【GM】 では、前回のシーンから数日たったことにします。
【大和】 俺はレオナが見つからないから元気がなくなってることで。
「もう死んじゃったのかもしれないな」
【GM】 じゃあ吹雪が心配してくれる。「お友達はきっと生きてますよ!」
【大和】 「無責任なこと言うなよ」
【GM】 「そんな…!!」
【六】 「そんな事言ったら吹雪ちゃんがかわいそうだろ? 心配して言ってるんだぜ?」
【大和】 無視する。周りにとけ込めなくなってきてるから。
【六】 (その辺の兵士になって)「俺が新しい彼女紹介してやるよ」
【大和】 「うるせえよ!」って感じでやさぐれてます。
【六】 俺は、そんな大和を見ながら「こいつより先に見つけねば」って思ってます。
【GM】 じゃあ、考え込んでる六のところに部下が走ってくる。「軍曹、大変です!」
【六】 「どうした?」
【GM】 「基地内に合衆国兵がうろついているとの情報が入っています」
【六】 「何だと?! それはどんな奴だ?」
【GM】 「見つかった奴は男らしいです」
【六】 よかった、心置きなく殺せる(笑)。
【大和】 怖!(笑)
【GM】 「まだ逃走してるとのことなので、見つけ次第射殺せよとのことです」
【六】 よし。俺が見つけよう…って思ってる。そいつを探そうと思って大和から離れるけど、いい?
【大和】 俺はいいよ、別に。まだふさぎ込んでるから(笑)。
【GM】 じゃあ、六さん。<探知>で振ってみてよ。
【六】 感覚ベースか。11個振れるぞ。2個成功。
【GM】 では、廊下を歩いてると向こうから一人の兵士がやってきます。キミと同じ軍服を着てるけど、様子がなんかおかしい。挙動不審な感じがするね。
【六】 通り過ぎるのを待って、通り過ぎた瞬間に「おい、キミ」って呼び止める。
【GM】 「な、何ですか?」
【六】 「ここで何をしている?」
【GM】 「え、いや、ちょっと道が分からなくなって」
【六】 「そんなはずは無いだろう? ここは実家よりも詳しくなきゃならん所だ。そうだろう?」
【GM】 「……くッ!」銃を抜こうとする(笑)。
【六】 相手が銃を抜く前に、みぞおちに手刀を叩き込む。
【GM】 じゃあ気絶した。
【六】 なら、俺が着てるタンクトップを脱いで、それで縛ろう。
【大和】 何で自分の服で縛るんだよ。そいつが着てるのを脱がせればいいじゃないか(笑)。
【六】 ……あ、ほんまや(笑)。
【大和】 どんだけ脱ぎたいねん(笑)。
【GM】 露出狂かよ(一同爆笑)。
【六】 なッ?! ち、違うッ!!(爆笑) じゃあそいつを自室に連れて行って、自分のベッドに寝かして起こしてみます。
【大和】 ベッド? エロいな(笑)。エロいからパトス1枚あげる。
【六】 そんなもらい方嬉しくないわ!(笑) で、起こして、ナイフを突きつけながら「貴様何者だ?」って言う。
【GM】 「……ふん」
【六】 この野郎(笑)。じゃあ、相手のあごに手をかけて「言ってみな?」
【GM&大和】 エロすぎるわ!!!(爆笑)
【GM】 「…言わなくても大体分かっているんだろう?」
【六】 「まぁな。合衆国の人間だな。スパイに来たのか?」
【GM】 否定しようとはしない。「好きにするがいいさ。俺がしくじっても、まだ変わりはいる」
【六】 「ひとつ聞かせてもらおう。大塚レオナという女を知っているか?」
【GM】 「……それを聞いてどうする?」
【六】 (素で)え?
【大和】 考えてなかったのかよ!!(笑)
【六】 「悪いようにはしないさ。ただ、そいつに会いたがってる奴がいるんだ。できる事なら会わせてやりたい」
【GM】 「おめでたい奴もいるもんだな。だが…それは無理だ」
【六】 「どういうことだ?」
【GM】 「そいつはもう、こちら側の人間なのだからな」
【六】 ズキュン! 撃ち殺す。
【GM】 何ィ?!(笑) じゃあ、部屋の外を通りかかった奴が扉を叩く。「軍曹、今の銃声は?! ご無事ですか?!」
【六】 「なんでもない。ちょっとムカついたから殺した」(笑)
【GM】 「そいつは…もしやスパイ?!」
【六】 「ああ、そうだ」……って、ベッドが汚れた―――!! 今夜寝れない(笑)。
【GM】 知るか!!
