしはコロナの気持ち、すごく分かるよ」
【GM】 コロナは何も答えない。ずっとうつむいたままやで。
【シヴァ】 心の中で「ルーア、全然分かってない」とか思ってるかも知れん(笑)。
【リット】 何か怪しいもんな。
【ルーア】 でもそれはあたしには分かんないから。
【リット】 俺、シヴァの袖を引っ張って、「何か引っかかるなぁ」って言ってるで(笑)。
【シヴァ】 「魚の骨か?」(笑)
【GM】 喉に引っかかってるんや(笑)。
【リット】 そうそう…って、何でやねん!(笑) 神殿に着いたらコロナはルーアと一緒の部屋にしようや。で、ルーア、コロナのこと見張っておいてな。
【ルーア】 はーい。
【GM】 コロナは部屋に入るとすぐに寝ちゃったよ。
【ルーア】 寝息が聞こえる。
【リット】 歯軋りは?
【GM】 それは聞こえない…っていうか、そんなん嫌や!(笑) では、この辺でシーン切ります。