≪REV / EXIT / FWD≫

§終わらない歌を君に§

オープニングフェイズ

著:笹本ユーリ  イラスト:アヒル

プリプレイ

【GM】 簡単に自己紹介よろしく〜。
【プレイヤー1】 名前は大和靖国(笑)。14歳、男。
記憶喪失で、12歳からの一年間、記憶がありません。そのせいで中学受験に失敗しました。
【GM】 いきなり切ないな(笑)。
【大和】 以上です。
【プレイヤー2】 早!(笑)
じゃあ、俺は六翔舞。39歳、男。クラスは機械化兵。楽な商売がしたいなあと思って機械化兵になって、何もせずにタダ飯を食らっていたら、戦争が始まって焦っています。以上!
【GM】 なんかロクな奴いねぇな(笑)。
【大和】 湾岸に飛ばされた自衛隊みたいやな。
【六】 そんな感じかも(笑)。
【GM】 じゃあ今回予告行くぜ。

「青い空。
昨日と変わらない空。
だが、見慣れた日常は、その日、目の前で崩れ去り。
風に乗って流れてきたのは、戦場のにおいと終わらない悲しみの世界だった。

断ち切られた昨日。
見えない明日。
それは友情さえも引き裂いて。
静かな月の下、飛べない少女が翼を広げる。

天使大戦エンゼルギア
『終わらない歌を君に』
それは、哀しい天使への鎮魂歌―――」

【大和】 ちょっと気分盛り上がってきた(笑)。
【六】 引き裂かれた友情、って何なん?
【GM】 何でしょうなぁ。
【大和】 伏線ちゃうん? ああ、こんなふざけた設定やめればよかった(笑)。

オープニング 01 刀@壊れる日常___大和

【GM】 じゃあハンドアウト渡します。

コネクション:大塚レオナ  関係:友人
遠い街にミサイルが落ちて、戦争が始まった。だが、戦場から遠く離れたキミの街では、いつもと変わらない日常が繰り返されている。
キミは今日も教室で友人たちと他愛の無い話題で盛り上がっている。
ふと、視線を感じて振り返ると、目が合ったクラスメイトの少女が微笑んだ。
彼女の名は大塚レオナ。キミとは、席が隣だ。