【六】 で、大佐に報告したい事があるので大佐の部屋に行く。今の事を報告する。
「大塚レオナの件ですが、彼女はすでに合衆国の手に渡ったと思われます」
【GM】 「そうか。ならば残念だが、仕方が無い。見つけ次第殺せ」
【六】 「はっ」
【GM】 「大和に知られずに事を運ぶのが最善だが……、もしも彼が邪魔するというなら、二人とも消せ」
【六】 「了解しました。……ところで大佐。ベッドが汚れちゃったんですけど、今夜寝るところが無いんです」(爆笑)
【GM】 おい!(笑) 「生憎だが私のベッドは一人用だ!」
【六】 ナンパ失敗。しょんぼり。
【GM】 成功してたまるか!(笑)
【GM】 じゃあさっきのシーンの直後。大佐の部屋から帰る途中の六と大和が廊下で出会いました。
【大和】 「あ、六軍曹」
【GM】 ついでに吹雪も通りかかります。
【六】 大和に話しかける。「学校はどうだ? 友達は出来たか?」
【大和】 「まぁまぁっすね」
【六】 むかつくなー、こいつ(笑)。
【大和】 「で、レオナのこと何か分かりました?」
【六】 「いや、全く分からん」
【大和】 「・・・・・・ちっ(舌打ち)」(一同爆笑)
【GM】 態度悪―――ッ!(笑)
【大和】 心の中で、「使えない奴だな」って思っとこ。
【六】 めっちゃむかつくし!!(笑)
【大和】 まぁ、そんなことは微塵も出さずに悲しそうな顔をしてるけどね。
【GM】 さっき舌打ちしたのは誰や!(笑)
【六】 なぁ(笑)。じゃあ、そんな大和を哀れな目で見つめる。
【GM】 吹雪ちゃんも心配してくれます。「どうしたんですか、大和さん。元気出してくださいよぅ」
【大和】 「うるせえな! 放っておいてくれよ」
【六】 ほんまに彼女には冷たいなぁ。
【大和】 うん(笑)。じゃあ、そのまま背を向けて去って行きます。
【六】 俺は何も言わずに見送る。
【GM】 では、大和が退場するのでいったんシーン切ります。
【GM】 じゃあさっきの直後。大和がしょんぼりと基地内を歩いていると、キミと同じ軍服を着た少女とすれ違います。
【大和】 え? 知ってる人?
【GM】 うん。レオナ。
【大和】 「・・・・・・あ! 久しぶり〜」(一同爆笑)
【六】 あれだけ必死で探しておいてその反応かよ(笑)。
【GM】 「大和くん?! どうしてここにあなたがいるの?!」
【大和】 「どうしてって・・・」その次に「お前に会いに来た」って続けようとするんだけど言えずに口ごもる。
【GM】 レオナは大和が徴兵されたことは知らないので驚いてますな。
【大和】 「ま、お前と同じ立場って事さ。よろしくな」
【GM】 それを聞いたレオナは少し視線を落として「同じ立場、か・・・」って呟く。
【大和】 「お前、こんなとこ来ちゃって、歌手になれなかったな」
【GM】 「・・・・・・そうだね」
【大和】 「ま、戦争が終わったら何とかなるさ」
【GM】 「・・・終わらないよ、きっと」
【大和】 「そんな事言うなよ。そうでも考えないとやってられないじゃないか」
【GM】 「それはそうだけど・・・」
【大和】 「ところでレオナの部屋はどこ? 誰に聞いても知らないって言うんだ。ずっと探してたんだぜ」
【GM】 そしたらレオナはうつむいて、「ごめん」って言う。
【大和】 「別に押しかけたりしないから、教えてよ」(笑)
【GM】 「そうじゃないの。私は、ここに居場所なんてないから・・・」
【大和】 「分かったよ。部屋が汚くても幻滅したりしないから」(一同爆笑)
【六】 会話が噛み合ってないし!(笑)
【GM】 そういう意味で言ってるんじゃねえよ!(笑)
レオナは続けます。「大和くん。あなたならきっと、戦争を終わらせることが出来るわ。だから、私の分まで頑張って。私にはもう、無理みたいだから・・・」
【大和】 プレイヤーは状況分かってるんだけど、大和はレオナの事情を知らないからうまい受け答えが出来ないぞ(笑)。
【六】 そうやなぁ。俺、教えてないもんなぁ(笑)。
【GM】 じゃあ、レオナは「ごめんね、私、行かなきゃ」って言って立ち去ろうとする。
【大和】 ああっ、追いかける! 「まだ次のデートの約束してないのに!」(笑)
【GM】 つーか、デートしたことなんか一回もないから(笑)。
【六】 先走りすぎや(笑)。
【大和】 追いかけるよ。
【GM】 レオナはシュネルギアの格納庫に向かってるようです。さて、六軍曹。廊下を歩いてると、走ってゆく大和の姿が見えるよ。
【六】 大和の視線の先にレオナの姿は見えますか?
