▽ 1 | ▽ 2 | ▽ 3 |
【アンリ】 「で、店長とは会えたの? どんな人?」
【GM】 「50歳くらいのおじさん。人間だよ。『宝石を買いたいそうですな』」
【シュトルム】 「『そうなんだ、一番高いのを見せてくれ』」
【アンリ】 「本当に買うつもり?」
【GM】 「そしたら女の子の弟子が宝石持ってやって来る」
【シュトルム】 「見てからやっぱりやめたって言えばいい(笑)」
【ムーン】 「『それよりこの前の仕事の話を聞きたいな』」
【GM】 「いきなり聞いちゃうの?」
【ムーン】 「もう国王の名前出しちゃってもいいよね」
【アンリ】 「店長だもんね」
【ムーン】 「『というわけで王様の命令で来たの』」
【GM】 「『ああ、そうでしたか。でもうちは何もしていませんよ。信じて下さい』」
【ムーン】 「『そのエルフは全然見覚えのない奴なの?』」
【GM】 「『私は知りません』」
【アンリ】 「『あなたは何人弟子を連れて行ったの?』」
【GM】 「『二人ですよ。人間の女の子が二人。荷物を持ってもらっていたんです。』」
【シュトルム】 「『その弟子にも話を聞きたい』」
【GM】 「『一人は今宝石を持って来た娘です。もう一人も呼んで来ましょう』って行って店長は席を外す」
【ムーン】 「じゃあ宝石持って来た弟子に聞く。『そのエルフについて何か覚えてることない?』」
【GM】 「『耳が長かったですね(笑)』」
【アンリ】 「当たり前じゃない(笑)」
【ヴェルナー】 「頼りにならない(笑)」
【アンリ】 「『あなたはそのエルフはどこの弟子だと思ってたの?』」
【GM】 「『服屋は弟子の数が多いと聞いていましたから服屋だと思っていたんですけど違ったみたいですね』」
【ムーン】 「なんかそうやって堂々めぐりしそうな気がする」
【アンリ】 「そんな気もする(笑)」
【シュトルム】 「でもそんなものかも知れないぞ。『じゃあエルフの特徴とかは?
髪の色とか』」
【GM】 「『髪は茶色だったような気がします』」
【ムーン】 「例のエルフ(ナヴィ)はどうだった?」
【シュトルム】 「肌は白い。髪の色は聞いてないなぁ」
【ヴェルナー】 「ラヴァーズのとこに依頼してたエルフ? 一応僕たち、会ってるんだよね。話してないだけで」
【GM】 「それに前に記憶術に成功してたような気がするから教えてあげる。茶色かったような気がするね」
【ヴェルナー】 「それはもう同一人物だね」
【ムーン】 「ってことはユリアと関係あるのかな」
【GM】 「で、しばらくして店長がもう一人の女の子の弟子を連れて戻ってくる」
【ムーン】 「次は店長に聞く。『ローリンエンだったよね、カイルの出身。ローリンエンについて何か知らない? 商人なら他国の情報とか詳しいと思うんだけど』」
【GM】 「『別に戦争が終わってからは大した動きはなさそうですが』」
【シュトルム】 「『ローリンエンが再びこの国を攻めようとしているとか』」
【GM】 「『表立ってそういう動きはないと思います』」
【アンリ】 「『裏は?』」
【GM】 「それは知らないってさ。ただの商人がそこまで詳しくないだろう。それにこいつ、ほとんどこの町にいるし」
【アンリ】 「そういえばもう一人の弟子、もう来てるの?」
【GM】 「うん」
【アンリ】 「『あなたが気付いたことは?』」
【GM】 「さっきの弟子と同じ。『あ、でも…』」
【ヴェルナー】 「でも?」
【GM】 「『私、店長について行ってよく帽子屋の店長に会っているんです。でも、この間お城で会った時に、なんか違和感を感じたんです。こう、仕草とかがいつもと違ったような…』」
【シュトルム】 「帽子屋の店長が?」
【ムーン】 「それは何かある」
【シュトルム】 「もう城にいた時点で帽子屋の店長は別人だったってことか?」
【ヴェルナー】 「シェイプチェンジで誰かが帽子屋の店長になりすましたってことだね」