【大和】 よし!
【六】 ええのう、恋愛フラグが(笑)。
【GM】 どうなるかは大和しだいやけどな。
【大和】 っていうか、どうして苗字で呼ぶの? 名前で呼んでよ。
【GM】 嫌じゃ。呼んで欲しかったら呼べるような名前付けやがれ(笑)。
【六】 もっともですな(笑)。
【大和】 「どうしてみんな僕の事、名前で呼んでくれないんだろう…」
【六】 (無責任に)レオナは呼んでくれてるんちゃう?
【大和】 あ、それいいな。彼女だけ呼んでくれてる事にしよう。
【GM】 まあ、善処します(笑)。で、キミがいるのは戦争と無縁な地方の中学校なわけですよ。そして教室で中学生らしい話題に花を咲かせています。
ちなみにレオナはハーフやねん。
【大和】 統一帝国とのハーフ?
【GM】 それは分からない。けど、白人とのハーフなのは確か。
【六】 合衆国人ちゃうん?
【GM】 さあ? それで、大和の要る地方は田舎でハーフとか珍しいので、みんなちょっと敬遠して遠巻きに接してる感じやねん。
【六】 大和が一番冷たく当りそうやけどな(笑)。
【GM】 ところが何故か大和とは仲がいいねん。という設定でよろしく。
【大和】 レオナって美人?
【GM】 決めてないけど、美人がいい?
【大和】 もちろんじゃないですか(笑)。
【GM】 じゃあそういうことで、放課後ね。目が合ったらレオナが手招きしてる。
【大和】 じゃあひょこひょこ行く。「何?」
【GM】 クラスメイトたちは「何だよ、またあいつの所行くのかよ」とか言ってる。
【大和】 レオナってみんなから敬遠されてるんやっけ。じゃあ一応まわりの目を意識して「かったるいなぁ」って態度で行く。
【六】 煮えきらん奴やな(笑)。
【大和】 いや、この年頃だと女といちゃいちゃすると「ヒューヒュー」って言われて、「そんなんじゃねえよ」って感じになるやん(笑)。
【GM】 ああ、そういうのありそうやな。レオナは「これから帰るんだけど、一緒に帰らない?」って言うよ。
【大和】 「いいよ」
【六】 「ヒューヒュー!」(笑)
【大和】 みんなの目がある間は「え〜? 気が進まないなぁ」って態度を取るけど、教室から出ると仲良くする(笑)。
【GM】 ええなぁ(笑)。帰りながらレオナは自分の将来の夢について話し始める。
「私、歌手になりたいんだ」
【大和】 おお〜。歌上手いの?
【GM】 音楽の授業で彼女の歌は何度か聞いてるけど、下手ではない。かと言ってめちゃくちゃ上手いわけでもないけど。中の上くらい?
【大和】 「そうか。でもまぁ、歌の上手い下手なんて関係ないからな」
【六】 キツいこと言うなぁ(笑)。
【GM】 でもレオナは聞いてない。こんな話できるのは大和だけだから、嬉しくて仕方ないみたいやで。
【大和】 そうか。じゃあ「がんばれよ」って言っておくわ。
【GM】 と言う感じで下校するんやけど、翌日登校すると教室にレオナの姿はありません。
【大和】 どうしたん?
【GM】 この間健康診断があってんけど、その健康診断の結果、レオナはギアドライバーへの適性が認められて戦場に行ってしまった、と担任が説明する。
【大和】 ええっ。
【GM】 クラスメイトは、もともと気にしてなかった奴がいなくなっただけなので特に騒いだりはしてない。
【大和】 「何で俺に言わないで行ってしまったんだよ…」
【GM】 で、その日から2週間がたちました。
【大和】 早!(笑)
【GM】 帰り道、一人で帰ってる大和の前に黒塗りの車が止まる。
【大和】 轢かれる!?
【GM】 轢くか! 止まったって言ったじゃん(笑)。
【大和】 車種は?
【GM】 車種は……高そう(車の事なんて知らない)。
【大和】 10円傷つけてやろうか(笑)。
【GM】 そんな事思ってたら、車のドアが開いてサングラスを下スーツの男が降りてくる。
「キミが大和くんだね?」
【大和】 「何ですか、あなたたちは?」
【GM】 「健康診断の結果、キミにギアドライバーへの適性が認められた。学校と家族にはすでに通達してある。今から瑞穂基地へ向かうんだ」
【大和】 両親は承諾したのか。「俺を売ったな!」(笑)
【GM】 相手は軍ですから(笑)。
【大和】 ちなみに、嫌だって言ったらどうなる?
【GM】 言ってみるか?
【大和】 どうなる?
【GM】 (銃を構えるしぐさ)パーン!!
【六】 主人公が死んだー!!!(爆笑)
【GM】 まぁ、そこまではしないと思うけどな(笑)。
【大和】 「ひとつ聞いていい? 大塚レオナって子はどうなった?」
【GM】 「……彼女なら2週間前に瑞穂基地に向かったよ」
【大和】 「じゃあ行く(即答)」
【六】 早いわ!!(爆笑)
【大和】 「先にそれを言えよ。早く基地に連れて行けよ」
【GM】 普通そんな事言わへんわ!(笑)
【六】 っていうか、急に態度変わったな(笑)。
【GM】 ではそんな感じでシーン切ります。

オープニング 02 刀@鋼鉄の翼___六

コネクション:ヴィヴリオ  関係:上官
昨日と変わらぬ今日。今日と変わらぬ明日。未来も見えないこの空の下、キミは今日も戦闘機に乗り天使兵と戦う。
それが自分の存在理由だと信じて。

