【ルーア】 リットの泊まってる宿屋に行く。リットがまた何か変な事言ってないかな、とか思いながら。
【GM】 すでに言ってて、宿の親父に変な顔されてるけど。
【リット】 「心を鍛えるんだ!」
【シヴァ】 そんなタイミングなんや(笑)。
【ルーア】 「何を言ってるの、リット?」
【リット】 「心をな、鍛えるねん」
【ルーア】 「でも、心を鍛えるってそんなに簡単な事じゃないと思うけどな」
【リット】 「じゃあシヴァに聞く」 って言って、神殿に向かおうとするで〜。
【ルーア】 あたしも一緒に行く。
【シヴァ】 来られた。じゃあ待ち構えとく。「そろそろ来る頃だと思っていたよ」(笑)
【ルーア】 「おはようございます〜」 で、酒場でのリットの姿をシヴァさんに耳打ちする。
「今度はこんな事言ってましたよ」
【シヴァ】 「ほう。それはいい心がけだ。心を鍛えるには、まず体からや」(一同爆笑)
【リット】 そんな事言うからマッチョやと誤解されるんやんけ!(笑)
【シヴァ】 でもその辺のHBエルダナーンよりは強い自信あるけどな(笑)。
【リット】 じゃあ、シヴァと一緒に腕立て伏せしてる。
【GM】 では、そんな神殿に二人の女の人がやってくるのが見える。一人は泣いてるね。
【ルーア】 女の人が泣いてる〜。
【GM】 ちなみに、泣いてないほうの人には見覚えがあるような気もする。フィーヌの結社支部にいた女の子です。本社から左遷されてきた人な。
その人が、泣いてるショートカットの女性を連れて神殿に入ってきます。
【リット】 じゃあそこに行く。心を鍛えるには優しさがどうとか、夢の中で言われたからな。「泣くな」
【GM】 泣くな言われても泣くわ!(笑)
【シヴァ】 事情を聞いてあげよう。「どうしました、お嬢さん?」
【GM】 そしたら、顔を知ってる方が泣いてる方を指して、「彼女、悩みがあるんですよ」って言う。
【リット】 「じゃあ、その悩みを…」
【シヴァ】 「僕でよければ聞いてあげよう」
【リット】 俺の台詞取るなよ!(笑)
【シヴァ】 ここで立ち話もあれやし、どっか開いてる部屋ないの?
【GM】 そういうことならアスカが開いてる応接室を貸してくれたよ。
【リット】 ソファー、ちょっと汚れてるよ。
【シヴァ】 そうなん? じゃあ綺麗にする(笑)。
【リット】 軽く拭いてな。ソファー壊れるから(笑)。
【シヴァ】 どんなんやねん!(笑)
【ルーア】 ところで女の人の名前は?
【GM】 顔見知りのほうの名前がエリカさんで、泣いてる方はイオさんです。
【ルーア】 「それで、悩み事というのは?」
【GM】 イオさんは、魔法結社の前社長の秘書やってん。で、社長が変わった時も、彼女はそのまま引き継いで新社長の秘書になったんですよ。
「でも社長はしばらくしたら知らない女の子を連れてきて、その子を私の代わりに秘書にしちゃったんです。その子はお茶も淹れないし、目が合っても挨拶しないし…人形みたいな女の子なんです。何で私がそんなのに取って代わられなきゃならないんですか…!!」
ってな感じで、秘書をクビになってこの街の支部に左遷されたらしいよ。
【リット】 「まだ左遷でよかったやん。リストラじゃなくて」って慰める(笑)。
【ルーア】 こら―――ッ!!!
【GM】 イオは余計泣き出した(笑)。
【ルーア】 リットを一発殴って黙らせる(笑)。
「挨拶とかしないって話なんですけど、世間話とかもしないんですか?」
【GM】 「はい。社長が話しかけると機械的な返答を返すくらいで、普通の社員が話しかけても無視されます」
【ルーア】 無視?! そんなん、秘書失格やん。
【リット】 とか言いながら俺らにお茶淹れてくれてるんやろ? いつもの癖で(笑)。
【GM】 じゃあ、お茶を淹れながら、「あの子、絶対何かおかしいです! あの子は悪い魔女で、社長はきっと操られてるんですよ!」とか言い出す。
【ルーア】 「ちなみに左遷される時、イオさんは何て言われたんですか?」
【GM】 「君はもう来なくていいから。私には彼女がいる」だそうです。
【ルーア】 うわー!!!(笑) その、新しい秘書の名前は?
【GM】 イオは知らないってさ。
【ルーア】 新社長はどんな人?