【シュトルム】 「これは本当に王様の命令だってことを口にしない方がよかったかも知れない。ローリンエンが本当に何か絡んでいる気がする」
【アンリ】 「宝石屋に一番に行ってよかったね」
【シュトルム】 「取りあえず店長に、王様の命令って言ったの嘘だって言っとく(笑)」
【GM】 「もう遅いわ(笑)」
【ムーン】 「『で、服屋のはうは何か知らない?』」
【GM(弟子)】 「『服屋の店長は女の人なんですけど、私はほとんど会ったことはありません。あまりうちの店と付き合いはないみたいです』」
【ムーン】 「『帽子屋とはお城以来会ってないの?』」
【GM(弟子)】 「『会ってません』」
【アンリ】 「だって二日前だもんね」
【ムーン】 「じゃあもう出ようか」
【シュトルム】 「次はどっちに行こう?」
【GM】 「結局何も買わずに店を出るのか(笑)」
【アンリ】 「わははははは」
【シュトルム】 「何か買おうか? いろいろ聞いたし」
【GM】 「10フィスからあるよ(笑)」
【シュトルム】 「もらおうかな、それ」
【ムーン】 「どうせラヴァーズにやるんでしょ(笑)」
【シュトルム】 「もちろん(笑)」
【アンリ】 「でも10フィスって安くない?」
【ヴェルナー】 「だって百円ピアスとかあるじゃん(笑)」
【シュトルム】 「やっぱりもうちょっと高めのやつにする(笑)」
【GM】 「いくらぐらいのがいい?」
【ムーン】 「相手はもうすぐ3万フィス手に入れようという女(笑)」
【シュトルム】 「だめだ、かなわない。いいや、やめとく(笑)」
【GM】 「いらないの? あ、そう。じゃあ入口のドワーフが何も買わなかった客だから愛想なく『ありがとうございました』って言う」
【シュトルム】 「『はーい』と愛想なく答える。あ、薔薇でも投げて行こうか(意味不明)」
【ヴェルナー】 「またわけ分からんことを(笑)」
【ムーン】 「絶対いるよね、薔薇好きな奴」
【シュトルム】 「別に俺、薔薇が好きなわけじゃないぞ(笑)」
【アンリ】 「で、次は帽子屋に行く?」
【GM】 「服屋はいいね?」
【ムーン】 「あとで行くよ」
【シュトルム】 「いや、服屋先に行った方がよくないか?」
【ムーン】 「何で?」
【ヴェルナー】 「帽子屋が怪しいんだよ?」
【アンリ】 「でも服屋については何も分かってないからねぇ」
【ヴェルナー】 「あ、そっか。不明なんだ」
【GM】 「ちなみに服屋は高級住宅街にあって、帽子屋は町外れの静かなとこにあるよ」
【シュトルム】 「やっぱり帽子屋先に行こう。頑張って下手な発言をしないように気をつけないと」
【ムーン】 「かぶせたらテレポートする帽子をカイルにかぶせたとか(笑)」
【GM】 「いいなぁ、それ(笑)」
【シュトルム】 「姿が見えなくなる帽子とか(笑)」
【ムーン】 「あ、それあるかも。で、カイル今もあの部屋で消えてるだけだったりして。『誰か気付いてよー。僕はここだよー(爆笑)』」
【GM】 「王室の警備をなめるな(笑)。ところで、帽子屋に着いたよ。(コロコロ×1)(よかった、こっちは大丈夫だった)」
【アンリ】 「『帽子屋さん、こんにちはー』」
【GM】 「中に入ったらハーフエルフの少年がレジに座ってるよ。客はいない。『いらっしゃいませ』」
【シュトルム】 「さっきみたいにやろう。『帽子を買いたいんだ。三角帽子で目玉がたくさんついてるやつ(笑)』」
一同爆笑。どんな帽子だよ。
【ムーン】 「気色悪いからやめろー(笑)」
【ヴェルナー】 「でもシュトルム似合いそう(笑)」
【シュトルム】 「何かむかつく(笑)」
【GM】 「『そんな帽子置いてませんよぅ。店長に頼んで特注にしてもらうしかないですぅ』」
【ムーン】 「『そうしたいから店長呼んでよ』
【GM】 「『今出かけてるんですよ』」
【アンリ】 「『いつ出かけたの?』」
【GM】 「『2日前お城に行くって出て行きましたよ』」
【ムーン】 「そうだよねぇ。『店長ってどんな人?』」