【GM】 …ってハンドアウトに書いちゃってんけど、六さん、あんたタダ飯食らってるだけなのかよ(笑)。
【六】 あはははは(爆笑)。
【大和】 心の奥ではきっとそう思ってるんだよ。
【六】 じゃあそういうことにしておこう(笑)。
【GM】 そんなある日、基地に帰還したキミは、第13独立部隊指揮官ヴィヴリオに出頭を命じられた。
【六】 ヴィヴリオって美人やったよな(ルールブックを見てる)。やりい(笑)。
【GM】 ところで六さん、貴方の階級は何? 
【大和】 三等兵(笑)。
【六】 それくらいでいいよ、マジで働いてないから(笑)。
【大和】 でも一応パイロットなんやろ? 尉官くらい取ってないと不自然じゃない?
【六】 だけどあんまり偉いのはこいつのキャラっぽくないからな(笑)。
【GM】 じゃあ軍曹あたりで。
【六】 オッケー。で、戦いが終わって基地に帰還したんやっけ?
「最近毎日戦いかよ。だるいな」(笑)
【GM】 とか言いながら戦闘機を降りると、そこに兵士が走り寄ってきます。
「六軍曹! ヴィヴリオ大佐がお呼びです」
【六】 「(不自然にさわやかな声で)わかった、行くぜ!」(一同笑)
【大和】 何だよ、今の声は。
【六】 ちょっとドキドキしてんねん(笑)。美人には弱い。
【大和】 最悪な軍人やな(笑)。
【六】 ワクワクしながら行く。タンクトップ着替えながら行く。今着てたやつ汗臭いから(一同爆笑)。
【GM】 もうどこから突っ込んでいいか分からんわ!!(笑) で、中に入ると呆れた顔のヴィヴリオが待ち構えてるわけやけども。
【六】 呆れてるんや。
【GM】 他にどうしろと言うねん(笑)。
【六】 「お呼びでしょうか、大佐」
【GM】 「ああ。お前、暇か?」
【六】 「暇です! 今夜の予定は空いています!」
【GM】 そんな事は聞いてねえよ?!(笑)
「毎日空を飛ぶのにも飽きてきたところだろう? ちょっとした面倒を頼みたいのだが」
【六】 「もちろん構いませんよ」
【GM】 まぁ、ぶっちゃけるとこの基地、人手不足やねんよ。なので、「今度やってくるギアドライバーの訓練教官がいないんだ。だからお前が頼まれてくれないか?」
【六】 「もちろんです! ところで今夜、空いてますよ?」
【GM】 「残念だな、私は空いてないのだよ」(笑)
【大和】 積極的やな(笑)。
【GM】 「今、部下がその少年を迎えに行っているはずだ。最寄の輸送基地まで連れて来る手筈になっているから、お前は輸送機でそこまで迎えに行ってやってくれ」
【六】 「もちろんでございます」
【大和】 ございます?(笑)
【GM】 「それから、その少年と組む予定のナビゲーターも同行させてやってくれないか?」
【六】 神風吹雪やっけ?
【GM】 そう。ていうか、すげぇ名前やな(笑)。

 ちなみにナビゲーターは大和のPLが作りました(笑)。

【六】 「構いませんよ」 ちなみにどんな子?
【GM】 じゃあ、部屋に吹雪が入ってくる。ショートカットの少女。
【大和】 ちなみに超美少女だから。
【六】 よし!(嬉しそう)
【GM】 吹雪は「よろしくお願いいたします、軍曹」って言って、頭を下げる。
【六】 「かわいいねぇ、よろしく☆ 吹雪ちゃんって呼んでいいのかな?」
【GM】 何だ、この色ボケ軍曹は(笑)。

エモーション

ここでPC間ダーザインを習得します。

【六】 大和に対して「ムッツリスケベ」を結ぶ。
【GM】 そんな感情ねえよ!!!(爆笑) 感情表から選べって!(笑)

ちなみに習得したのは、大和が「六からの大嫌い」、六が「大和からの友情」でした。

【六】 大和が吹雪ちゃんと組むと思うと腹が立つねん(笑)。
【大和】 嫉妬かよ、おっさん!(笑)

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©2006 Yu-ri Sasamoto
Illustration ©2006 Ahiru
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