【GM】 50代中ごろの、白髪のおっさん。カーティスさんです。
【ルーア】 前の社長と今の社長の関係は? 親子?
【GM】 違う。前の社長が急に姿を消して、新しい社長が来た。知り合いとかそういうのではないらしい。
【ルーア】 前社長、何も言わずに急にいなくなったんですか? 普通こういう時って何か一言ありますよね?
【GM】 まぁ、普通ならあるわな。でも、今回はそういうのは全くなかった、と。で、感極まったイオ曰く、「これ、新社長の家の地図なんです! あの女が魔女じゃないか、見てきてください!!!」(一同爆笑)
【シヴァ】 どうしろと(笑)。
【ルーア】 すごい事言われましたけど。
【リット】 「いいよ」
【ルーア】 ちょっとストップ!(笑)
【リット】 優しさをな…。
【GM】 極端やな、キミは(笑)。
【ルーア】 「シヴァさん、リットに何とか言ってやって下さいよ!」
【シヴァ】 「何とか」
【ルーア】 ひどーい!(笑) あ、イオさんに聞くけど、前社長のお名前は?
【GM】 前社長はミゲルさん。40代のおっさんです。
【ルーア】 若いですね。
【GM】 うん。ミゲルまでは代々世襲制で来ててん、この結社。
【ルーア】 じゃあその流れがカーティス新社長のところで急に途切れたんや。ミゲルさんに家族は?
【GM】 奥さんと子供がいたらしいけど、今は知らない。
【リット】 社長が変わってから誰もミゲルを見てないのか。
【GM】 うん。
【ルーア】 ミゲルさんの家は?
【GM】 それはあるよ。本社のある街のどっかに。あるけど、行っても荒らされてて誰もいなかったらしいよ。
【ルーア】 とりあえず、これは依頼と見ていいのかな?
【GM】 イオはそのつもりで来たけどね。
【ルーア】 「どうします? 受けますか?」
【シヴァ】 「いいんちゃう?」
【ルーア】 じゃあ受けます。
【GM】 その答えを聞いて、イオはやっと泣き止む。
「ありがとうございます! もしあの子が魔女だったら、社長を助け出してください!」
【ルーア】 「ところでイオさんのお住まいは? 連絡用に聞きたいんですけど」
【GM】 「結社支部に住んでますので」(笑)
【ルーア】 はい〜?(笑)
【GM】 一応社員寮があるらしい。
【シヴァ】 「ま、そんな気を落とさずに」
【リット】 ところで、新社長はどこに住んでんの? やっぱ、本社のある街?
【GM】 いや、そこから少し離れた小さな街に住んでる。本社にはギリギリ通勤圏内な場所。この街からの距離は、2日くらい。
【リット】 新秘書も一緒に住んでんの?
【GM】 イオは二人が一緒に帰っていくのを見たらしいよ。
【ルーア】 張りこんでみますか? その家。
【GM】 行くのであれば、馬車はイオとエリカが用意してくれるけどね。
【リット】 馬車乗りたい(笑)。もう俺、馬車に乗り込んでるから。
【ルーア】 「あなた、馬車に乗らなくても飛べるでしょ? その羽根は何のためにあるのよ」
【リット】 「じゃあキミの足は何のためにあるんだ?」
【ルーア】 ぐさっ(笑)。
【リット】 今の俺、ちょっと頭良かった?(笑)
【ルーア】 じゃあ、もう馬車乗っちゃいます?
【GM】 いいの? 乗ったらもうその街まで行ってしまうけど。
【シヴァ】 それは困る。僕は神殿のほうの依頼もあるからな。この状況ではついて行けないよ。
【ルーア】 そっかぁ。「でも、正直あたしも、この街を離れるのは気が引けるな。今、あたしを探してくれてる人がいるみたいなんです」
それにこの件についてもうちょっと探っておきたいし。
……リット一人で行く?
【GM】 なんでそうなるねん(笑)。
【リット】 俺だけ行っても仕方ないやんけ(笑)。
【シヴァ】 2日も距離が開いたら、簡単には助けに行けないからな。
【ルーア】 じゃあ、みんなでこの街でもう少し情報を集めて見ましょう。
【GM】 行くときになったらエリカに言ってな。馬車を手配するから。
【シヴァ】 了解。じゃあ僕は神殿に帰ってジールさんに詳しい話を聞くわ。
【ルーア】 リットはどうする? あたしは街で聞き込みとかしようと思うけど。
【リット】 俺はシヴァのほうに興味を取られたから、神殿に行くで〜。
【GM】 おっけい。じゃあ別行動なので、一旦シーン切ります。