【GM】 「『僕、入ったばかりでよく分かんないんですぅ。でも、いい人ですよ』」
【ムーン】 「『どんなふうに?』」
【GM】 「『だって、僕、帽子のことなんて何も分かんないのに雇ってくれたし』」
【シュトルム】 「それは逆に問題あるぞ(笑)」
【アンリ】 「『帽子のことが分かる先輩の弟子はいないの?』」
【GM】 「『店長とお城に行きましたよぅ。すぐに帰ってくると思ってたのにー』」
【ヴェルナー】 「『二人ともまだ帰らないの?』」
【GM】 「『そうなんですー。僕、心細くて…』」
【アンリ】 「『先輩の弟子って人間? エルフ?』」
【GM】 「『人間の男です』」
【ムーン】 「『なんか二人の様子がおかしいとかなかった?』」
【GM】 「『どうでしょうね、普通だったと思うんですけど。あ、だから店長に用ならしばらくしてから来て下さいよぅ。あああ、いつ帰ってくるんだろう』って情けない声を出してる」
【アンリ】 「ところでGM。ここの従業員って店長入れて3人なの?」
【GM】 「そうらしいよ。彼が言うには」
【シュトルム】 「でも新入りだろ? 知らないだけかも」
【ヴェルナー】 「それにしても3人は少なくない?」
【GM】 「少数精鋭やねん(笑)」
【ムーン】 「違う。そのハーフエルフは絶対違う(笑)」
【ヴェルナー】 「『ところで新入り君はいつ入ったの?』」
【GM】 「『一週間前ですよう』」
【シュトルム】 「じゃあ取りあえず服屋に行ってみる? 彼と宝石屋の言うことが正しければ服屋の連れて行った弟子はハーフエルフとエルフか?」
【ムーン】 「待って。新入りって別に冒険者じゃないよね? それなら抵抗弱いよね? チャームかスリープクラウドかけといてそのすきに店の中調べられないかな」
【GM】 「別にいいよ」
【シュトルム】 「俺がチャームを(コロコロ)22」
【GM】 「(コロコロ)…6ゾロ(笑)」
【シュトルム】 「がーん。やるな、一般人(笑)」
【GM】 「起きてるよ」
【シュトルム】 「起きてるって…チャームしたんですけど(笑)」
おい。人の話聞けよ、GM(苦笑)
【ムーン】 「じゃあ私がスリープクラウド(コロコロ)おお! 6ゾロ」
【GM】 「(コロコロ)今度こそかかったよ」
【ムーン】 「さあ、今のうちに調べるんだ、シーフ!」
【アンリ】 「おー。じャあお店の奥、見に行ってみる」
【GM】 「扉がある」
【アンリ】 「がちゃ」
【GM】 「普通に開くよ。で、そっちは帽子屋の家になってる。店と家がつながってるみたい」
【ヴェルナー】 「店長の家?」
【アンリ】 「家の前に店の方を先に調べておこう(コロコロ)13とか言いながら調べる」
【GM】 「帽子がいっぱいあるだけで特に怪しいものはない」
【アンリ】 「それならもう家に行っちゃおう」
【GM】 「家に行った? 中に入ったらわかるけど、何かくさい」
【ヴェルナー】 「くさいの?」
【シュトルム】 「どんな臭い?」
【GM】 「弱い腐敗臭がする」
【ヴェルナー】 「腐敗臭?」
【シュトルム】 「あ! 店長の死体だ!」
【ムーン】 「あ、そっか。店長、偽物と入れ替わってる可能性があったんだ!」
【ヴェルナー】 「きっと死体だよ。すごくそんな気がしてきた」
【アンリ】 「ありえるなぁ。調べた方がいいかな、これは」
【ムーン】 「いいに決まってるよ」
【アンリ】 「新入り君は分かんなかったのかな」
【ムーン】 「鼻が詰まってたんだ(笑)」
【GM】 「違う。新入りはまだ家に入れてもらえないの(笑)」
【アンリ】 「じゃあ、家を探索(コロコロ)低いなぁ、14」
【GM】 「それなら分かるよ。台所の隅に下水に続くマンホール(?)が見つかる」
【アンリ】 「家の中にマンホール?」
【GM】 「…ごめん、普通ないな(笑)。ま、いいや」
【シュトルム】 「はやく下りてみよう」
【GM】 「下水に入ると上流と下流に分かれてる」
【アンリ】 「臭いがするのはどっち?」