【GM】 貴方はレオナの顔を知らないので何とも言えませんが、少女が走ってるのは見えますな。
【六】 まぁ、状況から判断してそれがレオナだと思うやろうな。じゃあ、「大和!」って叫んで駆け出す。
【GM】 たまたまその辺にいた吹雪もそれに気付いたみたいで、駆け寄ってくるよ。
【六】 「大和! 止まれ!!」
【大和】 「うるさい! それどころじゃないんだよ!」
【GM】 レオナは格納庫に入ったよ。
【大和】 追いかける。
【六】 その大和を追いかける。
【GM】 格納庫に入ると、見慣れた自分達の機体のほかに一機、合衆国のギアが混ざってるのに気付きます。一人乗りの機体で、フーファイターって名前です。それを見て吹雪は「どうしてここに敵の機体が?!」って叫んでる。
【大和】 じゃあ俺も立ち止まる。「どうしてそんなもんがここにあるんだ・・・?」
【GM】 吹雪は何も答えない。フーファイターとレオナと、今の状況を見て全て察したらしいぜ。で、レオナはそのフーファイターに乗り込みます。
【大和】 俺はまだ状況が飲み込めてないことで。「それは危ないぞ、敵の機体だ」ってレオナに言う。
【六】 俺はやっと追いついた。「ちっ、遅かったか!」
【GM】 フーファイターに乗り込んだレオナは、最後に一度だけ大和を振り返って「ごめんね」って呟く。
【大和】 えっ、何でだろう・・・(笑)。「デートが出来なかったから?」(笑)
【六】 こいつ鈍いわ!(笑)
【GM】 鈍すぎやろ(笑)。吹雪は大和に言うよ。「あたしたちも追います! ギアに乗りましょう!!」
【大和】 「いいこと言ったな、吹雪。初めて役に立ったな」
【GM】 何ィ?!(笑)
【六】 ひどいな(笑)。
【GM】 じゃあ、吹雪と大和はギアに乗り込む・・・で、いいのね? ちなみに出撃許可は出てないけど。大佐は今の状況知らんし。
【六】 あ、そうなんや。
【GM】 というわけで、ここは一番階級が高い人が決めてください。軍曹、貴方です(笑)。
【六】 俺の判断なんかでいいの?
【大和】 俺はもう迷わずギアに乗ってるよ。
【六】 「行け! 吹雪ちゃん、ついでに大和」って言って、俺も自分の戦闘機に乗る。
【大和】 「おっさんは来なくていいから」
【六】 むかつく!(笑) 「そんなことばっかり言ってたら眉間を狙うぞ?」
【大和】 聞こえなかったフリをしてレオナを追いかけよう(笑)。
【GM】 レオナの機体は格納庫の屋根をブチ破って大空に羽ばたきます。で、今になって整備兵たちが異常に気付いて大慌てしてたりすんねん。
【大和】 レオナがぶち破った所から続いて外に出る! 「大変だ、レオナが合衆国に連れて行かれてしまう!」
【GM】 まだそう思ってるんや(笑)。
【六】 かわいいな(笑)。ヒロインを信じてるなぁ。
俺は、整備兵に入り口の扉を開けさせる。屋根から出て行くのはちょっと嫌だ(笑)。
【GM】 「でもまだ大佐の命令は出てないっすー!!」
【六】 「構わん! 大佐は後で俺がベッドで説得する!」(一同爆笑)
【GM】 できるか―――ッ!!!(笑)
【大和】 パトス一枚あげるわ、おっさん。これ、「エロポイント」な(笑)。
【六】 俺だけ自信満々やから(笑)。
【GM】 じゃあ、整備兵はすげえ不安そうな顔で開けてくれた。吹雪はやる気満々やで。「大和さん、敵を倒しましょう!!」
【大和】 「何言ってんだよ、あそこに乗ってるのはレオナじゃないか」
【GM】 「大和さんこそ、何言ってるんですか。あの機体に乗ってる人はみんな敵です!」
【大和】 「違う、黙れ! レオナは敵じゃない!! だから・・・!!」って言いながら追いかける!
【六】 その後を追います。
【GM】 じゃあそこでシーン切ります。
【GM】 マスターシーン挟みます。
月夜の下、風を切る3つの機体。先頭を行くフーファイターに月光が反射して冷たく輝く。その機内、レオナは震える手で通信機のスイッチを入れた。相手は、合衆国兵です。
「偵察失敗。見つかってしまいました」
レオナの声も、同じく震えていて。
その彼女に、通信機の向こうから答える。
「何としてでも帰って来い。お前を必要としているのは、我々だけだ」
「・・・・・・はい」
そう言ったレオナの声は、フーファイターの駆動音にかき消された。