【GM】 「上流」
【シュトルム】 「もちろんそっちに行く」
【GM】 「しばらく行くと右と左に分かれてる」
【ムーン】 「ところでその腐敗臭っていうのは明らかに下水の臭いとは違うものなの?」
【GM】 「うん。っていうかここの下水は整備されていて臭いはほとんどない」
【ヴェルナー】 「ふぅん。きれいなんだ。じゃあ、右と左のどっちから臭うかも分かる?」
【GM】 「右の方からするよ」
【ムーン】 「ちょっと待って。そんな臭いの方向って普通分かるもんなの?」
【GM】 「でも、焼き肉の臭いとかってどっちからか分かるじゃん(笑)」
【ヴェルナー】 「あ! わかるわかる!(笑)」
【シュトルム】 「焼き肉と死体、一緒かよ(笑)
【ヴェルナー】 「だけどきっとすごい臭いがするんだよな」
【アンリ】 「うん。すごそう。じゃあ右に行くよ」
【GM】 「右に行ったらすぐにまた直角に曲がってる。それでその向こうが少し幅が広くなってる」
【アンリ】 「何かない?(コロコロ)16だけど」
【GM】 「そこは少し広いから下水が流れてないところもあるんだけど、食事っていうか休憩したあとがある」
【アンリ】 「休憩したあと?」
【ムーン】 「…駆け出しパーティーかもしれない」
【ヴェルナー】 「あ! 下水のねずみ退治…下水」
【GM】 「こんなとこで飯食うなって感じやな(笑)」
【ヴェルナー】 「ねずみが集まってくるよ。あ、寄せてたのかも(笑)」
【シュトルム】 「どのくらい時間がたってるか調べられない?」
【GM】 「レンジャーでできたはず」
【ムーン】 「(コロコロ)ガープスだったらクリティカル(爆笑)。10点儲けた(笑)」
【アンリ】 「(コロコロ)14」
【GM】 「3日前くらいかな」
【ムーン】 「時期的にもちょうど合うなぁ。1日たってるから4日前だよね、駆け出しが出発したの」
【シュトルム】 「駆け出しがすごく危ないことやってないといいけど」
【ヴェルナー】 「でも巻き込まれてるかもしれないよ」
【シュトルム】 「巻き込まれてるならまだいいけどな」
【GM】 「い、いいの?」
【ムーン】 「駆け出しが実はラスボスとか(笑)」
【シュトルム】 「こわいこわい(笑)」
【GM】 「それで、しばらく行くとまた曲がってる。道はまた細くなってる」
【ムーン】 「まだくさいの?」
【GM】 「うん。どんどんくさくなっていく。そしてそこになんかぐわーって感じのやつが3体」
【シュトルム】 「ぐわーって何や(笑)」
【アンリ】 「水死体?」
【GM】 「違うよ。動いてる」
【シュトルム】 「ゾンビ?」
【GM】 「知りたかったら知名度振って」
【ヴェルナー】 「それってセージだよな。セージだったらサウスがレベル高いぞ」
【ムーン】 「(コロコロ)3が出た(笑)」
【GM】 「じゃあ知らねぇな(笑)」
【ヴェルナー(サウス)】 「行くぞー! 頑張れサウス。(コロコロ)うわぁ(笑)」(←出目が3)
【シュトルム】 「弱肉強食野郎、役に立たねぇな(笑)」
【ヴェルナー】 「じゃあ僕がやる。(コロコロ)13」
【GM】 「ゾンビだよ」
【ムーン】 「そんなの見たら分かるのに(笑)」
【GM】 「でも君は分からなかった(笑)」
【ムーン】 「あーん(笑)」
【シュトルム】 「GM。そのゾンビ、顔に見覚えある?」
【GM】 「…あるねぇ」
【ヴェルナー】 「あるの?」
【ムーン】 「誰だろう」
【GM】 「(俺って外道だな)…駆け出しパーティーの3人」
【ヴェルナー】 「うそーーーーーーー(絶叫)」
【GM】 「そのうち一人は羽根が生えている」
【アンリ】 「いやーーー(泣)」
【シュトルム】 「ちょっと待ってよーーー(泣)」
【ムーン】 「(冷静に)3人ってことはあと残り3人は?」
【シュトルム】 「ショックだ…」
【GM】 「あとの人? それはよく見たらゾンビの後方に二人転がってる。生死は分からない」
【アンリ】 「ゾンビに喰われたのかな」
【ムーン】 「ひー。ゾンビってさぁ、確か魔法かけて作るんだよねぇ」
【アンリ】 「ゾンビに喰われてもなるんだっけ?」
【GM】 「それはバイオハザードか?(笑)」
【ムーン】 「あれはウイルスだよ(笑)」
【シュトルム】 「センスオーラしてみていい?」
【GM】 「ゾンビは黄色く光る」
【シュトルム】 「あとの2人は?」
【GM】 「1人は生きてる」
【シュトルム】 「よっしゃ!」
【アンリ】 「もう1人は黄色いの?」
【GM】 「黄色くはないけど生きてる感じもしない」
ここでさっきから頻繁に振っていたサイコロの正体をばらします。あれは2人の生死判定の成功ロールでした。2人は気絶している状態で、PCが国王から依頼を受けるまでは生きていることに決めていました。それから、夜が明ける時に一回、以降PCが場所移動するごとに一回振っていたわけです。(一時間に一回とルールに書いてあるけどこれでだいたい一時間間隔くらいになってると思う…)ちなみに片方は例の1ゾロで…。
【アンリ】 「ねぇ、殺さなきゃだめなの?」
【GM】 「ゾンビは襲いかかってくるけどね」
【シュトルム】 「しかたないな。1人生きてるみたいだし。土に返してやろう」
戦闘です。まずアンリが一撃で一体を沈め、シュトルムとムーンで一体。そして残った一体もヴェルナーのターンアンデッドで凍りついてしまいました。
そりゃあ1レベルモンスターだもんな。
【アンリ】 「終わった」
【ムーン】 「楽勝。でもねずみ退治で死ぬなんて可哀想に」
【アンリ】 「きっと見ちゃったんだと思うな」
【ムーン】 「でもだからってわざわざゾンビにしなくてもいいのに」
【アンリ】 「だからその秘密を守るために都合いいからゾンビにして守らせてるのかも」
【GM】 「(ちがうよー)」
【ムーン】 「そうかなぁ。ゾンビにしたらかえって背後に強力なダークプリーストがいるってばれるのに」
【アンリ】 「敵、馬鹿だったんじゃない?」
【ヴェルナー】 「ところで今やっつけたのって3人とも人間?」
【GM】 「ホークマンに人間の少年、人間の眼鏡かけた少女」
【ヴェルナー】 「何かちょっと嫌だな、そういうの聞くと」
【シュトルム】 「なんか寂しいな、すごく」
【アンリ】 「羽根くんーーーーー(泣)」
【ヴェルナー】 「え? でも待ってよ。ゾンビ3匹で後ろに2人倒れてるんだったら1人足りなくない?」
【シュトルム】 「いなくなってるな。あー、でもすごくショッキングや。まさかこんなことになってるなんて」
【アンリ】 「後味悪いよう」
【ヴェルナー】 「それで生きてるのは誰?」
【GM】 「ハーフエルフの女の子。隣のエルフの少年は遅かったみたい」
【シュトルム】 「ストロベリーが生きてるんだな?グレープはだめだったのか…」
【GM】 「死んでそんなに時間はたってないみたいだけどね。まだ体温は感じる」
【アンリ】 「グレープ…(泣)」
【ムーン】 「ゾンビにはされてないのね?」
【GM】 「それは大丈夫」
【ムーン】 「じゃあその3人が先に殺されてゾンビにされて、2人は逃げようとしてゾンビに殺された?」
【GM】 「(ちがうよー)」
【ムーン】 「陰険ですな」
【アンリ】 「後味悪いー」
【シュトルム】 「ストロベリーを回復してやってくれ」
【ヴェルナー】 「分かったよ。(コロコロ)8点治った」
【GM】 「じゃあ目を覚ました。『ここは…?』」
【アンリ】 「『ストロベリーちゃん、何を見たのか教えてくれる?』」
【GM】 「『エルフと、もう一人男の人が死体を運んでたの』」
【アンリ】 「『死体?』」
【GM】 「『見ちゃったのよう! 見ちゃいけなかったみたいで襲って来たの! あたし、途中で意識がなくなったんだけど、うっすら聞こえたの。あいつらが、あたしたちの仕業にしようとか言って、何か呪文となえてた』」
【ムーン】 「あ! 帽子屋がゾンビにやられたように見せようっていうの?」
【GM】 「ストロベリーはグレープの死体を見つけて駆け寄る。『どうしてよぅ! ひどい…!』」
【シュトルム】 「……そうか……」
【ムーン】 「『エルフって茶色の髪だった?』」
【GM】 「『そこまで見てない。暗かったし…』」
【シュトルム】 「『じゃあその死体はどんな人?』」
【GM】 「『そこまで見てないよ…』」
【アンリ】 「そうだろうなぁ」
【シュトルム】 「じゃあ何も覚えてないんだ。ただ、何かを見て…」
【ヴェルナー】 「気絶してたらクリエイトゾンビってかからなかったっけ?」
【GM】 「対象は死体だけだよ」
【アンリ】 「エルフは2人がまだ死んでないことに気付かなかったのか」
【シュトルム】 「もうひとつ聞いていい?『6人パーティーのはずなのに一人足りないんだけどどうしたの?』」
【GM】 「『え? あれ? オレンジ、どうしたんだろう』ってそこまで言ってから3人がゾンビになってることに気付いて失神しちゃう」
【アンリ】 「可哀想に。外に連れて行ってあげよう」
【ムーン】 「死体はどうする?」
【シュトルム】 「その前に、エルフが『こいつらの仕業に』って言ってるならこの先に帽子屋の死体がある筈」
【アンリ】 「先に進んでみる?」
【GM】 「そうしたらまたすぐ右に曲がってて…ビンゴだね。帽子屋の店長と弟子らしき死体があるよ」
【シュトルム】 「そうか…ふっ(泣)」
【ムーン】 「じゃあ城に出かけて行った2人は両方とも偽物ってことだね?」
そうです。2人を殺害したエルフとその部下(ソーサラー兼ダークブリースト)はここに死体を隠し、部下が店長に変身、エルフは新入りの前では先輩の弟子に変身していましたが街に出てから変身を解き(あとでダークネスとテレポートを使うため)そのまま城に向かいました。だから、服屋の連れて行った弟子は人間の男とハーフエルフになります。ややこしい…。
ちなみに帽子屋を襲った理由は町外れで人目につきそうにないことと弟子の少なさです。
【シュトルム】 「これではっきりした。やつらが絶対犯人だ。追いかけよう」
【ムーン】 「その死体から帽子屋の生前の顔、わかる? それとそっくりに変身してると思うんだけど」
【ヴェルナー】 「でももうとっくに変身解いてると思うよ?」
【GM】 「ま、一応教えとくけど、店長の方がちょっとやせた頬骨の出たおじさん、弟子の方は普通の青年」
【ムーン】 「エルフ、今どこにいるんだろう」
【ヴェルナー】 「全然手がかりないよ。わかんない」
【アンリ】 「外に出るの? あたし、ストロベリーちゃんおんぶして行くね」
【GM】 「ほかの死体はどうするの?」
【ムーン】 「ゾンビの死体もあるんだっけ」
【アンリ】 「神殿に連れて行って葬ってもらおうよ」
【ムーン】 「死体ってそんなに多く運べないよね?」
【ヴェルナー】 「うん。きっと結構重いよ」
【シュトルム】 「一人一体ずつくらい? で、重いのはサウスに運ばせよう(笑)」
【GM】 「NPCってかわいそ(笑)」
【ムーン】 「ところでさっきの新入り、まだ寝てるの?」
【GM】 「そろそろ起きててもいいと思うけど(コロコロ)寝てる(笑)」
【ムーン】 「そいつを叩き起こしてストロベリーをちゃんとしろって言う」
【GM】 「へ? ちゃんとしろ?」
【シュトルム】 「『この子を介抱してやってくれ』」
【GM】 「……マジ?」
【アンリ】 「ちゃんとあたしたちが連れて行った方がいいと思うんだけど…」
【ムーン】 「でも新入り、別に悪い人じゃないでしょ?」
【GM】 「そうだけど…普通そういうことするか? まぁいいや。『あのー、僕、店番してるんですけど…』」
【ムーン】 「『それどころじゃないの』」
【GM】 「『うちだってそれどころじゃありませんよ! どうすりゃいいんですか、いったい誰なんです、この子!』」
【ムーン】 「わー(笑)」
【GM】 「『店長はやく帰って来て下さいよー! 僕、何が何だか分かりませんー!』」